クロスバイクのペダルを交換する方法。必要な工具と分解手順

クロスバイクのペダルを交換する方法。必要な工具と分解手順

CYCLING 2018.09.09

Share :

ペダルのカスタマイズに挑戦

クロスバイクを快適に使うために、泥除けフェンダーやスタンド、ライト、カゴなどは必要に応じてカスタムを済ませたという人が多いと思います。しかし趣味のクロスバイクも初心者の域を脱してくると、性能面でのカスタマイズや、見た目の差別化に挑戦したくなるものです。
クロスバイクでカスタマイズできるパーツは多いですが、まずはペダル交換がおすすめ。

初心者向けカスタマイズとあなどってはいけません。高級スポーツバイクにはペダルが標準装備されていないことを考えれば、ペダル選択の重要性がわかるでしょう。

少々機械関係が苦手な人でも、大切なポイントをしっかりと抑えてさえおけば問題ありません。簡単な割に性能や見た目の変化、自己満足の度合いが高く期待できるペダル交換にチャレンジしてみましょう。
クロスバイク

人材紹介・転職なら「マイナビエージェント」転職・求職者募集プログラム

クロスバイクにおすすめのペダルの種類

クロスバイクに取り付けられるペダルは大きく分けて2種類。

ノーマルペダル(フラットペダル)

一般的なペダルがこちらです。現在使用中のクロスバイクもこのタイプかと思います。靴を選ばないので気軽に乗れますが、走行面での機能性は後述のビンディングペダルより劣ります。

ただし形状や材質、スパイクピンの採用などで、通常の靴でもしっかりと食いつき、走行性能を向上できるものも多く、ペダルの選択によっては必要十分な機能性を確保することは可能です。街乗り、通勤利用が大半の場合はこちらが最適です。

ビンディングペダル

専用のビンディングシューズがペダルに固定されるため、踏み込む力と引き戻す力の両方でペダルを回すことができます。ペダリングが安定することで速度維持が期待でき、脚が疲れにくくなるメリットがあります。長距離高速走行には断然こちらが有利です。

しかしビンディングシューズは固定用の金具が靴裏に取り付けられているため普通には歩けず、通勤には不向きです。またストップ・アンド・ゴーの多い街乗りでは、ペダルへの着脱が煩雑になり、脚がペダルに固定されたまま立ちごけする危険性もあります。
ペダル交換は簡単と言っても、出かける前にちょっと交換というわけにもいきません。自分の用途を見極めて正しいペダル選びをしましょう。
クロスバイク

ペダルの外し方と交換方法

具体的なペダルの交換方法についてお話していきます。決して難しい工程ではありませんが、ペダルは乗り心地や安全性に直結するパーツです。しっかりと基本を確認しましょう。

外し方が分からず困る人が多い

ペダルを交換したりメンテナンスを行うためには、まずペダルを外さなければ始まりません。自転車の基礎中の基礎ですが、外し方が分からずに停止してしまう人が多いようです。

ペダルとクランクをつなぐシャフトの根本にある固定ネジを外せば簡単にはずせますので、初心者の方でも大丈夫。ただし、ペダルのネジは漕ぐことで締まりが増すようになっているため、非常に固いです。作業用の手袋を付けるなど、安全には十分気をつけて作業を開始しましょう。

必要な工具を揃える

必要なのは、ペダルを固定している15mmのネジがはずせる道具。自宅にある工具セットの中に15mmのスパナがあれば使えますが、一般的なセットには入っていないことが多いようです。無ければ購入となりますが、実は100円ショップで購入できるスパナでも実用上は問題ありません。
毎日外すわけではありませんし、強度が問題になることも少ないでしょう。趣味で自転車を楽しんでいる方のブログなどを見ても、100均工具で十分という人も実際多いようです。

しかし男の趣味としてこれから自転車を極めて行きたいのであれば、専用のペダルレンチの一本くらいは揃えておきたいところです。安いものなら1,000円前後で購入できますので新しいペダルと一緒に準備しましょう。

ペダルを外す

道具が揃ったら、さっそくペダルを外します。その際、左右のペダルは回す向きが異なりますので、ご注意を。右ペダルは通常ネジですので反時計回りでゆるみますが、左ペダルは逆ネジのため時計回りでゆるみます。つまり左右ともに自転車の後方に向かって回すことで、ネジがゆるむようになっています。

これは、左ペダルを逆ネジにしないと、漕いでいるうちに少しずつ緩んでしまうため。逆に言えば漕ぐことで、固定ネジが締め増しされる構造になっています。そのためペダルの外れが防止される反面、いざ外すときには固くて苦労する原因ともなります。手の力だけでなく、体重をかけてレンチを回しましょう。あまりにも固すぎる場合は潤滑剤を使ってみるのもよいでしょう。

新しいペダルを取り付ける

いよいよ新しいペダルの取り付けです。ペダルは左右の別があります。メーカーによって場所は異なりますが、それぞれにLとRのマークが記載されているのでこれを目印に付けましょう。

またペダルの取付前には、グリスアップをしっかり行いましょう。クランクにねじこむペダルシャフトのネジ山にグリスを塗ります。ネジ山のカジリや、水などの侵入を防いで防錆の効果や固着しづらくするためです。
ネジ締め時には斜めに固定されないよう、回せるところまでは手で回しましょう。最後は取り外した時と同じペダルレンチを使用して締め付ければペダルの交換作業は完了です。

作業のコツは取り付け時

ペダルの取付時は、左右とも自転車の進行方向に向かってネジを回すことになります。この際のコツとしては、取り付けるクランクを前側にセットしてから始めること。力が強くかけられ、ペダルを締め付けやすくなります。

締め付ける際には、タイヤが動き出さないようにブレーキをかけながら、またはリヤタイヤをしっかりと抑えて。どうしても締め付けできない場合、まれにクランクのネジ穴に細かな金属片が入ってしまっていることもあります。一度外して点検してみましょう。ペダル取付はシンプルな作業ですが、安全に直結します。十分気をつけて下さい。

怪我をしないよう注意

取り外しの際、非常に固く固定されたペダルですが、ある一点からは一気に緩み、手応えがなくなった瞬間勢いでギヤが手に刺さるといった事故が起こる可能性があります。始める前に当たりそうな場所には布を被せて事故防止を図りましょう。

作業用の手袋も忘れずに。100均などでも丈夫な手袋が手に入ります。繰り返しですがペダルは本当に固定されています。外すためには体重をかける必要がありますが、その際の体勢には十分注意して下さい。突然ネジが緩んで体勢を崩し、あらぬ転倒をおこす危険性があります。くれぐれも怪我だけはしないように、安全にペダル交換を行いましょう。
クロスバイク

ペダルのメンテナンスについて

クロスバイクのメンテナンスというと、タイヤの空気圧チェック、チェーン周りの掃除と注油などが一般的ですが、それほどの頻度ではないもののペダルも定期的なメンテナンスが必要なパーツです。ペダルのメンテナンスについて見てみましょう。

ペダルにもメンテナンスが必要

常に踏みつけられているペダルは劣化したり汚れたりしやすいため、メンテナンスが必要になってきます。自転車はメンテナンスを怠った状態で乗り続けると、ペダルが重く感じるようになるのですが、原因部分としては、タイヤのハブ(中心の回転部分)、チェーン、そしてペダルが考えられます。

自転車を停めた状態でペダルを逆回転させた時、チェーンが滑らかに回転するのにペダルが引っかかるようなら、ペダルが原因。そうなる前に、1年に1回程度でよいのでペダルの洗浄とグリスアップを行いましょう。

ベアリングの錆を防ぐ

ペダルでメンテナンスが必要なのは、ベアリングです。ベアリングとは、ペダルの中を貫通しているシャフトがスムーズに回転出来るよう、ペダルとの隙間に入れる小さな金属球のこと。ここのグリスが減ったり汚れたりすると、最終的にベアリングが錆つき、回転に抵抗が生じるようになります。

ベアリング部分が密封されたシールドタイプはメンテナンスができないのでパーツごと交換となりますが、カップ&コーンと呼ばれるベアリングを露出できるタイプのペダルならベアリングを取り出し、ベアリングの清掃とグリスアップを行うことで錆を防ぐことが可能です。

分解してグリスアップする

ペダルを自転車から外したら、ペダルそのものを分解・洗浄していきます。

  • 1.ペダル外側のキャップ(主に樹脂製)を外す。精密ドライバーなどで簡単に取れます。
  • 2.キャップで隠されていたロックナットを外す。奥まっているためソケットレンチを使用。クランク側をペダルレンチで固定しながら外しましょう。
  • 3.ワッシャー、玉押しナットを順番に外すと、ベアリングが取り出せます。この段階でシャフトが抜けるようになるので、小さいベアリングを散乱させないようご注意を。
  • 4.バラバラになったパーツに付着した古いグリスを洗浄。油脂除去洗剤のディグリーザーを使います。
  • 5.新しいグリスを付け、ペダルを元通りに組み直せば完了です。
クロスバイク

クロスバイクのカスタムに挑戦しよう

購入した状態でクロスバイクを楽しむのが第一段階、メンテナンスを適切に行えるのが第二段階なら、第三段階としてパーツのカスタマイズ、交換に挑戦するのが男の趣味として必然的な流れ。

相棒のクロスバイクに、自分で吟味したとっておきのパーツを加えていくことで、どんどんオリジナルな「オレ専用マシン」になっていきます。工具の扱い、グリスの匂い、男の趣味はこうあらねばなりません。クロスバイクはぜひカスタムして楽しみましょう。

category

記事カテゴリー