釣り人に人気の魚メバル。メバル釣りにはどのような準備が必要なのか

釣り人に人気の魚メバル。メバル釣りにはどのような準備が必要なのか

FISHING 2018.02.27

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メバルの種類

色が白いシロメバル

メバルは3種類ほどあり、色で分けられています。一般的に釣りに行ってよく目にするのが「シロメバル」。体によこ縞がうっすらとみられ、メバルとしては全体的に白っぽく見えます。釣り場では「青(あお)」「青地(あおじ)」と呼ばれることも。

白といっても、キスなどのように全体が白いことはなく、背びれ尾びれ頭などは黒っぽいのがメバルの特長です。メバルは漢字で「眼張」と書くように目がぴょこんと飛び出していて、可愛らしい姿をしています。

きんとも呼ばれるアカメバル

全体的に黄色く見えるのが「アカメバル」。他の2種類と比べて背びれや尾びれまで黄色いのが特徴です。ひとによっては赤味がかってみえるため「きん」と呼ばれるものもあります。

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釣り場では「赤(あか)」「金(きん)」または「沖メバル」と呼ばれています。3種類の中では味が一番よいメバルという意見もあり、釣りあげたときの喜びが増すひともいるのだとか。

実はひと昔前までは、メバルの色は住んでいる場所によって違うという認識でしたが、近年3種のメバルは別の種類だと分化されたのです。

黒や青みがかった色のクロメバル

他の2種類に比べて全体的に黒いのが「クロメバル」。腹部分まで黒く、個体によっては緑がかっているものも。釣り場での呼び名はそのまま「黒(くろ)」といわれています。メバルの特徴である横縞は見えにくいものが多いようです。

メバルには、大きく鋭い背びれがあり、素手で触ると刺さることも。釣りあげた時は、専用のグローブやタオルなどでメバルをしっかり掴んでから針を抜きましょう。メバルの背びれに毒はないといわれてはいますが、刺さると少し腫れることがあります。

メバルの釣れる時期と時間帯

釣るだけなら1年中釣れる

メバルは「春告げ魚」と呼ばれることもあって、春の魚かと思われている人もいますが、実は一年中釣れる魚です。メバルが一番活発に活動する水温が9度から20度で、16度、17度くらいが最適温といわれています。

冬場に産卵するので、産卵を終えた春ごろになると釣れやすくなることがあるため、「春の魚」といわれる由縁があるともいわれているようです。

食べごろの時期は1月から7月

メバルの旬は春先から初夏といわれています。メバルはツヤのあるの淡泊な白身で、煮つけや唐揚げ、塩焼きに向いていて、大きなサイズでは刺身も喜ばれます。

どんな料理にしても美味しく、特に「煮つけ」は春の訪れを感じさせる料理のひとつとして有名です。楽しく釣りあげて、美味しく食べられる点でも、釣り人にメバルファンが多い理由といえるでしょう。

水温が上がる6月から8月は釣りにくい

メバルを狙う釣り人にとって、6月から8月はなかなか釣果があがりません。というのも、メバルは水温が上がってくると、低い水温を求めて海底深くに移動してしまうのです。

どうしてもメバルを夏場に釣りたい人は、船からかなり深い棚を狙うことになります。夏場に釣れやすくなる魚もいるので、割り切ってそちらを狙うのもおすすめです。

11月から2月が最盛期

メバルの食欲が最も活発なのは11月から2月ごろ。この時期のメバル釣りが一番釣果に期待がもてます。地上は寒くなるじきなので、しっかり防寒や道具の準備もぬかりなくやっておきましょう。

産卵をおえた2月以降も水温が15度以下であれば、メバルの動きは引き続き悪くないので、狙いにいっても大丈夫です。

メバルの反応が積極的になる夜

メバルは夜行性の魚で、活動が始まるのは日が暮れてから。岩礁の回りを10匹ほどの群れを作って回遊していることが多いといわれています。

回遊しているときには、あまり深くない位置で上層を通りすぎる餌を待つように立ち泳ぎしながら群れていることもあるとか。本格的にメバルを狙いにいくとなると、冬場の日暮れからが最適。人にとっては辛い季節と時間なので、装備を入念に準備して、事故の起こらないよう楽しいメバル釣りにしましょう。

メバル釣りのおすすめなエサ

海釣り万能エサの青イソメ

レジャーフィッシングの餌として、万能な青イソメ。青イソメは別名「朝鮮ゴカイ」といい、ほとんどが輸入餌です。安く購入できて、生命力が強く、動きもあるので、エサ付けして投げても海の中で体をうねらせて魚を誘います。

どんな種類の魚もよく釣れると、釣り人は必ずといってよいほど使ったことのある生き餌の1つ。本来、青イソメは海底の砂地に生息しているので、同じように海底を住処にしている魚に好まれます。メバルも海底から中層に生息しているので、青イソメにも反応してくれます。

魚の食い込みが良い石ゴカイ

青イソメとよく似ていますが、石ゴカイは青イソメよりも、ひとまわり細くて小さめです。身が柔らかく、細いので、針に付けにくいですが、口の小さな魚には受け入れられやすく、当たりも期待できます。

石ゴカイは、日本の砂地に生息。実は潮干狩りで穴を掘っていたら出くわすこともあるのです。青イソメに比べて少しだけ価格設定が高いこともありますが、メバルの食いも青イソメと同様によく、メバル以外にも多くの種類の魚を狙う五目釣りに向いています。

魚の大好物の生きたエビ

生きたエビには、どんな魚も食いつくのでよく釣れます。「海老で鯛を釣る」ということわざもあるほど、鯛などの魚を狙うときに使いますが、メバルもよく釣れることも。生きたエビは魚の大好物。「エサ取り」といって、釣果がなくても、エサだけが魚に食べられてしまい、どんどん減っていくということもあります。

海釣りで使われるエビは、ほとんどがシラサエビという種類。生きたまま釣り道具屋で売られています。生きたまま餌として使うので、釣り場ではエアポンプで空気を送ってやりながら生かせておき、エサ付けするときは尻尾を取って、エビがまっすぐになるように付けます。

高温に弱いので、夏場は氷を投入して水温を下げてやりましょう。虫系の餌より単価が高いところが難点です。

取扱い面倒でも何でも釣れるオキアミ

針に刺して使うエサではなく、「サビキ釣り」という小さなかごに詰めて使うエサのことをオキアミといいます。サビキ用の針には、オキアミによく似せたピンクの羽がついており、オキアミが漂う中にこの針があると、魚がオキアミと間違えてこの針を食べてしまうというわけです。

船からのメバル狙いであれば、オキアミでメバルを狙い、サビキ釣りで釣果が上がります。1匹釣れたと思ってすぐに巻き上げず、少し待っていると他の針にもメバルがかかり、「鈴なり」なんてことも起こるかもしれません。

メバル釣りおすすめポイント

潮通しがよいところ

魚釣りの釣果を左右するのは、どこで釣るのか、エサに何を使うのか、ということと合わせて、潮を見るということも大切な項目のひとつ。潮通しとは、海流の流れを指しています。メバルは、潮通しのよい場所を好むので、常に海流に動きのある所を探しましょう。

堤防や波止場などでは、上からみてごみが溜まってしまっている場所は潮通しが悪いので、移動した方がベスト。また、潮には満潮・干潮と満ち引きがあります。一般的には満潮に向かう時間帯に魚が釣れやすいといわれていますが、天候や水温などにも左右されることがあるのです。

船が少ないところ

メバルは、臆病な魚です。近くで当たりが出ると、群れがすぐに散ってしまいます。港などで、船が頻繁に行き来するような場所は、船のエンジン音を恐れて隠れてしまい、いくらエサで誘っても出てこなくなってしまいます。

なかなか釣果が出ず、「少し騒がしいな」と感じる場所は、早めに切り上げて次を探した方が得策です。

ベイトが多いところ

ベイトとは、釣り人が狙っている魚が、食べているエサのことです。ベイトフィッシュとも呼びますが、メバル釣りの場合は、メバルが普段食べているエサを指します。

もちろんメバルは、エサの多い場所を好んで住処としているので、エビや虫、エサとなりそうな小魚が多い場所を探すと、メバルも住み着いているというわけです。

常夜灯の周辺

夜の釣りでは、常夜灯の周辺を狙うのがメバル釣りのポイント。明かりには、メバルのエサとなるエビや虫、小魚が寄ってきます。そうすることにより、自然と魚が寄ってくるのです。

明かりがあると、エサが光って見えるため、捕食しやすくなります。一般的に、常夜灯の近くで釣れるメバルは、サイズの小さいものが多く、大型の尺メバルはなかなか現れないようです。

海岸近くの海藻が多い岩磯域

メバルは代表的な根魚の一種で、海藻や岩場の間を好んで住んでいます。メバルは警戒心が非常に強く、何か音がするとすぐに逃げてしまいます。逃げたときに隠れる場所は、海藻や岩、テトラなどの間など。

メバルは夜行性といっても、エサで上手く誘い出せれば昼間でも釣ることができるので、海藻や岩のそばを狙い釣りして、誘い出してみましょう。注意するのは、海藻や岩は根がかりポイントでもあるため、根がかりしにくい仕掛けにすることがベストです。

メバルのおすすめ漁師飯

採れたては刺身がおいしい

釣りの醍醐味は、新鮮な魚を味わえること。自分で釣ってきた、釣りたての魚の味は格別です。採れたてのメバルは刺身で味わってみたいものですが、刺身にするほどの大きさのサイズをメバルで狙うとなると、なかなか難しいもの。

30cmオーバーの尺メバルが釣れたら大金星です。刺身にして高級感を味わいましょう。

メバルはやっぱり煮つけ

メバル料理といえば、煮つけが有名。あっさりとした白身のメバルは煮つけにぴったりです。家庭でも簡単に料理できます。

釣れたメバルは、ウロコと内臓を取って下処理し、酒とショウガ、水で煮ます。火が通ったら砂糖、みりん、醤油で味付けをして完成。ホロホロと身離れがよく、くさみもないので上品な味わい。高級料亭でも、メバルの煮つけは、春のメニューの中に並んでいることもあります。

豪快に味噌汁にする

豪快な漁師飯のメニューの1品に、味噌汁があります。ブリのアラや蟹などはよく聞きますが、なかなかメバルを味噌汁に入れるというのは勇気が必要かもしれません。

しかし、小型のメバルは、頭部分や背びれ胸びれが大部分を占めていて、結局食べられたのは1口ということもありますが、よい出汁がでます。思い切って味噌汁に投入してもよいかもしれません。メバルを焼いてから味噌汁に入れると、香ばしさも味わえ、美味しさが増すのでおすすめです。

コツをつかんで楽しい釣りの時間を過ごす

メバルは近場で釣れて、味もよく、ほぼ一年中楽しめる素敵な魚。レジャーフィッシングから尺メバル狙い、ルアーを使ったメバリングとファンも多い魚です。

エサや、ポイント選び、仕掛けにもさまざまな種類があり、奥が深い釣りの1つ。釣りは、危険も伴うレジャーなので、安全管理もしっかり心得ましょう。釣果が出てくると楽しくて仕方ありません。あれこれ試して、コツを掴み、楽しい釣りの時間を過ごしましょう。

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