キャンプでおいしいコーヒーを。至福のひとときを味わおう

キャンプでおいしいコーヒーを。至福のひとときを味わおう

CAMP 2018.02.27

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キャンプでコーヒーを楽しむ方法

荷物を減らし手軽に楽しむならインスタント

ひとりでのキャンプやツーリング途中のキャンプでは、なるべく荷物を減らしたいものです。キャンプを始めたばかりでまだ道具が揃っていない、なんてこともありますね。そんなときはインスタントコーヒーがおすすめです。お湯を入れるだけで手軽に楽しめるし、1杯分が個装になっているスティックタイプなら管理するにも便利です。

インスタントなんて味気ないと思うかもしれませんが、自然の中で飲むと不思議とおいしく感じます。体が冷えてしまったときにさっとコーヒーを入れて差し出す、なんていうのもとてもスマートでしょう。

インスタントなら、ブラックコーヒー以外にもカフェオレや抹茶オレなどさまざまな味の商品が販売されています。そのときの気分にあわせて選べるのもひとつの楽しみ。疲れて甘いものが飲みたくなることもあるかもしれません。

入れることが手軽なので、マグカップやケトルなどの入れものにこだわっておしゃれに演出することもできます。

香ばしい香りを楽しむならパーコレーター

パーコレーターとはコーヒーを抽出する器具のことです。加熱することで内部パイプにお湯を循環させ、循環しながら少しずつコーヒーが抽出されるしくみになっています。でき上がるまでの間、香ばしいコーヒーの香りを楽しめます。

パーコレーターは、1827年にフランスの鍛冶屋によって考案され、ゴールドラッシュの西部開拓時代にアメリカで普及しました。カウボーイが焚き火にかけておいしそうにコーヒーを飲むシーンが映画などでよく見られます。頑丈につくられているため、屋内で使用するというよりも屋外用として、コーヒー専門店ではなくアウトドア用品店で多く売られています。

ポットのような形状で、ふたをあけると挽いたコーヒー豆を入れる金属フィルター(バスケット)があります。フィルターには細かい穴があいていて、中心には細いパイプがささっています。パーコレーターが加熱されると内部の圧力があがり、パイプの下部からお湯を吸い上げます。吸い上げられたお湯は上部からシャワー状に噴出し、フィルター内のコーヒー豆全体に降りかかり抽出がはじまります。

フィルターの穴から出たお湯(コーヒーが抽出されている)はパーコレーターの底に溜まり、また吸い上げられ抽出が繰り返されます。このようにお湯が循環することで、コーヒーはどんどん抽出されていきます。

ふたのつまみは透明な材質でできているので、そこからコーヒーの色を見ることができ、抽出具合がわかります。自分の好みの濃さになったらでき上がりです。自分の好みに合わせて抽出できることもパーコレーターの魅力です。また、一度に数人分のコーヒーが入れられるので、仲間同士でのコーヒータイムに最適です。

本格的なコーヒーを飲みたいならドリップ

ドリップコーヒーとは、上からお湯を注いで抽出したコーヒーのことです。お湯を注ぐとコーヒーの豊潤な香りがだんだんと広がっていくのがドリップコーヒーの魅力です。お湯を注ぐときの音も心地よいものです。キャンプでもやっぱりドリップコーヒーが飲みたいという方には、アウトドア用ドリッパーがおすすめです。荷物は増えてしまいますが、コンパクトに持ち運べるアイテムを選べばOK。本格的なコーヒータイムをゆっくりと楽しめます。

ドリップコーヒーを入れるために必要な道具は以下の5点です。

1.アウトドア用ドリッパー

2.フィルター

3.ケトル

4.コーヒー(挽豆かインスタント)

5.カップ

豆を挽くことから始めたいなら、コンパクトなアウトドア用ミルが販売されています。手動でハンドルを回して豆を挽くので手間はかかりますが、それもアウトドアの醍醐味です。より本格派を目指したい方におすすめです。

道具がなかなか揃えられないという場合には、粉と紙製のドリッパーが一緒になったドリップバッグが販売されています。インスタントより本格的な味で、手軽にドリップコーヒーが飲めます。じっくりコーヒーを入れる時間がとれない場合に備えてあわせて持っていくのもよいでしょう。

 

パーコレーターでのコーヒーの入れ方

パーコレーターでのコーヒーの入れ方のポイント

1.本体にコーヒーカップ分の水を入れる
2.金属フィルター(バスケット)をかぶせる
3.粗く挽いた豆を入れて火にかける

豆は必ず粗挽きにするようにしましょう。金属フィルターは目が粗いので、粗挽きでないとそのまま落ちてしまいます。

豆はカップ数分よりも多めに使う

豆の分量は、「人数分(カップ数分)+1杯」が基本的な分量です。4人分入れる場合には、4杯+1杯で、合計5杯分のコーヒー豆が必要です。現地で計量することはなかなか難しいので、キャンプ当日の人数がはっきりしている場合には、事前に計量したものを用意しておくのもよいでしょう。

弱火にかけて抽出する

いきなり強火にかけると、過剰に抽出されてしまったり、酸化してしまったりしてくせのある濁ったコーヒーになってしまいます。また、香りも飛んでしまいます。じっくり弱火にかけて待ちましょう。しばらくすると、ふたの透明なつまみ部分にお湯が湧き上がってくるのが見えます。お湯が茶色くなってきたら抽出が始まった証拠です。

沸騰してから2~3分くらいが目安

湧き上がるお湯の色がどんどん茶色く変化していくので、好みの濃さになったら完成です。2~3分くらいを目安に加熱を止めます。加熱時間は、使用するパーコレーターによって異なる場合があるので、使い込んでベストな加減をみつけましょう。

煮詰まるとおいしくなくなるので注意

抽出に時間をかけ過ぎてしまうと苦みや渋みが出てしまいます。沸騰が始まってからは、長く火にかけすぎないように注意しましょう。使い慣れないうちはコーヒーの濃さにばらつきがでてしまいますが、豆や水の分量を調節したり、抽出時間を変えたりして、自分好みのコーヒーを見つけてみましょう。

 

ドリップコーヒーの入れ方

ドリップコーヒーの入れ方とポイント

1.お湯を沸かしコーヒー豆を挽く
2.ドリッパーにフィルターをセットする
3.フィルターに挽いた豆を入れ平らにする
4.豆全体にお湯がいきわたるくらいに湿らせ1分程蒸らす
5.ゆっくり小さな円を描くようにお湯を注ぎ抽出する

最初に注いだお湯が全てカップに落ちてからお湯を注ぎ足すことがおすすめ。お湯を注ぐときは、小さな円を描くように注ぐことを意識しましょう。そして、フィルターの中のお湯が一定量になるよう注ぎ足すようにすると美味しいコーヒーが入れられます。

お湯は90度前後でドリップする

沸騰したお湯はコーヒーの苦味を強めてしまいます。90℃前後のお湯を用いましょう。沸騰後に火を止め、お湯の表面が静まるころが適温です。火を止めてから1分ほどで95℃くらいになります。温度が低すぎてもぼんやりとしたコーヒーになってしまうので、注意しましょう。

サーバーやカップを熱湯で予め温めておく

サーバーやカップが冷えていると、注いだコーヒーの温度が下がってしまいます。しっかり温めておくことでコーヒーが冷めにくく、おいしいコーヒーを長く楽しむ事ができます。

サーバーやカップにお湯を入れておき、使用する直前にお湯を捨てます。おいしい温度でコーヒーを飲むためにきちんと温めておきましょう。おいしいコーヒーの温度の目安は60℃~70℃です。

ペーパーフィルターは直接濡らさない

ペーパーフィルターを直接濡らすと、十分に抽出されていない状態でお湯がカップに落ちます。コーヒーの脂肪分が抽出されにくくなり、薄いコーヒーになってしまいます。フィルターにかからないようにコーヒーの中心に優しくお湯を注ぎます。

お湯がコーヒー全体にいきわたったら、そのまま蒸らします。コーヒーとお湯をなじませるために蒸らしは重要です。1分ほど置いたら、中心にゆっくり「の」の字を描くようにお湯を注ぎます。

お湯は途切れないように細く注ぐ

フィルター内のお湯の水位を一定に保つように注ぎます。お湯の速度を変えずに「の」の字を描くことで安定した抽出ができます。お湯に余計な動きを加えてしまうと、雑味の原因になります。また、お湯を注ぐスピードによってコーヒーの味が変わります。速く注ぐとさっぱりした風味、ゆっくり注ぐとコクのある風味になります。

人数分を抽出したらすぐにドリッパーを外す

抽出液は最後まで絞りきらないでカップからドリッパーを外します。最後のほうは雑味があるので、絞りきってしまうとえぐみのあるコーヒーになってしまいます。

フィルターに残ったコーヒーかすの表面を見ると細かな泡が残っています。これはコーヒーのアクで、雑味のもとになる成分です。フィルターにこの泡が残っていれば、抽出されたコーヒーは雑味のないおいしいコーヒーになっています。

キャンプコーヒーを楽しむために用意する物

ドリップにはフィルターやドリッパー

ドリッパーは、折りたたみ式が便利です。ステンレスワイヤーでできた折りたたみ式ドリッパーならコンパクトに収納できます。ステンレス製なので丸洗いできてアウトドアに最適です。フィルターはジッパー袋に小分けにして必要な分だけ持っていきましょう。

マイクロメッシュで作られた自立式ドリッパーもあります。フィルターいらずで何度も使えるので、とてもコストパフォーマンスが高いです。荷物を少なくしたいときにもおすすめです。

お湯を沸かすケトル

かさばるのが難点ですが、おいしいコーヒーを入れるためには外せないアイテムです。選ぶポイントは、形と素材です。

お湯の注ぎ方でコーヒーの味が変わります。お湯のコントロールがしやすい口の細いケトルを選びましょう。熱伝導率のよい素材(アルミニウムなど)でできているものならば、早くお湯をわかすことができて燃料の節約にもなります。

コーヒーを入れるチタンマグカップ

マグカップはカラーやデザイン重視で選ぶのもよいですが、チタン製のマグカップは、十分な強度を持っているうえ軽いのでアウトドアには最適です。また、真空断熱の二重構造のものなら熱いコーヒーを入れてもやけどしません。取っ手が折りたためるタイプも販売されています。

ドリップやパーコレーターはコーヒーミル

コーヒーミルがあれば、コーヒーの香りを存分に楽しむことができます。挽きたて、入れたてのコーヒーを飲みたいなら、ぜひミルも持って行きましょう。小型でハンドル部分が折りたためるタイプならば場所をとりません。

ミルは円筒状で、ハンドルのついたふたをあけてコーヒー豆を入れます。ふたをしめてハンドルを回すと豆が挽けます。ミルの刃が錆びてしまうとコーヒーの風味を損なうもとになってしまうので、刃がセラミック製のものがおすすめです。分解できたり、丸洗いできたりとメンテナンスがしやすいものを選びましょう。

アウトドアで無心になってじっくりとコーヒー豆を挽くというのも素敵な時間ですね。

キャンプコーヒーは簡単なものから本格的なものまで楽しめる

キャンプでコーヒーを飲むには、まずはインスタントから始めて気軽に雰囲気を楽しんでみましょう。お気に入りの道具で本格的なコーヒーを入れれば、よりいっそう充実感を味わえます。そのときの状況にあわせて入れ方を変えてみるのもいいですね。パーコレーターの抽出音やドリップコーヒーのお湯を注ぐ音を、自然の中で感じてみてください。自分流のコーヒーの楽しみ方を見つけて、ワンランク上の時間を過ごしましょう。

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