初心者のための資産運用に関する基礎知識について初心者向けに解説

初心者のための資産運用に関する基礎知識について初心者向けに解説

LIFE STYLE 2019.02.10

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資産運用で資産を増やしてみたい

まとまった資金を効率よく増やす手段として資産運用という方法があります。1000万円をそのまま銀行に預けたところで、定期預金でも年間数万円単位の利息しかつきませんが、ポイントをおさえた投資活動を行うことによって1000万円を5000万円にも、1億円にも増やすことができます。

「会社員生活だけどちょっとしたお小遣いがほしい」、「老後は資産運用でのんびり暮らしていきたい」とお考えの方のために、より安全な資産運用のポイントについてパターン別に詳しく解説していきます。

資産運用とは

資産運用という言葉を聞いて、皆さんならどのようなプロセスを思い浮かべるでしょうか、資産運用が単に「手元の資金を投資によって何倍にも増やす方法」では無いという事は事前に理解しておきましょう

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資産運用は投資ではありません。また、不確定要素の多いギャンブルでもありません。資産運用のオーソドックスなパターンとそれぞれのメリット、デメリットを具体的に把握することで、資産運用がより身近で安全なプロセスであると知ることができるでしょう。

資産運用は資産を管理し増やすこと

「資産運用はギャンブルである」と説くエコノミストも少なくありませんが、それは大きな間違いです。確かに、まったくの素人が何の予備知識もなくやみくもに資産を注ぎ込んだのでは早晩損することは目に見えており、まさにギャンブルの世界です。

しかしながら、資産運用にはリスクを最小限におさえるためのセオリーがあり、そのひとつひとつをきちんと理解しておくことによって手もとの資産を効率よく増やすことができます。

資産運用のリスクにばかり目が向いてしまうのは、「資産を増やす」ということの本質を理解していないからです。資産運用はノーリスクにすることはできませんが、工夫次第でローリスクにすることはできます。

この記事を通して資産運用の注意点とリスクヘッジの基本を学んで、損失の少ない資産運用を展開しましょう。

資産運用は投資よりもリスクが小さい

投資と資産運用はしばしば混同されがちですが、じつは明確な違いがあります。資産運用のパターンによっても異なりますが、投資が企業や通貨などの投機商品に対して資金を投入しリターンを得るのに対し、資産運用は銀行預金の金利などを利用して利益を期待する、という差があります。

一般的に、資産運用は投資よりも比較的リスクが小さいと言われており、損失の幅もわりとゆるやかなため、専門知識の少ない初心者でも安全な利益確保が期待できるとして金融機関などでも積極的に勧められています。

投資は「資産をつくる行為」、資産運用は「資産を増やす行為」と説明されることがあります。これは投資と資産運用の違いを端的に言い表した言葉で、投資よりも資産運用のほうが初心者向きである、という通説とも符合します。

利益水準をシミュレーションするうえで重要となる年利や期待利回りを見ても、資産運用は年利3%~10%と比較的ローリターンであることがわかります。投機対象によっては年利200%、期待利回り300%以上という夢のようなハイリターンを実現できる投資に比べれば実入りが薄いように思えるかもしれませんが、その分リスクのほうも最小限におさえられているということですから、「長期的にこつこつ稼ぐ」という意味においては資産運用のほうが向いているといえます。

資産運用をするメリット

「ローリスク・ローリターン」とも言われる資産運用。短期間でまとまった生み出すことはできませんが、初心者が安全に手もとの資産を増やしていくうえでは最適な方法であるといわれています。

資産運用を行うメリットを具体的に把握して、投資との根本的な違いを理解し、ライフスタイルと予算に合ったアプローチを選びましょう。

資産を増やすことができる

今、あなたの手もとにまとまった資産があり、銀行に預けてもほとんどメリットがないことがわかっている場合、投資と資産運用、どちらのアプローチによって資金を増やそうと考えるでしょうか。

資産の規模によっても異なりますが、一般にはすでにある程度の資産が手もとに確保されている場合はローリスクな資産運用のほうがメリットが大きいと言われています。

投資はあくまでも、少ない資金を短期間で増やすためのプロセスです。たとえば、「10万円の元手を1カ月後に1000万円にしたい」などの場合は投資のほうが期待値が高いと言えますが、現時点で数百万円から数千万円単位の資産を築いているのであれば時間がかかっても着実にリターンを増やせる資産運用が適しているというのが専門家の見解となっています。

したがって、現役時代の退職金を運用したいという場合は長期的な資産運用のほうが適していると考えられるのです。

複利効果が期待できる

資産運用をよりかしこく行ううえでおさえておくべきなのが複利効果です。投資の利回りには単利計算と複利計算があり、単利と複利では長期的なリターンに大きな差が出てきます。

単利計算が「元本のみに利子が付加される方式」であるのに対し、複利計算は「運用益をふくめた元金に対して利子がつけられる方式」であると説明できます。具体的な計算式は以下の通りです。

  • 単利計算=投資金額×((利回り(%)÷100)×投資期間+1)
  • 複利計算=投資金額×((利回り(%)÷100)+1)^投資期間

計算方式はやや複雑ですが、要するに複利方式では運用益がさらに利益を生み出すことになり、運用期間が長くなるほどトータルの利益が増えていくと考えることができます。

複利方式を実現するためには運用益を次の運用にまわすことがポイントであり、元金そのものをいかに大きくしていくかがリターン確保のための近道となります。

資産運用の種類

資産運用は投資対象や期間によっていくつかのパターンに分けられます。幅広い運用パターンを把握し、現時点での資産規模に見合った手法を選択しましょう。

定額貯金と定期貯金

初心者にとって最もなじみのある資産運用のパターンはおそらく、銀行への貯金ではないでしょうか。超低金利状態が慢性化している日本において、銀行の普通預金に資産を入れるメリットはほぼないといえますが、それよりも金利が若干上乗せされている定額預金や定期預金であれば年間で3%程度のリターンが期待できるかもしれません。とにかく初級編として、資産運用の基本をつかみたいという方にはおすすめです。

高い利子が期待できる外貨貯金

ローリターンな資産運用であってもまとまった利益を生み出したいという方は思いきって、外国通貨に資産を投じてみると面白いかもしれません。

金融機関のほうもニーズの多様化にこたえるため、ローリスクな通貨とハイリスクな通貨をパッケージ化した商品を売り出しており、中級者以上の投資家の囲い込みに乗り出しています。

インフレに強い金投資

ローリターンな資産運用の最大の弱点は、インフレによる物価上昇です。いったんインフレが起きてしまえば資産価値のほうも実質的に目減りしてしまいますから、当初シミュレーションしていた水準のリターンが期待できなくなってしまいます。

その点、インフレの影響を受けにくい金に投資をすることによって資産運用の弱点をカバーすることができ、利益を安定化させたまま資産を増やしていくことができます。

資産の運用をプロに任せる投資信託

「試算運用をはじめたいけれど専門知識がないから何となく怖い」という初心者の方には、投資信託がおすすめです。

投資信託では投資の専門家に資金を預け、専門家が預かった資金をもとにして運用を行い、それによって得られた利益をクライアントに還元する、という形態をとっています。

運用面の手続きから銘柄の選択まですべてを専門家に委託することができますので、金融機関の知識が少ない初心者の方でも手軽に資産運用をはじめることが可能です。

保険金

初心者におすすめの資産運用とは

テレビCMや専門雑誌などでは資産運用のメリットがさかんに宣伝されていますが、トータルで考えた場合、初心者が安全に資産を増やすことができる運用形態はあるのでしょうか。国債から個人年金、投資信託まで、比較的リスクが低いとされる資産運用の方式についてお伝えしていきます。

安全性の高い個人向け国債

株式投資やFXなどよりもローリスクな資産運用方法としておすすめできるのが国債です。特に個人向け国債はローリスクではじめられるといわれており、有名スポーツ選手がテレビCMに起用されていたことから初心者の申込が増加しています。

国債は株式投資よりも値動きが激しくないため長期的なリターンが予想しやすく、かぎられた資産を運用にまわすには最適の方式であるといえます。

外貨建て個人年金保険

個人年金保険はもともと、将来的な病気や死亡等のリスクにそなえるための金融商品ですが、外貨建てで運用する場合は投機商品としての側面が強まり、比較的ハイリターンな投資形態として注目されています。

外貨建て個人年金保険で資産運用を行う場合は必ず複数の外貨に資産を分散することがポイントで、世界的な経済情勢にもつねにアンテナを張っておく必要があります。

リスクが低いバランス型投資信託

初心者を中心に人気が高まっている投資信託。最近では特に、複数の金融商品に資産を分散させる「バランス型投資信託」がひとつのトレンドになっています。

投資信託をはじめるうえでのポイントは、相性の合う専門家を見きわめることです。銘柄の選択から売買のタイミングまでほぼすべてのプロセスを専門家に委託することになるため、最初にどの専門家に依頼をするか、ということがきわめて重要になってきます。

また、投資信託だからといって完全にプロにまかせきりにするのではなく、定期的に金融機関を訪問して収支バランスをチェックするなど、緊密なコミュニケーションを心がけるようにすると利益率がさらに高まります。

少額から始められる積立投資

「まとまった資金はないけど、資産運用の感覚をつかみたい」という方には、少額からはじめられる積立投資がおすすめです。

株式投資やFXなどでは最低でも10万円程度の軍資金が必要になりますが、数百円から口座が開設できる積立投資であれば、100円単位で積立金をコントロールすることができますので、収入の安定しない専業主婦の方でも手軽にはじめることができます。

また、積立投資ではあらかじめ設定した金額で決まった銘柄を毎月(または毎週)購入しつづけるため、資産運用において見きわめが難しい「買い」のタイミングについて悩む必要もなく、売りのチャンスを逃すこともありません。

初心者におすすめの資産運用
安全性の高い個人向け国債
外貨建て個人年金保険
リスクが低いバランス型投資信託
少額から始められる積立投資

資産運用する前に必要なこと

初心者向け商品の開発によって資産運用のハードルが下がってきているとはいえ、一定のリスクがあるのは事実です。リスクをかぎりなくゼロに近づけるために最低限必要となる下準備について具体的にお伝えしていきます。

資産運用の目的を明らかにしておく

資産運用において具体的な目標を事前に設定しておくことは、リスクを拡大させないために重要なことです。資産運用は基本的に長期戦であり、数年から数十年単位でじっくりと腰を据えて収支バランスをととのえていくプロセスである、という原則を理解しておくだけでも非現実的なハイリターンを期待することもなくなりますし、貴重なリスクを無駄にすることもふせぐことができます。

資産運用のリスクを理解する

株式投資やFXなどよりもローリスクではじめられるとはいっても、資産運用にもやはり一定以上のリスクがあり、ひとつひとつのリスクについてきちんと認識していなければ必要以上に資金を注ぎ込んだり、悪質な専門家による誤ったアドバイスに騙されたりすることになります。

特に、外貨建て個人年金保険などはリスクが大きくなりますので、口座開設の前に必ずリスクについてリサーチし、キャパシティの範囲内で運用を行うことが重要です。

資産運用を行う上での注意点

資産運用にはリスクがつきものですが、基本的な注意点を理解するだけでも元本割れなどのトラブルをふせぐことができますし、自分で判断する力がつくため、株式投資やFXなど、より本格的な投資にチャレンジする足がかりにもなります。

資産運用の勉強をする

何事も事前の勉強と予備知識が重要です。金融分野というととっつきにくく感じられるかもしれませんが、ウェブサイトなどでも初心者向けの入門講座を掲載しているところがありますので、まずは半年から1年ほど基礎知識を仕入れたうえで本格的に運用をスタートさせることそのものがリスクヘッジにもなります。

分散して投資する

投資の世界でも、投資先を分散させることは基本中の基本です。資産運用においても、まとまった資金を一本化することは非常に危険な行為であり、投資のセオリーにも反します。

どの銘柄に資産を分散させればいいのかわからない、という方はひとまず、金融機関によってパッケージ化された商品からはじめてみるのもひとつの方法かもしれません。

少額投資から始める

初心者のうちからまとまった額を運用しようとすると、ほぼ確実に失敗します。資産運用や投資に必要な経験や相場観のようなものを皮膚感覚で養うためには少額投資がおすすめです。

個人向けの積立投資では最低で百円から投資がはじめられるため、まずは毎月こつこつと投資をつづけて基礎的な知識と感覚を覚えていくと後々のリスクが少なくなります。

余裕の資金で行う

プロの投資家でないかぎり、生活費を注ぎ込んでまで資産運用を本格化させることはおすすめできません。

比較的ローリスクといわれる資産運用であっても投資の一種である以上やはり一定のリスクは存在し、最悪の場合元金がすべて失われることも覚悟する必要があります。

会社員であれば毎月の給与の1割程度、リタイア後であれば退職金の一部など、仮に失っても暮らしに影響がない範囲の金額で資産運用を行い、暮らしそのものは絶対に犠牲にしないようにしましょう。

売れ筋という言葉に騙されないこと

今や、初心者でも気軽に投資に算入できる時代。ウェブサイトや金融の専門紙などでは「今、この銘柄に注目!」などのかたちで売れ筋と思われる金融商品が絶えず紹介されています。

実際に口座を開設する際にも担当の職員から比較的ローリスクな金融用品について解説されることがありますが、その情報を鵜呑みにするのは得策とはいえません。

投資は水もの、とよくいわれます。投資に熟達したプロフェッショナルであっても個々の金融商品の動向をピンポイントで予測することは非常に難しく、故意に騙すつもりがなくても結果的に予測が大きくはずれて顧客に損を与えてしまう、というケースはめずらしくありません。

たとえ投資信託であったとしても自分が購入する銘柄については充分な情報を集めておき、自分自身の判断でリスクを回避できるだけのスキルを磨いておきましょう。

資産運用は資金の多くない初心者でも始められる

最低でも数万円単位の元手が必要になる株式投資やFXなどと異なり、少額投資が充実している資産運用であれば数百円単位の自己資金から手軽にはじめることができます。最初からあまり大きなリターンは期待せず、地道にこつこつと資金を運用していくことで長期的に見れば資産規模を拡大させることができます。

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