自転車のチェーンオイルの塗り方とは?メンテナンスの仕方を知ろう

自転車のチェーンオイルの塗り方とは?メンテナンスの仕方を知ろう

CYCLING 2018.02.23

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自転車にチェーンオイルを差す際に用意する物

手の汚れやケガ予防の軍手

チェーンオイルを差すときだけでなく、自転車の車輪に触るときにも汚れがついてしまいます。そこで忘れてはいけないのが軍手です。汚れても構わないからと素手で触ると、チェーンで指を切ったり、思わぬ怪我をすることもあります。

怪我を防ぐためにも軍手は必要です。百円ショップやコンビニでも手軽に手に入るので、入手先に困ることはありません。大きさも女性用や子ども用など種類も豊富なので自分に合ったサイズを購入しましょう。滑って怪我をするという可能性もあるので、滑り止めがついている軍手だとなおよいです。

サビや汚れを落とすディグリーザー用オイル

サビや汚れを落とすものとしてディグリーザーというものがあります。いわゆる洗浄剤を入れてチェーンを洗うチェーンのお風呂のようなものです。使い方をきちんと読んでから作業しましょう。中には潤滑油や防腐剤なども入った優れものもあります。面倒くさがりな人にはもってこいの商品です。

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自転車屋さんや百円ショップで販売していますが、Amazonなどのネットショップでも多く取り扱っています。ディグリーザーとオイルがセットになって売られているものも多いです。同じブランドでそろえたほうが安心だという人にはぴったりです。

汚れても良いタオルや雑巾

汚れを落としていくと思っていたよりもすごい量の汚れや汚れた液体が出てきます。自転車の掃除のために敷地を汚してしまい、さらに掃除の手間が増えてしまうということも十分に考えられます。そこで役に立つのが汚れてもいいタオルや雑巾です。

雑巾は百円ショップなどでも売られていますが、もう着なくなった服や使わなくなったタオルなどでももちろん代用が可能です。ただかなりの汚れなので汚れたら再利用は難しいと考えましょう。そのため、使ったら捨てても構わないものを用意しましょう。

スプレーで落ちない汚れを落とす為の歯ブラシ

スプレーだけで汚れが落ちてくれればいいのですが、細かいところや頑固な汚れはスプレーだけでは落ちません。そのため、使い古しでよいので歯ブラシを用意します。自転車によく乗る人は歯ブラシは使った後も置いておきましょう。ほかの汚れ落としにも役に立ちます。

歯ブラシは細かい毛が何本もあるので、細かい部分の汚れもゴシゴシこすると落としてくれます。毛先が開いていても洗うのは歯ではなくチェーンなので問題ありません。向きなどを上手に変えながらきれいに汚れを落としていきましょう。

サビを防ぐ自転車用の機械油

磨いてきれいになってもまたすぐに汚れてサビてしまっては、短い期間に何度も掃除をすることになってしまいます。そのため、きれいに洗った後は自転車用の機械油を使いましょう。こちらも百円ショップで手に入ります。機械油は粘度が高く、パーツ表面をカバーしてくれます。

カバーをするのは得意な機械油ですが、サビや古い汚れを落とすことは苦手です。もし間違った使い方をしてしまうと、一緒に汚れもコーティングしてしまうため、逆にチェーンの動きを悪くしてしまう場合もあります。使い方には十分に気をつけましょう。

自転車用がない時は粘度が高い他の機械油で代用

機械油を探しているときに、自転車用の機械油が見つからないときがあります。そんなときは粘度が高い他の機械油で代用できます。サラダオイルだと汚れは落ちてもコーティング作用はありません。エンジンオイルでも粘度も問題ないので代用できます。

粘度の見極め方は表記を見ます。ISOという国際規約で分類されており、その隣に記載されているVGという単位が粘度の高さです。数字が小さいほうがサラサラの油です。例えばVG10とVG100のオイルがあれば、VG100のオイルの方が代用品としてはいいということになります。

自転車チェーンオイルの選び方

雨でも乗る人やメンテナンスが面倒な人はウェット系

雨でも自転車に乗る人や定期的なメンテナンスが面倒だと思う人は、ウエット系のオイルを選びましょう。濡れても潤滑油の性能が落ちないので、雨で流れることはありません。そのため、もうひとつの利点としてメンテナンスの頻度を抑えられる効果があります。

豪雨の中でもチェーンから油分が落ちにくいのでコーティング機能が長持ちします。しかし晴れているときなど、ドライな気候のときは汚れやすいのが欠点です。汚れをつけやすくなってしまうので、晴れの日が多い県などに住んでいる人は控えたほうが無難です。

晴天のロングライドやロードレースにはドライ系

晴れているときに長距離運転をしたりロードレースをする際には、ドライ系のオイルを使いましょう。すべての天気に利用でき、チェーンが汚れにくいという利点があります。ほかにも摩擦抵抗が少なく、足にチェーンの跡がつきにくくなります。輪行の時も手が汚れにくくなります。

しかし、耐久性が低めです。なので頻繁にオイルをさす必要が出てきます。まめにメンテナンスができる人ならいい商品ですが、時間がなかなかとれなかったり頻繁にメンテナンスをすることが面倒だと感じる人は、ウエットタイプのオイルの方がよいでしょう。

ロードレースや本格的に走る上級者向けのワックス系

趣味程度ではなく、本格的に自転車に乗る場合には、ワックス系を使いましょう。サラサラで汚れにくいという利点があります。ワックス成分によって汚れもつきにくくなり、チェーンをきれいに保つことが可能です。

しかし頻繁にメンテナンスが必要なため、時間がない人には向きません。しかし本格的に走る人は、ほかの部分も常にメンテナンスをすることが多くなります。そのため、頻繁に油をさすことにあまり抵抗がなくなるのでワックス系がよいでしょう。

手間はかかるが耐久性や回転性能が上がるボトル式

自転車用の機械油として、スプレー式とボトル式があります。ボトル式は手でボトルを握り、細くなっているボトル口からオイルを押し出して塗布するタイプです。その分、メンテナンスに時間がかかってしまいます。
しかし、チェーンひとつひとつに丁寧にオイルを塗布することができるので、細部までオイルがいきわたります。丁寧に細部までメンテナンスができるのでチェーンの耐久性が上がります。ほかにも、回転性能が向上するという利点もあります。

手軽で初心者でも簡単にメンテナンスできるスプレー式

スプレー式は直接チェーンに吹き付けるタイプです。お手軽で作業時間も短く、簡単なので初心者にも問題なく使えることが利点です。難点は吹き付けるだけなので、チェーンひとつひとつにオイルがいきわたらない可能性があります。

しかし、チェーンの奥までオイルが届くように作られた高圧浸透タイプもあります。最近ではこの高圧浸透タイプが多くなってきています。手軽で簡単に細部までメンテナンスができるのであれば、高圧浸透タイプのスプレー式がいいでしょう。

自転車チェーンへのオイルの差し方

安定する所に自転車を逆さまにする

不安定な場所だとオイルが思わぬ方向に流れてきたりするだけでなく、自転車が倒れてきて大けがをするということもあり得ます。そのため、安定する場所で作業を行いましょう。

2.手の汚れとケガ防止の為に軍手をはめる

自転車から出てくる汚れは手についたりするとなかなか落ちません。思わぬ怪我をする可能性もあるので、両方を予防するために軍手を必ずしましょう。

3.チェーンにディグリーザー用オイルを吹きかけ5分程待つ

チェーンにオイルを吹きかけた後、時間を置くことで汚れにオイルを浸透させます。そうすることで汚れが浮きやすくなり、より落ちやすくなります。

4.チェーンの汚れをタオル等で拭き取る

大抵の汚れや軽い汚れはタオルで拭き取ることで落とすことができます。捨ててもかまわないタオルや雑巾を使用しましょう。オイルと混ざった汚れはこびりつくので再利用はできないためです。

5.頑固汚れは再度ディグリーザー用オイルをかけ歯ブラシでこする

タオル等で拭き取っても汚れが落ちない場合は、再度ディグリーザー用オイルをかけ、また5分待ちます。その後、歯ブラシで丁寧にゴシゴシと磨きましょう。

6.ディグリーザー用オイルが乾くまで5分程度待つ

汚れを落とした後、まだオイルは乾いていません。洗浄した意味がなくなってしまうため、しっかり乾いてから次の作業にうつりましょう。

7.チェーンの一コマずつ機械油を差していく

面倒かもしれませんが、ひとつひとつに機械油をさしていきます。一コマずつ少量を意識して、油をさします。多すぎる油だと汚れを付着させる原因になるので気をつけましょう。

8.ギアを切り替えながらペダルを回しオイルを馴染ませる

ギアを切り替え、ペダルをゆっくり回すことでオイルが馴染みやすくなります。化粧水や育毛剤など、塗布した後になじませるためにマッサージをすることと、同じ要領です。

9.使用してないタオル等でチェーン表面を軽く拭く

汚れが付着したタオルではなく、別のタオルを使いましょう。せっかくきれいになったチェーンに再び汚れをつけることになるからです。あまり強く拭くとオイルが取れてしまうので、軽く拭きます。

自転車にチェーンオイルを差す際のコツと注意点

オイルはペダルをタイヤが回らない方向に回しながら差す

ペダルを持ちながら空回りをする方向、つまりタイヤが回らない方に回しながら差します。そうしながらスプレーを塗布することで効率的で差しやすくなります。さらにチェーン全体にまんべんなくオイルをつけることができます。

このときにチェーンから垂れてくるオイルなどが、チェーン以外のところにかからないように注意しましょう。自転車の下に段ボールを敷くなどすれば、地面を汚す心配もありません。

汚れを拭き取る際もペダルを回しながら行う

汚れを拭き取るときもオイルを塗布するときと同様に、ペダルを回しながら行いましょう。そうすることで一ヶ所にタオルをスタンバイしておけば、回していると汚れを効率的にとることができます。

細かい部分はペダルを止め、丁寧に拭き取って汚れを落としましょう。メンテナンスをする上で一番大事な作業です。手を抜いて汚れが残ったまま汚れごとコーティングしてしまうとメンテナンスの意味がありません。

オイルは数滴たらす程度にする

汚れを落とすときとは違い、ペダルを回しながら作業はしません。チェーンの一コマ一コマずつ丁寧にオイルをゆっくりとさしていきます。ゆっくりとさすことでチェーンにまんべんなくオイルがいきわたります。

量が多ければ多いほどコーティング効果が期待できるような気がしてしまいますが、数滴程度たらすだけで効果が出るので、大量につけないようにしましょう。

オイルの差しすぎは汚れの原因になる

オイルは数滴たらす程度で効果があります。あまりオイルをさしてしまうと、汚れが吸着しやすくなってしまいます。

そのため、少量を心掛けてゆっくりとさしていきましょう。面倒だからとペダルを回しながらオイルの量も考えずに塗布してしまうと、コーティングどころか汚れを寄せ付けることになるので気をつけましょう。

雨が降った後は車体を拭いて早めにオイルを差す

自転車を雨が当たる外に置いていたり、雨の日に自転車に乗って外出をした場合は、次に晴れたときに早めに車体を拭きます。濡れていると劣化が早く進むためです。その後、オイルもさしましょう。
雨でオイルが流れるため、雨に当たった後はなるべく意識してオイルをさします。そうすることで自転車自体の寿命も延び、チェーンも長持ちします。

ディグリーザー用オイルで汚れやサビを落とし機械油でサビを防ぐ

自転車のメンテナンスとして重要なのは、まず汚れをしっかりと落とすことです。汚れやサビをきれいに落とし切った後、サビを防ぐために機械油でコーティングします。どちらかひとつでも手を抜いてしまうと、またすぐに汚れがついてしまう原因になります。

面倒な場合は、より早くメンテナンスが済む商品を使いましょう。これだけでペダルが軽くなります。雨の日や、ペダルが重いなと感じたときは再度オイルを塗布します。慣れれば短時間で終わります。自転車を長持ちさせるためにも定期的なメンテナンスを心がけましょう。

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