40代におすすめする確定拠出年金とその種類について解説

40代におすすめする確定拠出年金とその種類について解説

LIFE STYLE 2019.02.20

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60歳までの長期的視点を持とう

公的年金が不安定な状態となっている現代、老後の資金について考えなければなりません。老後の資金については長期的視点をもち、なるべく早い段階から60代までに貯めていくというスケジュールを組むと安心といわれます。

確定拠出年金がおすすめの理由

確定拠出年金の条件が法改正によって変わったことで、個人型確定拠出年金を運用している肩も多くなってきています。また企業に関しても企業型確定拠出年金の運用を始めるなど、企業として従業員の老後のこと、また税金対策など考えてくれています。

しかしなぜ確定拠出年金がおすすめといわれるのか、その理由がいまいちはっきりわからないという人も少なくないようです。確定拠出年金とは何か、そのお勧めの理由を伝えます。

掛け金全額が税金の控除の対象になる

確定拠出年金の大きなメリットに節税になるという点が挙げられます。個人型も企業型も確定拠出年金に関しては全額が所得税、住民税の控除対象となります。しかしここで一つ、注意しなければならないこともあります。それは給料で受け取ると「課税対象」となってしまう事です。

確定拠出年金の大きなメリットが全額控除になるということですが、給料で受け取るとこのメリットが無くなってしまうことを理解しておきましょう。

この制度は老後の積立を目的としている制度なので、基本、60歳まで引き出すことができません。しかし老後の資金として備える事ができる魅力的な方法といえるのです。

確定拠出年金で儲けたお金も非課税

確定拠出年金は60歳にならないと引き出すことはできません。しかしその間、何度でも売買などできるので運用によって儲けを出すこともできます。この儲けについても確定拠出年金の場合、非課税なのです。

通常証券口座投資など、どの投資にも利益に関しては20%の税金がかかってきます。しかし確定拠出年金に関しては税金がかからないのです。これは運用、投資という事を考えた時非常に大きなメリットです。

売買の金額の自由度が高い

運用という面を考えるとNISAも魅力的だと感じている人が多いのですが、NISAと比較しても確定拠出年金はメリットが高いといえます。NISAでは年間売買金額に関して限度額があります。しかし確定拠出年金は運用の見直しによって額を気にすることなく運用できる、つまり自由度が高い商品といえるのです。

確定拠出年金の種類について

確定拠出年金は種類があります。個人型と企業型というもので個人型は故人が利用する金融機関、商品等を決め運用なども個人で行います。企業型は企業がルールを定めて企業がお金を出します。給与で受け取るか、運用するかについては自分で選べる場合もあります。

大きくは個人型と企業型に分類される

確定拠出年金は個人型と企業型があります。通常、個人型はiDeCo(イデコ)と呼ばれ、企業型は401k(企業型DC)と呼ばれます。

個人型のiDeCoの特徴は個人が自分で掛け金を決め手自分で費用を出します。これは確定拠出年金、また年末調整によって税金還付を受けることが通常です。

401kは企業がある程度ルールを作り企業が費用を出します。企業によっては退職金制度の枠内となっていることもあります。給料で受け取るのか、運用にしてくのかこれは自分の判断というプランもあります。

お金を出してくれる企業の従業員は掛け金に対する所得税がかかりません。また運用によって出た費用も非課税となるのです。企業型に加入している限定となりますが、拠出した費用に関しては所得税がかかりません。運用によって得た利益についても非課税になるという節税効果の高い運用となります。

運用方法として安定型と積極型がある

確定拠出年金は安定型、積極型という運用方法があります。安定型の代表的な商品が定期預金や保険商品です。元本が保証されますが、リターンは少ない、退職まで運用したとしても1万くらいにしかなりません。ローリスクですがかなりのローリターンです。

積極型の運用として代表的なものが投資信託でしょう。株、債券などを利用して運用を考えるものでやはり知識が必要です。運用する金融商品を何にするかによって、またうまく運用していくことで人によっては30年以上の運用を続け、2倍、3倍に増やすこともできます。

しかしこれが上手くいくかというとすべての人が上手くいくという事はなく、失敗してしまうこともあるのでこちらはハイリスク、ハイリターン商品といえるでしょう。

実際に確定拠出年金の運用を行っている人を見ると、安定を望む人が多く70%くらいが安定型商品を選んでいます。

投資信託の中での投資対象が異なる

確定拠出年金の運用に関しては投資対象となるものとして国内外の債券、株式、不動産投資などがあります。その中でも確定拠出年金の運用初心者の方はバランス型が理想的といわれています。

個人で確定拠出年金を考える場合、つまりiDeCoの場合にはバランス型がいいでしょう。企業型となる401kでは運用する商品が企業が決めたファンド限定となってしまうため、選択肢が狭くなりバランス型になりにくいです。

個人型の場合複数の資産組合わせを行っていバランス型もあり、組合わせの比率について自分で選ぶことができます。変更することもできるのでバランスよく組み直すことができるのです。

投資信託の運用方針にも差がある

確定拠出年金で投資信託の運用を考える時、運用方針の違いを理解しておくことも必要です。バランス型の投資を考える時には様々な種類の投資商品に分散投資した場合と同じような効果を得られます。そのため、運用方針を理解しどの運用方針を採用するのか、これは大きなポイントです。

投資信託の運用方針の中でインデックス型はベンチマーク「参考指標」に連動した値動きをします。つまり市場の平均となる株価指数と連動した動きだという事です。この場合、ニュース、新聞などでTOPIX「東証株価指数」を見ておくことで大体動きがつかめます。

ベンチマークよりも高い成績を狙っていきたいという人にはアクティブ型の運用がおすすめです。高い成績を狙うという事はイコール、高いリターンを狙うことができますが、リスクも高めです。アクティブ型の場合、ベンチマークよりも上の成績を持っているかどうかをチェック、インデックス型はベンチマーク連動の動きが基本となります。

iDeCo(個人型)

個人が自分で掛け金を決め自分で費用を出す
確定拠出年金、また年末調整によって税金還付を受けることが通常

401k(企業型DC) 企業がある程度ルールを作り企業が費用を出す
企業によっては退職金制度の枠内となっていることもある
給料で受け取るのか、運用にしてくのかを選べる場合もある

40代におすすめする確定拠出年金の運用の考え方

40代、そろそろ老後に関して貯蓄などを考えていく必要がでてきます。確定拠出年金は老後に備えられるメリットの高い運用ができるといわれていますが、40代で確定拠出年金の運用を考えていくという事なら、現在の総資産、今後の収入等をよく考えて運用する事が必要です。

総資産や今後の収入か運用を考える

まずは自分が持っている総資産を洗い出します。貯金、不動産、車、株などの資産です。また住宅ローンに関しては完済するのはいつになるのか、今後住み替えなどを考慮するかどうかなどを考えます。

資産を洗い出してみたら次にこの先どのくらいの収入があるのか、ある程度の目安をつけます。今の会社でそのまま定年を迎えたいと思っている人は目安をつけやすいでしょう。それからお子さんがいるようなら進学、さらに旅行など、イベントで出ていく費用を差し引き、運用を考えていきます。

預貯金がほとんどでマイナスが少ないという事なら、イデコ、401k等の確定拠出年金で老後を考えることができます。しかし預貯金などが少ないという場合、イデコの運用が厳しくなることもあります。

まずはポートフォリオを考える

確定拠出年金を考える時には、ポートフォーリオを考えることが重要です。ポートフォーリオを考えて運用を組み立てていくことでバランスがよくリスクの少ない投資、運用ができるのです。

受け取りまで時間があるのでリスクを取るのも一つの方法

ポートフォーリオというのは、金融商品の組み合わせのことを言います。確定拠出年金は長く運用していくこととなるので、時にはリスクある投資、運用を行ってみることもひとつの手となります。つまり、安定型と積極型、貯蓄型と投資型の比率をバランスのいい状態にし、運用していくのです。

確定拠出年金は60歳まで積立いるお金を受け取ることができません。40代ではまだ受け取りまでに20年ありますので、積極型等も組み合わせた運用もしてみるべきでしょう。しかし50代となるとすでに受け取りまであと10年、安定を求める運用の方が安心といえるのです。

リスクを軽減するために分散投資を

積極型の運用がうまくいくと利益が多くなっていくので、積極型でどんどん運用してもっと増やしていこうと考える人も多いです。しかしハイリスク商品はハイリターンとなる可能性もあり、すべてをその商品とすることで資産を減らす可能性もあるのです。

そのため、リスクの分散を考えてバランスのいい分散投資をお勧めします。安定型となる定期預金や保険などの運用、プラス積極型となる投資などを組合わせてバランスよく運用し、増益を臨めるようにしていくのです。

短期的な値動きは気にしない

確定拠出年金は60歳まで引き出すことができない商品なので、長期的に運用していくことが必要です。そのため、値動きで不安なことがあっても短期的な動きなら気にせず、長い目で見ていくことが必要となります。

1年2年の短期商品の場合、値動きによっては大きな損となることもあります。結果が出るのが1年、2年となるため、こちらの動きもスピーディに反応しておかないと損をすることが多くなるわけです。

しかし確定拠出年金の場合、長期的な商品となるので今値下がりし損を出しても、最終的にプラスとなればいいわけです。勿論途中であまりにも下がり続けるものは判断が必要となりますが、長期的に見て運用していくことが確定拠出年金のポイントでもあるのです。

作ったポートフォリオに固執しない

個人型の場合は商品を自分で選択できるので、商品の組み合わせ、つまりポートフォーリオばかりに固執せず運用する商品の切り替えもい考慮すべきです。確定拠出年金は資産配分を凝りかためることなく、運用方針をある程度決めておき、年1回くらい見直すイメージで行けばいいでしょう。

確定拠出年金の商品の選び方

自分にあった確定拠出年金をどう選んでいけばいいのか、商品の選び方についても考えておくべきです。確定拠出年金には種類があるのでその中から選ぶことになります。企業型の場合は、企業が選んだファンド商品から選ぶことになるので、資産配分や商品の選定は重要な要素tなるのです。

確定拠出年金の種類で選択基準を変える

個人型iDeCoの場合には、自分で運用する商品を決めていくため、自分で基本となる資産配分を決めておき、その中にはまる金融機関を選び商品を選択してく事が必要です。商品の種類、またその型などを理解し比較検討する必要があります。

401k、企業型の場合は、企業が投資商品を選択するので商品の選択肢が狭くなります。そのため、どの金融商品がいいのかしっかりと選ぶ必要がありますし、資産配分についても個人型のようにざっくり・・・ではなく、しっかりと決める必要があるのです。

投資信託ならインデックス型かどうか

確定拠出年金の運用で投資信託を選ぶ場合には、インデックス型かどうかという点が重要になります。インデックスファンドというのは特定の株価指数に連動する値動きを見せる投資信託で、アクティブファンドは独自で運用方針を決めてインデックスファンドよりも上の利益を目指すハイリスクハイリターン投資です。

インデックスファンドは株価指数に応じて自動的に運用されていくのでシンプルで安定した商品です。しかしアクティブファンドははまれば優秀な成績となりますが、はまらなければ損をする商品となります。

成績を見てみるとアクティブファンドで成功している人はそれ程多くなく、株価指数を無視した分析が必要となるため証券マンに対してのコストがかかり、結局損をすることが多くなります。

またアクティブファンドの場合、信託報酬手数料がかなり高めなので手数料の点を見ても確定拠出年金にはお勧めできないといわれています。

分配金が年1回程度であること

確定拠出年金で利用する投資信託については、分配金の回数が多くなると結果的にファンド資産総額が減っていきます。そのため、利用する投資信託の分配金に関しては、1年に1回の投資信託の方が運用効率もいいといわれています。分配金の回数に関してもよく確認し比較検討が必要です。

初回コストである販売手数料がかからない

投資信託のコストというと、販売手数料と信託報酬が上げられます。販売手数料は購入する時に支払うため初回コストです。信託報酬は毎年支払う費用となるので「ランニングコスト」となります。ランニングコストも考える必要がありますが、初回コストはかからない商品の方が多いのです。

通常、購入時に支払う販売手数料は0円であることが主流で、稀に有料となるモノがありますが、有料になっているからいい商品という事でもないので無視していいでしょう。

毎年支払わないといけない信託報酬の額

初回コストとは違い、毎年支払うことが必要な信託報酬の額についても注意が必要です。報酬となっていますが成功報酬などではなく、信託会社にとって成功という成績ではなくても一定率を差し引かれることになります。

信託報酬が高いという事は運用成績を出す商品という事?と思う方もいますが、これは関係ありません。資産運用の業界では手数料の安い企業の方が威厳性が高いといわれています。

信託報酬については0.3%から0.5%くらいのところを選択しましょう。これ以上になってくるとかなり高めです。

Hands of business person using a smart phone on the desk.

確定拠出年金の配分は

確定拠出年金の運用については配分も考えておく必要があります。ただしそれほど力を入れる問題ではないといわれています。4:6が理想的といわれていますが、あくまでも参考と思っておけばいいようです。ただ配分に関しては見直しなど、経済状態などによって考え行くことも必要です。

4:6が理想

投資、運用に関しての配分は国内株式が4、国外株式が6くらいの配分が効率のいい配分といわれています。投資信託などのいい条件とされる商品を選び、その商品の配分をこの4:6くらいで考えていればいいでしょう。

ただ4:6に振り回されることなく、このくらいにしておけばいいという目安です。どうしてもこのくらいにしておく方がいいという事ではないので、あくまでも理想、目安として考えておきます。

考え方や状況により変化を

信託会社のスタッフからおすすめしてくる商品もあります。しかしこれはあくまでも参考と思っておきましょう。投資はその環境によって結果が変わります。

投資結果の変化は確定拠出年金が個人型なのか、企業型なのか、また投資の経験や知識を持っているのか、投資する金額はどの程度なのか、などによって結果が変化します。そのため、ほかの人にはお勧めの商品となっても、自分の投資にとって理想的かどうかはわからないのです。

1年に1回は見直しをする

見直しを全くしないのはよくありません。確定拠出年金を安定した商品で運用しているとしても、現在の経済状態によって運用資産の中で値上がりしていなかったものが値上がりしたり、値上がりしていたものが下がる音もあります。

バランス型商品の場合は調整が行われますが、バランス型ではない場合、1年に1回見直す、またバランス型でもそのバランスがいい状態かどうか、年に1回見直ししてみる方がいいでしょう。

疲れとストレス

積極的に確定拠出年金を運用しよう

確定拠出年金は安定型商品で運用しても大きな結果となることはありません。そのため積極的に運用する事も考えておく必要があります。ただし、すべてを積極的な運用にしてしまうのはリスクが高くなるので、安定型の商品とうまく織り交ぜてバランスのいい運用にしていくことがポイントです。

40代はまだ資産を貯めていく期間として20年という期間を考えておけます。そのため、この年代で積極的な運用を行い、その後、50代になってから安定を考えてもいいと思います。

経済状態などによって投資商品毎の価値も変わっていきます。見直しなどを行いながら、うまく運用し老後の資金として備えていきましょう。

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