タンパク質の消化のしくみ。消化酵素や消化吸収の知識を身に付けよう

タンパク質の消化のしくみ。消化酵素や消化吸収の知識を身に付けよう

LIFE STYLE 2018.10.02

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体に不可欠な栄養素であるタンパク質

体の多くの部分を維持するのに必要であり、よい働きをもたらす栄養素のタンパク質。健康面に気を遣う方や、肉体改造のために鍛えている方は、タンパク質補給をしているという方も多いでしょう。

しかし、タンパク質の消化のしくみまでは、知らないという方も多いはずではないでしょうか。タンパク質は、体内でどのように消化されていくのか、消化酵素や消化吸収のしくみを詳しく知り、タンパク質の知識を身に付けましょう。

タンパク質の主要な消化の段階

まずは、タンパク質の消化の段階から見ていきましょう。タンパク質は、どのように消化されていくのでしょうか。

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胃の中での段階

タンパク質は、胃酸によって三次構造というのが壊されることでプロテアーゼが作用されやすくなります。その次に胃のペプシンによってポリペプチドにまで分解されていきます。これらが、タンパク質の胃の中での段階となります。

十二指腸での消化段階

胃の中での段階を抜けると、次は十二指腸です。タンパク質の消化のときには、エンドペプチダーゼとエキソペプチダーゼの2種類があります。このエンドペプチダーゼは、ペプチド鎖の中に存在するペプチド結合の加水分解が行われます。

そんなエンドペプチダーゼなどによって、十二指腸でタンパク質はさらに消化されていきます。

小腸での消化段階

十二指腸で消化された後は、タンパク質3分の2くらいが2〜6個のアミノ酸をもつペプチドになります。残りの分は遊離アミノ酸となっています。そして消化を終えたタンパク質は、ペプチダーゼ類などによって小腸内で消化吸収されていきます。

体内でリサイクルされるタンパク質

タンパク質は小腸で消化吸収をされたのち、血液中から肝臓へと送られ、そこで再び合成されるといわれています。肝臓では、約2000種類の酵素が一瞬に500種類ものの化学反応を起こします。

そうして、肝細胞1個につき1分という時間の間に60〜100万個のタンパク質が生産されているのです。また、体内では1日に300g程度のタンパク質が毎日リサイクルされているともいわれています。

タンパク質の主要な消化酵素

タンパク質の消化は、胃や十二指腸を経て小腸で消化吸収されます。続いては、タンパク質の主要な消化酵素について見ていきましょう。

タンパク質をアミノ酸に分解するプロテアーゼ

大豆製品や肉や魚などから摂取することのできるタンパク質ですが、摂取したからといってそのままタンパク質を使えるということではありません。アミノ酸にまで分解しないと体内には消化吸収されません。

タンパク質をアミノ酸に分解してくれるのがプロテアーゼです。タンパク質は20種類以上のアミノ酸が結合していますが、タンパク質を分解してくれる酵素のことを総称してプロテアーゼと呼ばれています。

膵臓から分泌される消化酵素

膵臓からは、膵液というのを分泌します。この膵液にはタンパク質を分解するというトリプシンのような消化酵素が含まれており、さらには脂肪を分解するリパーゼなどの消化酵素、核酸という分解酵素も含まれています。

膵臓の役割としては、食べたものを消化して、ホルモンによって糖をエネルギーに変えていくという2つの働きを調整する役割があります。この膵臓の機能が正常に動かないと、栄養がうまく供給されないため、エネルギーが作られなくなってしまいます。

タンパク質を消化するまでにかかる時間

続いては、タンパク質を消化していくのにかかる時間について見ていきましょう。いろいろなものを消化していくのに時間は要しますが、タンパク質はどのくらいかかるのでしょうか。

肉や魚の消化時間

タンパク質が多く含まれる肉や魚の消化には、大体3〜4時間はかかるとされています。タンパク質の食品の中では、比較的消化が早いのが卵の白身や脂質の少ない白身魚です。

白身魚は、例えばタラやヒラメが代表的で消化時間が早いです。卵も半熟の方が早いといわれており、生卵と半熟では1時間ほどの差があるとされています。

牛乳由来のタンパク質の消化時間

タンパク質を手軽に摂取できるプロテインですが、プロテインの種類の中でのホエイプロテインは、牛乳由来のものです。そんなホエイプロテインの消化時間は、約2時間といわれています。

一方、牛乳から脂肪とホエイを取り除いたカゼインプロテインは、7〜8時間ほどかけてから消化吸収されていきます。

植物由来のタンパク質の消化時間

大豆を原料としているソイプロテインは、カゼインプロテインのように時間をかけて体内に消化吸収されていきます。カゼインプロテインほどではありませんが、大体5〜6時間は消化吸収にかかるといわれています。

タンパク質の消化を助ける方法

3〜4時間程度の時間が消化吸収にかかるとされているタンパク質。そんなタンパク質の消化を助けるという方法を見ていきましょう。
タンパク質の消化をよりよくするために効果的な方法で、消化吸収させていきましょう。

タンパク質の消化酵素サプリを飲む

酵素というのは食事から摂取できますが、それだけでは十分に間に合わないこともあります。そんなときにおすすめなのが、消化酵素サプリです。

タンパク質の消化酵素であるプロテアーゼが含まれているサプリとなっており、また、酵素は熱にとても弱い性質なので、消化酵素サプリを選ぶ際は非加熱製造されているのを選ぶとよいでしょう。

胃酸不足に効果が期待されるサプリを飲む

栄養をしっかり吸収するには、胃酸がとても重要です。胃酸がもし不足してしまうと、さまざまな栄養素の吸収が弱くなってしまうのです。

そんな胃酸不足の効果として期待できるのが、塩酸ベタインというサプリとなります。そのサプリを飲むことで、タンパク質の消化改善に期待することができるでしょう。

タンパク質の消化には胃腸の働きが深く関わっている

牛乳や肉、魚などの多くの食材に含まれているというタンパク質。人間の体に必要不可欠な栄養素の1つですが、そんなタンパク質の消化吸収には、胃腸の働きが深く関係しています。

胃腸の機能がしっかり備わっていないと、タンパク質もきちんと体内に消化吸収されていきません。
タンパク質をよりよく消化吸収させていくためには、胃腸の働きを正常にさせるのはもちろんのこと、消化吸収を助けるというサプリメントの活用をおすすめします。

また、サプリメントを活用していくためにも、タンパク質の消化時間である3〜4時間というのを意識しながら活用していき、常日頃からタンパク質をよりよく消化吸収させるために賢くタンパク質を摂取していくようにしましょう。

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