股関節を柔らかくする事で腰痛を軽減することはできるのか

股関節を柔らかくする事で腰痛を軽減することはできるのか

TRAINING 2019.01.04

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腰痛の悩みは股関節に原因があるかもしれない

腰痛の痛みに悩まされている方はたくさんいます。酷いときには普通に歩けなくなるような状態になる方もいます。そんな腰痛の痛みの原因が分からないことは珍しくないのですが、実は股関節に原因があるケースは少なくありません。股関節が硬くなってしまっているために腰痛が引き起こされていることもあるのです。

股関節が硬くなると起こってしまう様々な症状

股関節の硬い方は身体にさまざまな影響が出てしまいます。股関節が硬い方に起きてしまうさまざまな症状について紹介します。

骨盤が歪んで腰痛を引き起す可能性がある

股関節の硬い方は骨盤が歪んでしまう可能性があります。骨盤が後ろの方へ倒れてしまい、常に前かがみの姿勢になってしまうのです。このような姿勢は首やひざ、そして腰への負担が大きくなってしまい、これらの痛みやコリの直接的な原因となってしまうのです。

骨盤が歪むということは、常に姿勢がずれてしまうことになります。それは全身のあらゆる場所に影響を与えてしまうことなのです。股関節が硬いために骨盤を正しい位置に保つことが難しくなってしまうのです。

仕事をしていて、原因不明の肩こりや腰痛、首のこりに悩まされている方はたくさんいます。特に原因が分からない場合には、骨盤の歪みによってそれらが引き起こされている可能性は高いのです。身体の柔軟性が失われてしまうと、骨が正しい位置にこなくなるため、その弊害はとても大きいです。

体のむくみや冷えが原因で疲労が溜まりやすい

股関節が硬いというのは股関節の周辺にある筋肉が固まっている証拠です。普段はあまり動かすことがない部分のため、意識しないとどんどん股関節が固くなり、筋肉まで固まってしまうのです。筋肉には血液やリンパ液がたくさん通っています。筋肉が正常に働くことによって、血液やリンパの流れが良くなっていくのです。

しかし、股関節が硬くなっていると、周囲の筋肉がきちんと機能しなくなり、血液やリンパの流れが滞ってしまいます。これによって、水分が溜まりやすくなればむくみが生じてしまうでしょう。血行が悪くなってしまうと、体温が低くなってしまいます。疲労物質の排出がスムーズに進まなくなれば疲れが残ってしまいます。

股関節を柔らかくするためには

股関節を柔らかくするためにはストレッチをしたり、筋力をつけることが大切です。股関節を柔らかくするための具体的な方法を紹介します。

リラックスした状態でストレッチをしよう

ストレッチはできるだけリラックスした状態で行ってください。ストレッチのポイントについてまとめました。

 床にお尻をついてあぐらの状態で座る

股関節をほぐしたいならば、基本的な姿勢としてまずは床にお尻をついて、あぐらのような状態にしましょう。このときには、できるだけ膝を広げるようにして、両足の裏を合わせるようにして座ってください。そもそも、股関節が硬い方はこのような姿勢をキープするだけでも辛いはずです。毎日続けることによって、少しずつ楽になっていきます。

両手を前に伸ばして上体を前に倒す

あぐらのようにして床に座った状態から手を前方に伸ばして、状態を腰から折りたたむようにしてゆっくりと前に倒してください。このときには、呼吸をゆっくりと続けるようにしましょう。そうすれば、楽に体を倒すことができます。腰はまっすぐの状態をキープして、そのまま状態のみを前に倒すようなイメージです。

こちらのストレッチのコツは、頭ではなくてお腹を地面に近づけるようなイメージで行うことです。このストレッチを1日に3回程度繰り返しましょう。ゆっくりと行うことが大切であり、正しい姿勢をキープすることが大切です。それほど時間がかからないため、無理なく継続できます。

股関節に筋力をつけよう

筋力をつけることによって、股関節を柔らかくすることができます。そのための方法を紹介します。

床に仰向けになりかかとをお尻の近くに引き寄せる

まず、床に仰向けになって寝てください。その状態でかかとをお尻の方へとゆっくり引き寄せてください。ただし、股関節が硬い方はこの姿勢を維持するだけでも大変であり、痛みが生じることもあります。無理をしないようにしましょう。もし足首を掴むことができるならば、掴んだ方がより効果が大きくなります。

こちらの姿勢を取る際には、腰やお尻が浮いてしまわないように注意してください。浮いてしまうと効果が半減してしまいます。

右膝と左膝をゆっくりと交互に内側に倒す

上記の姿勢でお尻が浮いてしまわないようにしながら両膝を片方ずつ内側に向けて倒してください。このときにはゆっくりと息を吐きながら行うようにしましょう。これを左右それぞれ8回ずつを目標として繰り返してください。元に戻す際にはゆっくりと息を吸いながらにしてください。

ストレッチの効果を引き出すためには

ストレッチの効果を高めるためにはさまざまなポイントに注意しましょう。効果的なストレッチをするために注意するべきことを紹介します。

1日3回を目安に行う

ストレッチは1回で効果が出るものではありません。何度も繰り返すことによって、初めて筋肉や関節に働きかけることができるのです。1日に3回を目安にすることによって、効果を引き出せるでしょう。ただし、毎日継続することを最優先するべきであり、無理なスケジュールを組むべきではありません。

たとえば仕事の合間に行ったり、入浴後や就寝前に行うと良いでしょう。毎日必ず行うことの前後にストレッチをする時間を加えることによって、無理なく続けられます。

1セットのキープ時間は7から8秒位にする

ストレッチは確かにゆっくりと行うことが大切であり、その方がより効果が大きくなります。しかし、ゆっくりと時間をかけ過ぎてしまうと逆に刺激を与えすぎてしまいます。そこでストレッチは1セットのキープ時間を7秒から8秒程度にしておきましょう。これ以上時間をかけ過ぎてしまっても逆効果となってしまいます。

無理のないスケジュールで継続させる

ストレッチは毎日続けることによって、筋肉が固まってしまうのを防ぐことができます。数日休んでしまうだけでもあっという間に元の状態に戻ってしまうでしょう。できるだけ長く続けられるように無理のないスケジュールを考えてください。

ストレッチをする時に注意すること

ストレッチを行う際にはやってはいけないことがいくつかあります。ストレッチをするときに注意するべきことについて紹介します。

痛みを伴う無理な伸ばし方はしない

まず、痛みが生じているのに無理に筋肉を伸ばそうとすると傷めてしまいます。最悪の場合は怪我をしてしまうため気をつけてください。あくまでも自分のペースで行うべきです。

そもそもストレッチをする方は体が硬いのであり、ちょっとしたストレッチの動作でもすぐに痛みを感じてしまうのは仕方のないことです。最初は自分の身体の硬さにイライラするかもしれませんが、すぐに柔らかくなっていきます。

呼吸を止めないようにする

呼吸をすることによって、筋肉が伸びやすくなることを実感している方は多いでしょう。ストレッチをする際には、つい筋肉を伸ばすことに集中して呼吸が止まってしまうことが多いです。むしろ呼吸をゆっくりとすることに集中する方が大切です。

ストレッチの時間は朝を避ける

一日の中でも筋肉の硬さには違いがあります。基本的に朝起きてすぐの状態だと筋肉がとても硬くなっています。また、血行が悪くなっており、体温も低いため、ストレッチの効果がなかなか出ません。寝起きすぐのストレッチはおすすめしません。

股関節のストレッチで効果や改善が実感できない時は

股関節のストレッチで効果や改善が見られないのには、さまざまな原因が考えられます。たとえば変形性股関節症という股関節の障害が生じている可能性もあります。こちらの症状は運動後に太ももの付け根あたりに痛みや主だるさを感じるというものです。初期段階ではなかなか気が付かないため注意してください。

もしあまりにも痛みが強かったり、体が硬くて動かしにくくなったときには、すぐに専門医に相談をしてください。単に体が硬いことが原因なのではなく、障害が起きている可能性があるからです

痛みがあるのに自分で勝手に判断してはいけません。初期の段階で障害を発見することができれば、適切な治療を受けることによって、短期間で治療することが可能です。

股関節を柔軟にして腰痛を解消しよう

多くの方が腰痛を抱えているのですが、それは股関節の硬さによるものかもしれません。こちらで紹介してきたストレッチを参考にして股関節を柔らかくしましょう。柔軟性を取り戻すことができれば、腰痛だけではなくて、肩こりや首のこりの予防にもなるためおすすめです。

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