登山用テントの種類とおすすめは?初心者でも使いやすいものを選ぼう

登山用テントの種類とおすすめは?初心者でも使いやすいものを選ぼう

CAMP 2018.02.27

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初心者が登山用テントを選ぶときのポイント

登山の目的とテントに求めることを明確にする

登山用テントを選ぶときには、登山の目的とテントに求めることを明確にすることが大切。どんな季節に行くのか、どんな山に行くのか、どんな過ごし方をするのか、具体的にイメージしてみましょう。特に、雪山を視野に入れるかどうかは重要なポイントです。

登山用テントはいろいろなものが販売されています。1~2人用、大人数用、軽くてコンパクトなもの、雪山でも耐えられる頑丈なもの、設営が簡単なものなど。そして種類はテントの壁が1層になっているシングルウォールと、テントとフライシートで壁が2層になっているダブルウォールとがあります。テントによって快適に過ごせるかどうかが変わるので、登山のスタイルに合うものを選ぶことが重要なポイントになるのです。

コンパクトで頑丈なもの

登山でテント泊をするとなると、ザックの中はテント以外にも食材や料理道具、寝袋、マットなど、たくさんのものでいっぱいになり総重量が増えてしまいます。重い荷物を持って山を歩くのは大変です。

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少しでも荷物を軽くした方が体力が温存されて登山を楽しむことができるので、テントはコンパクトで軽量なものがおすすめ。でもコンパクトで軽量なものという点だけ重視するのではなく、頑丈なテントであるということも重要視しましょう。

設営が簡単で雨や風がしのげるもの

テントによって設営方法が違うので、初心者が選ぶなら、設営が簡単なものがおすすめです。登山用のテントではドーム型のテントがよく選ばれていますが、ドーム型は設営が簡単で風に強く、テント内の空間も広いというメリットがあります。

登山用のテントは軽量なので、ペグを刺してロープを張り、しっかりと固定することが大切。さらに雨にも強くするためには、テントの外側にフライシートを取り付けることで雨に強いテントになります。

テントの種類で注目すべきポイント

テントの種類で注目すべきポイントの1つが、前室(出入口)の向きです。テントの底は長方形になっていますが、出入口が(底の長方形の)長辺にあるのか、短辺にあるのかで、使い勝手やテント内の居心地が変わります。

もう1つテントの種類で注目すべきポイントは、テントの立て方。テントの種類によってさまざまな立て方がありますが、大きく分けると「吊り下げ式」と「スリーブ式」です。それぞれに特徴があり、立てやすさという点でも違いが出てきます。

不安があれば実店舗で購入する

登山用テントには種類があり、どんな登山をするかによってテントの種類を選ぶ必要があります。初心者の方は特に、テント選びで失敗しないために不安があれば実店舗に行ってスタッフに相談しながら購入したほうが安心です。

テントを販売している実店舗には、どのようなテントが向いているか判断できるスタッフがいるはずです。どのような山に行く予定なのか、何人で使用するのかなど、詳しく相談して一緒に選んでもらいましょう。

 

テントの種類による特徴の違い

シングルウォールテントの特徴

シングルウォールテントとは、1枚の防水透湿素材でできたテントのこと。雪山でも使えるものが多くあるので、高い山や雪山へとステップアップしたいと思っている人に向いています。

シングルウォールのメリットは、設営時間が短く撤収も簡単だということ。張る場所を選ばないので、使い勝手はいいです。ただし、密封性が高いのでテント内で結露がたくさん出るということがデメリットになります。

ダブルウォールテントの特徴

ダブルウォールテントは、防水のシート(フライシート)をかぶせたテントのことで防水性が高く雨に強いです。インナーテントとフライシートとの間に前室ができるため、荷物用のスペースと居住スペースを確保できて過ごし方にゆとりがでます。

初めての登山には、ダブルウォールを選ぶ方が多いです。その理由は、防水性に優れているので天候による影響が少ないということや、前室ができるので居住性に優れているということ。一方で、設営のしやすさや軽さという点ではシングルウォールのほうに軍配が上がります。

 

前室の位置による違い

前室がテントの短辺にあるタイプ

前室がテントの短辺にあるタイプの2人用テントの場合、お互い足元から出られるので出入りがしやすいということがメリット。長辺のタイプは、人を乗り越えて出入りしなけらばいけないので窮屈に感じます。

風に強いということも大きなメリットです。テントを立てる際には、出入口の向きを風下に向けるということが基本。そのため長辺のタイプは風にあたる面積が広く風の影響を受けやすいのですが、短辺のタイプは逆に風の影響を受けにくくなります。また、短辺の幅だけ取れば出入りできるので、狭い場所にも立てやすいということもメリットの1つです。

前室がテントの長辺にあるタイプ

前室がテントの長辺にあるタイプの最大のメリットは、前室が広くとれること。前室が広く取れると、荷物が多く置けてテント内が快適になります。

一方で、2人以上で使用する場合は人の出入りがしにくく窮屈に感じる可能性があるということがデメリット。さらに、短辺のタイプと比べると風の影響を受けやすく強風に弱くなります。前室が広くとれて快適に過ごせますが、一方でデメリットもあるということです。

 

テントの立て方による違い

吊り下げ式テントの特徴

吊り下げ式テントとは、テントポールをくみ上げてから引っ掛けて吊り下げるテントのこと。そのため設営や撤収を簡単に行うことができます。メッシュ製のものが多く、居住空間が広いものが多いです。

ほとんどのものが本体とフライとの距離に余裕があるようになっているので、通気性がいいということがメリット。濡れにくく涼しく過ごせるので、低い山で使用する場合や、登山以外にも音楽フェスなどでも使いたいという方に向いています。ただし、強風の際には吊り下げ部分に負荷がかかるということがデメリットです。

スリーブ式テントの特徴

スリーブ式テントとは、インナーテントの筒状になっている生地(スリーブ)にテントポールを通していくタイプのもの。登山用のテントでは、スリーブ式を選ぶ方が多いです。

吊り下げ式テントの場合、インナーテントをポールに引っ掛けるだけで簡単に設営ができるということが特徴ですが、スリーブ式テントも慣れてきたら設営や撤収は簡単です。片側からポールを通すことで一気に立てることができるので、立て方に慣れたら時間がかからなくなります。また、ポールを通す筒状になっている生地が本体に縫い付けられているスリーブ式の場合、ポールが本体から外れる心配がないので強風でも形状が安定しているということもメリットです。

 

 

テント以外で必要な持ち物

テント内で使うマットと寝袋

登山に必要な持ち物でまず考えなければいけないのが、テントと、テント内で使うマットと寝袋です。これらは、家と敷布団と掛布団のようなもの。この3つがあれば山で安心して眠ることができます。

マットと寝袋を選ぶ際にも、テントを選ぶときと同じように季節やどんな山で過ごすのかが重要なポイントです。冬や雪山で過ごす場合は慎重に選ばないといけません。そもそも初心者の雪山登山は危険なのでやめましょう。マットも寝袋も、季節に合うものを選ぶことが大切です。

マットについて

安価なものでは銀マットがありますが、ザックに外付けするので見た目がスマートではありません。最近の傾向では、セルフインフレータブルタイプ(自動膨張式エアマット)が人気。ザックに収納できて膨らませるのも楽です。

長さは全身をカバーできなくても何とかなります。腰から下は空にしたザックでも代用可能ですし、頭部は枕があれば大丈夫なので、荷物を軽くしたかったら肩から腰くらいの長さでも十分。厚みも多少薄くてもそれほど問題ありません。

寝袋について

寝袋は、軽くて保温性の高いものが重宝します。具体的にいうと、ダウン製のものが人気。夏ならダウン量が250g~350g、春~秋なら450g~500gくらいで、フィルパワー(FP)でいうと、平均では750FPくらいのものがよく選ばれています。

これらを1つの指針として考えつつ、実際の山の気温は想像よりも寒いということがよくあるので、保温力にゆとりのある寝袋を購入したほうが安心です。

調理道具と食材

テント、マット、寝袋で、居住空間と快眠のための備えを万全にしたら、次に考えることは食事。そのために火器と調理道具と食材を準備しましょう。火器については、絶対に必要なものとはいいませんが、温かいものを食べることで疲労が回復して快眠にもつながります。山岳用として販売されているカートリッジ一体型のガスコンロもあるので、検討してみましょう。

料理は、短時間で簡単に作れるものがおすすめ。あらかじめ下ごしらえをして持っていくと、時間の短縮になるとともに、ごみを削減することもできます。荷物は軽い方がいいので、食材も軽くて日持ちがするものを選びましょう。乾燥食材もおすすめです。

荷物が収まるサイズのバックパック

テントやマットや寝袋や食事の道具など、すべての荷物の準備が整ったら、1番最後に準備するのが登山用のザックであるバックパック。1番最後に準備する理由は、全ての荷物が収まるサイズのバックパックを選ぶ必要があるからです。

登山用のバックパックは、ほとんどのメーカーのものがリットル単位で表示されています。テント泊の登山であれば、50リットル以上のものがおすすめ。ただしリットルの表示が正確ではないこともあるので、実際に大きさを見比べて購入するようにしましょう。

 

初心者におすすめの登山テント

montbell ステラリッジテント3

登山家やアウトドア愛好家たちの支持が高いステラリッジテント。軽量でありながら過酷な環境でも耐えられる高い剛性を備えているところが魅力です。

雨や降雪時など、どんな環境であっても素早く設営できます。別売りのフライシートやグラウンドシートなどのオプションをつければ、よりさまざまな状況の登山や用途に対応可能です。

montbell クロノスドーム2型

ポールを直角に交差させることで広い居住空間が生まれ、快適に過ごすことができる3シーズン対応のテント。この独自のバーティカルクロスシステムは特許取得済みです。

ショックコードによってポールとソケットが一体になっているため、素早く設営や撤収ができます。また、通気性がいいので、トレッキングやツーリングなど、幅広い用途で使用可能です。

コールマン トレックドームカペラ

高い剛性と居住性の良さを両立しているトレッキングテント。ポールはアルミ合板になっているので軽量で、手軽に快適な居住空間をつくることができます。

登山初心者やベースキャンプに向いているライトトレッキングモデルになっていて、初心者でも組み立てやすいシンプルで簡単な構造です。長辺の出入口で前室が広くとれるところも特徴。ベンチレーションとフルメッシュが可能なので、オールシーズンで使用できます。グランドシートなど、別売りのオプションをつけるとより快適です。

 

好みのテントを見つけて登山を楽しもう

登山用のテントを選ぶときには、季節や登山の目的に合うものを選ぶということが大切。まずはどんな登山になるのかをよくイメージし、その上で、自分好みで使い勝手がいいと思えるテントを見つけましょう。

使い勝手の良さとテント内の居住空間の快適さは重要なポイントです。好みのテントを見つけて登山を楽しみましょう。

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