雨のキャンプを楽しむ方法。テント設営時の注意点、雨天の持ち物など

雨のキャンプを楽しむ方法。テント設営時の注意点、雨天の持ち物など

CAMP 2018.02.27

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雨の日のキャンプで必要なもの

機能性の高いレインウェア

雨の中、移動したりテントを設営したりするためには機能性の高いレインウェアが欠かせません。ホームセンターなどで売っている安価なゴム引きのカッパは、重くて機能性にかけますし、100均のカッパは蒸れたり耐久性の面で不安があります。

ゴアテックス性などのしっかりしたものを取りそろえなければならないのかというと、質もよければ高いのがゴアテックスです。参加者全員がキャンプのために高価なレインウェアを揃えることは難しいかもしれません。

ですので、ポイントは高い防水透湿性、機能性、蒸れないというのを重要視してレインウェアを探すようにしましょう。

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雨をしのげるタープ

雨天時のキャンプを成功させるには、タープは欠かせません。タープは調理をしたり、食事をしたりする際の雨よけや日よけとなる幕のことですが、大きくヘキサゴンタイプとスクリーンタイプに分かれます。

ヘキサゴンタイプのメリットは、比較的安価で組み立てやすいこと、そして開放感があることです。しかし、ほぼ天幕のような形をしているので、横からの雨風に弱いです。

スクリーンタイプのメリットは、雨風に強く、周囲からの視線も遮られること。しかし、価格は高めで設置も難しいものです。

傘は必ず持っていく

レインウェアを準備したから、傘は必要ないかというとそのようなことはありません。ポンチョやレインコートは手が空くので作業などには便利ですが、平坦な道を歩くだけの場合などは、視界が確保しやすい点からも傘が便利です。

もしも傘を忘れてしまえば、トイレに行くにも、水くみに行くにも、テントから出るときにはいちいちレインウェアを着なければならなくなります。それを考えると、キャンプ場での傘は必須です。軽量の折りたたみ傘などを用意しておきましょう。

着替えやタオルは多めに用意

雨天時はどのような事態が起きるかわかりません。もしかしたらテントが浸水してしまったり、撤収の際に服が泥だらけになる可能性もあります。そのときに替えの服や、水や泥をぬぐうタオルがないと悲惨です。

着替えやタオルは、多めに用意をしておくぐらいがちょうどよいです。自分だけではなく、メンバーの誰かの分が足りなかったときに、さっと渡してあげると喜ばれます。また、汚れ物を入れておくビニール袋類も多めに用意するようにしてください。

撤収時に便利なブルーシート

見た目はあまりよくないブルーシートですが、機能性の面では非常に優れています。たとえば荷物を置くときに下に敷いて置くと、クーラーボックスそのほかの荷物に泥などがつかないので撤収が楽になります。

またシートの上で作業をしたり、朝露に濡れたタープやテントなどの汚れ物を包んで持ち帰ることも可能です。そもそも見栄えさえ気にしなければ、タープの代わりに雨風をさけるために使うこともできます。

あると便利な小物類

普段は順調に過ぎるキャンプも、天候が悪いと想定外のことがたくさん起きます。そのときに役に立つ小物は持って行っておきましょう。

40リットル以上のゴミ袋は、家に持って帰る汚れ物をすべて詰め込んだり、穴が空いてしまったカッパの補助や、シュラフの足下を包み込めば防寒対策にもなります。

洗濯ばさみは濡れたものを干すときに活躍しますし、シャベルは雨水がテント内に入ってこないように、テント設営時にテント周りに雨水の通り道を掘っておくのに便利です。

またテントの入り口にすのこを置いておけば、テント内に砂などが入るのを防ぐことができます。

キャンプ場での雨対策

水はけの良い林間サイトにテントを設営

雨対策として、テント設営時に考えたいのがテントを張る場所です。水はけのよい場所に設営したいと思うのは当然でしょうが、ではどのような場所が水はけがよいのでしょうか。

下が土だとどうしても雨が降ったときにぬかるんだり、水がたまりやすくなります。もしも見つかるようなら、芝生や砂利のほうが水はけがよいです。

また、林間サイトだと木々が雨水を受けてくれたり、風よけになってくれます。ただ、強い雨風の場合は頭上から木の枝などが落ちてくる可能性もあるので、気をつけてください。

テントの周りに雨水の通り道を作る

天気が崩れそうなら、事前にテントの周りにシャベルなどで雨水の通り道を作っておきましょう。そうすることで、テント付近に水がたまったりぬかるんだりするのをだいぶ防ぐことができ、水はけがよくなります。

雨が降ってしまってからでも雨水の通り道を作ることは有効ですが、レインウェアを着用しての作業は大変なので天気が怪しいと思ったら準備しておくほうが無難です。またテント撤収時には、かならず掘った箇所の地面をならしてから帰るようにしましょう。それがマナーです。

テント下にはグランドシートを敷く

テント下にはグランドシートを必ず敷くようにしましょう。グランドシートの役割は、そもそも地面の凹凸などでテントが傷つくのを防ぐことです。もしも雨天時にテントに土砂が浸水してきたら、それこそ大惨事です。

テントと地面のあいだにグランドシートというクッションを挟むことで、水濡れや汚れからテントを守ることができます。

またテント内が汚れるのが心配なら、すのこを入り口に置いておけばレインコートを脱ぐ際などに落ちる砂などがテント内に入るのを防げますし、グランドシートが小さめだったりして不安な場合は、ブルーシートなどで補助もできます。

タープとテントの張り方

テントの出入り口部分に、タープがかかるように連結をします。タープとテントが接してしまっていると水がたまりやすくなるので、タープをテントよりも若干高く設置するのがコツです。

またタープの張り網はきっちり設営しないと、もともとのタープのポテンシャルが発揮されず、雨水や風の影響を受けてしまいます。タープやテントは正しい方法で張りましょう。

テントとタープの連結方法はいくつかあります。メインポール脇でテントを連結したり、タープのサイドで連結したりします。張り綱や、タープの影響を受けずにテントを出入りできたり、横風に強かったり、快適だったりとさまざまなメリットデメリットがあるので、そのときの状況にあった張り方を選びましょう。

レインウェアと長靴の効果的な身につけ方

高価なレインウェアや長靴を買っても、使用方法が間違えていれば浸水してきます。雨水が浸入しやすい場所は袖口や、首回り、足下などです。

首回りは、首にタオルなどを巻いて水垂れを防ぎます。袖周りはある程度仕方がありませんが、気になる場合はテープなどを使用します。

そして足下ですが、レインウェアの裾は長靴の外に出すようにしてください。中に入れてしまうと、雨が靴の中にまで入ってきてしまいます。レインウェアや長靴は適切な使用方法で効果をアップさせましょう。

雨の日のキャンプの楽しみ方

濡れるついでに水辺アクティビティを楽しむ

どうせ雨で濡れるのなら、最初から濡れることを割り切って水辺でのアクティビティを楽しむという手もあります。キャンプをしているのが川辺なら、近くでラフティングやキャニオニングをしていないか事前確認をしておいてもよいかもしれません。

ラフティングは、小型のゴムボートに複数名で乗り込み清流下りをするアクティビティです。群馬県水上の利根川上流などが有名。川にそって穏やかなところではゆっくりと景色を楽しみながら、流れが激しいところはスピードも出るので、メンバーと力を合わせて難所を乗り越えます。

キャニオニングはツアーガイドとともに渓谷を楽しみながら歩み進めるものです。その際に滝壺へダイブしたり、天然スライダーを滑って楽しんだりします。

他にもカヌーやカヤック、釣りなど雨でも楽しめるスポーツは多数ありますので、検討してみる価値はあるかもしれません。

テント内でのんびり過ごす

テントの中の空間というのは密で、ちょっとしたボードゲームでも非常に盛り上がることができます。まして雨ならなおさらです。テント内でのんびり遊びながら過ごすというのもなかなか楽しいものです。

定番のカードゲームなら、トランプやUNO。大人から子供まで楽しめ、みんなが知っているゲーム内容(トランプならばば抜きなど)なら、回りくどい説明も必要ありません。

他にもオセロや人生ゲームも盛り上がりますし、長時間楽しむことができます。またジェンガや黒髭危機一髪のようなゲームも、子供に受けたりゲームのつなぎに使うことができるのでおすすめです。

逆に話題のネタに、楽しいけれどあまり知られていないカードゲームをわざと振ってみるのもよいでしょう。しりとりをモチーフにした「ワードバスケット」や、15枚のカードとコインを使用してギャンブルを行う「小早川」などさまざまな新しいゲームが登場しています。このチャンスに楽しんでみてはいかがでしょうか。

雨キャンプでの料理

ダッチオーブンやスモーカーでじっくり料理

雨の日だからこそ、時間をかける料理をしてみてください。むしろ、雨だからこそできる料理です。ダッチオーブンやスモーカーを使い、普段家ではできない料理を作り、盛り上がりながら食べましょう。

特にキャンプ初心者だとダッチオーブンやスモーカーを持っていない場合も多いです。しかし燻製機は段ボールで代用可能。

段ボールは縦長のものの上部のうち3辺を切り取り、間に具材を乗せる網を挟み、そこに燻製にしたい具材を乗せます。ベーコン、ししゃもなど何でもよいですが、チーズは燻製にするととてもコクがでておいしくなります。そしてウッドに火をつけ2時間ほど待てば、燻製のできあがりです。

晴れていたらアクティビティのスケジュールが立て込んでいて、2時間もかけて燻製をつくっていられないかもしれません。雨だからこそ楽しめる料理をするのもよいものです。

焚火台を利用してバーベキュー

焚火台を利用してバーベキューを楽しむのも素敵です。最近は、直火で焚火をするのを禁止しているところも多いので、焚火台を持っている人も多いかもしれません。もしもこれから購入予定なら、購入ポイントはバーベキューも楽しみたいか、それとも焚火を純粋に楽しみたいかで焚火台のタイプを決めましょう。

ちなみにバーベキューも楽しみたいのなら、浅型の焚火台が向いていますし、もし純粋に焚火を楽しみたいのならストーブ型のほうが薪が燃えやすく、焚火の醍醐味を味わえます。

実は雨のときほど焚火台が活躍します。肌寒いため焚火で暖を取ったり、空いた時間を焚火を眺めて過ごしたり。それから料理です。バーベキューはオプションの網さえあれば簡単に焚火台を使用してできるので、雨の日の料理としてはよいと思います。

雨の日キャンプの注意点

窪地や低地にはテントをはらない

まずテントをはる位置ですが、窪地や低地は水がたまりやすいのでテントを張らないようにしましょう。また川辺も増水などの危険性があるので避けます。

ではどのような場所が雨の際のテント設営場所として向いているのでしょうか。地面の質は、ぬかるみやすくなる土よりも、芝生や砂利のほうが水はけがよいです。そして木立が雨水を受けてくれる、木々の林立した林間サイトも向いています。

また雨が降る前にテントの周りをスコップで掘り、水の通り道を作っておくと、水がたまらずに流れるので浸水しにくくなります。

テント内は火気厳禁

雨の日は、濡れないようにテントの中で過ごしたくなりますが、だからといってテント内は火気厳禁です。一酸化炭素中毒になる可能性も否定できませんし、なにより突風などが吹いてテントがたわんだり、火元が揺れた際に、火がテントに燃え移ったら大惨事です。あっという間にテントは炎上してしまうでしょう。

テント内とあまり変わらないような気がするかもしれませんが、必ず炊事などで火を使用するときにはタープの下で行ってください。なによりテントと異なるのは換気です。雨だからこそじっくり時間をかけて作れるようなダッチオーブン料理や、燻製に挑戦してみてください。

万全な対策で雨の日もキャンプを楽しもう

雨の対策をなにもたてないでキャンプ当日に雨に降られると、さんざんな目にあうかもしれません。しかし、事前にどのようなことが起きるか想定し、準備をしていけば、雨の日もキャンプを楽しむことができます。

テント設営のポイントから、雨だからこそできる時間の使い方まで把握し、仲間との楽しい時間を作り上げてください。雨だからこそ協力が必要ですし、仲間の絆も強くなることでしょう。

 

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