ロードバイクのペダル交換は自分でできる。手順や種類を知っておこう

ロードバイクのペダル交換は自分でできる。手順や種類を知っておこう

CYCLING 2018.02.23

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ロードバイクのペダル交換方法

1.長期間ペダルを交換してない場合は潤滑材をかける

ペダルは長期間交換していなかったり、漕ぐたびに締め付ける力が働くため、強く締まっている場合があります。作業の数時間前に浸透潤滑剤をたっぷり注しておくと外しやすくなるのでおすすめです。時間は短いと浸透しきっていない状態になりますし、長すぎると再び固着してしまう場合があります。

変速機付きの自転車の場合は、1番重いギアに入れておくとクランクが回りにくく、作業がしやすくなりますよ。潤滑材(グリス)を塗る箇所はペダル軸の両方のネジ山の部分で、これをすることで異音なども防ぐことができます。

2.ケガや汚れ防止の軍手をはめる

ロードバイクのメンテナンスを行う時に、手の汚れや怪我を防ぐことができるので、軍手をはめて行います。すべり止め付きの軍手は力が入りやすいため、購入する場合は付いているタイプを選ぶとよいでしょう。特に油分が付いてはいけない部分の作業は新しい軍手を付けた状態で行うため、新品のものもストックしておくとより安心です。

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3.万が一の為にギアを厚手の布でカバーする

怪我をしやすいのは、ペダルを緩めるときです。突然大きく回り一気に緩みますので、その勢いでギアが手に刺さるなどして負傷してしまうことがあります。このような場合はフレームなどを握れるようにしておき、かつ万が一のためにギアを厚手の布でカバーしておくと怪我を防止することができます。

4.外したいペダルのクランクを前にする

ペダルを外す際のコツは、取り外す方のペダルが付いているクランクを前に持ってくるようにしましょう。こうすることによって、クランクの空回りを防止でき外しやすくなります。もし空回りをしてしまうと、動力を伝えるペダルが回らなくなり、自転車を漕ぎ進むことができなくなるため、そのときは修理が必要です。

5.レンチをクランクとできるだけ小さな角度でかける

レンチは回すというよりは、握る要領で力をかけることがポイント。クランクアームとレンチに手をかけ、握るようにして緩めると、クランクが空回せず固く締まっているペダルも比較的楽に外すことができます。

締め付けがゆるいと走行中に外れる恐れがあるため、少し体重をかけ一気に力を入れて握るイメージでしっかり取り付けましょう。常に握りやすい場所にレンチがかかるわけではありませんが、クランクとできるだけ小さな角度でかけるなど、いろいろと工夫をして試してみましょう。

6.クランクとレンチを一緒に握るようにしてペダルを外す

ペダルは、クランクアームとレンチを一緒に握るようにして緩めれば簡単に外すことができます。クランクとはペダルの棒の部分、レンチとはナット・ボルト・管などをねじって回すのに使う工具のことです。こうすることにより、固いペダルも外しやすく、クランクが回ることがないためおすすめです。

7.クランク周辺を綺麗にする

雨の日を走った後などに付着した砂・埃・泥汚れなどは、なかなか掃除をする機会がないので、ついでにクランク周辺も綺麗にしておきましょう。手が届きにくい所は、思い切ってクランクを外して掃除すればしっかりと汚れがとれます。

また、アルミクランクを使っているものは特に、かなりの確率でバリができているケースがあり、そのままにしておくと触ってしまって怪我をしたり、タイヤに刺さってパンクしたりと危険です。見つけた場合はマイナスドライバーなどで、こじって取り除いておきます。

8.左用と右用を確認してから新品ペダルを装着

自転車用ペダルには右用(R)と左用(L)があり、取り付ける際は間違えないように注意が必要です。左右を逆に無理に付けてしまうと、クランク側のネジ山を壊してしまい、クランク自体を交換をしないといけなくなります。ペダル軸に刻印されているR・Lの刻印を確認するか、ペダル軸のネジ山の切り方がギザギザになっているかどうかで見分けましょう。

通常の「右ネジ」は右回り(時計回り)に回せばネジが締まるのですが、このギザギザがついているものは「逆ネジ」と呼ばれ、右回りでネジが緩むため、締める場合は通常とは逆の方向に回転させなければなりません。その点に気をつけて、右は正ネジ・左は逆ネジをセットします。

自転車 タイヤ ペダル 交換

 

ペダル交換に必要な工具

ペダル取外しや取付けに使う15?のレンチ

15mmのサイズのナットは主に自転車のペダルと後車輪のハブに使われており、それ以外の用途で使われることがほとんど無いため、一般的な日曜大工用の工具セットには、このサイズが入っていないことが多くみられます。

また、中級グレード以上のペダルになると、6~8mmのアーレンキーを使用するタイプもあります。こちらはスパナでも代用可能で、2つの違いとしては一般的に、先端が開放されたものをスパナ(イギリス英語)、それ以外をレンチ(アメリカ英語)と呼ばれている点ですが、どちらも同じ用途で使用する工具です。

ケガや手の汚れ防止の軍手

素手の方が作業しやすかったり持っていない場合、必須アイテムではないので、新たに用意しなくてもよいのではないかと思っている方も、ペダルの交換作業時では軍手の着用をおすすめします。作業中には、強い力を入れる、急に緩んだ拍子にフロントのチェーンリングが刺さる、汚れの付着などが考えられます。軍手をしておくことにより、ケガ・汚れの防止につながり安心です。

ペダルを外しやすくする潤滑剤

長期間交換していない場合や固く固定されているペダルを外しやすくする「潤滑剤」も用意しておきましょう。チェーン用オイル・パーツ可動部用のスプレー式オイルの2タイプが基本ですが、初心者や1本で済ませたいと感じる方は、チェーンだけでなくすべての可動部に使えるナスカルブがおすすめ。

通常、チェーンをディグリーザーで洗った場合、洗浄後に水やパーツクリーナーで表面・リンク内部のディグリーザーを洗い流してから注油する必要があります。しかし、ナスカルブのような水置換性のあるオイルは、洗車や雨中走行で濡れた状態で注油しても効果を発揮するので、乾かす必要がなく便利です。

ギア等をカバーする厚手の布やタオル

作業中にクランクギアが手に刺さるなどのケガを防ぐために、カバーするための厚手の布やタオルも必要。他にも手を拭いたり、ちょっとした拭き掃除にも使用できるので、何枚か用意しておくとよいですね。汚れてしまう可能性が高いので、新品ではなく使い古したものや雑巾でも問題ありません。薄手のものしか持っていない場合は、何枚か重ねて使うなど工夫して代用しましょう。

新しいペダル

付け替えをする新しいペダルを用意しましょう。たくさんの種類・カラー・メーカーがあるため、何も決めずに購入に行くと思ったよりも時間がかかってしまいます。事前にどのようなものに付け替えるか、予算との関係などをある程度下調べしておくとよいでしょう。

自転車 ロードバイク

ロードバイクのペダルの種類と選び方

履物を選ばず種類も豊富なフラットペダル

フラットペダルとは平らな形状をしたペダルを指し、スピードを重視しない普段の通勤・通学・街乗りなどでの乗車に適しています。専用のシューズが不要なので履物を選ばないためスーツや制服でも違和感がなく、靴を傷める心配もありません。種類も豊富ですのでロードを始めたばかりの初心者は、まずフラットから慣れていくのがおすすめ。?ペダル交換は簡単にできるので、週末は付け替えるといった使い方もよいですね。

引き足が使えペダリング効率が上がるトゥクリップ

こちらはペダルに取り付けるクリップでストラップを通して靴を固定します。装着することで引き足が使え、踏み込みやすいところに足が固定化されておりペダリング効率が上がるのが特徴。靴は専用のものでなくてもスニーカーなどでしたら使えるため、旅先で登山や観光をする場合のツーリングではよく使用されています。

ノーマルペダルに取り付けるオプションですので、ペダル自体を交換するより価格もお手頃ですが、購入前には自分のペダルに対応している種類か確認が必要です。

トゥクリップの機能を持ち扱いやすいハーフクリップ

ハーフクリップはストラップが不要なタイプもあり簡単で扱いやすいですが、引き足は少し使いにくくなります。 つま先を押し込むだけで固定でき通常のスニーカーなどでも使用できますが、慣れるまで発進時に不安を感じたりしっかりと安定させたい方は、つま先の上側がゴムで補強してある専用シューズも販売されているようです。トゥークリップと似た機能を持っていますので、自分に合った方を選択するとよいでしょう。

走る状況で使い分けられる片面ビルディングのペダル

ビルディングは足とペダルが完全に固定され、プロのライダーも使っている方が多いものです。長く走っても疲労度がすくなく、テクニックも効率的に繰り出せます。片面フラットタイプのものは運動靴・専用靴の両方で使えるため、状況によって使い分けができ、ケージも大きくペダルを捉えやすい形状。デメリットとしては、足をペダルから外す場合は捻ってロックを外さなければならない、立ちごけしやすいなどがあります。

街乗り等で足を地面につく機会が多いならフラット

街乗り等でフラットを使うと、信号に捕まったり人が飛び出してきたりと、危険を感じたときは緊急回避できるので、事故の防止にも繋がります。通常のサイクリングでは足を固定してもさほどメリットがなく、逆にペダリングの上達を妨げてしまうことも。通常の道路で事故を起こすと、自分だけでなく他の人も巻き込んでしまいますので、いざという時に足とペダルがすぐに離れるのは安心ですね。

費用を安く済ませたいならフラット

フラットペダルの価格は1,000~2万円程と幅広いですが、少しよいものを購入しても他と比べると比較的費用を安くすることができます。ライダーとして使用するのにおおすめは「三ヶ島製作所」「SHIMANO」などのメーカーで、3,000~5,000円前後で購入できるものがよいでしょう。色々試したい方は、複数持つこともできますね。

本格的に走りたいならクリップやビルディング

スピードを出したり本格的な走行をしたい場合は、クリップ・ビルディングタイプで足を固定することが重要です。常に一定のフォームでペダリングをすることができ、ペダルと足の位置関係がずれないため、ライディングフォームを保ちやすくなります。前へのスライド・後ろへ引くといったテクニックも、簡単かつ効率的に行うことができますね。

目的に合わせ使いやすいものを選ぶ

ペダルには様々な用途やレベルに合わせたものが発売されていますので、目的に合わせて使いやすい種類を知っておくことが大切です。色んな用途で使う場合は、複数用意しておき付け替えて乗車するのもおすすめ。同じ種類のペダルでも、メーカーや型によって使い心地が違いますので、試しながら自分に合ったものを見つけていきましょう。

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ペダル交換のポイントと注意点

ペダルは一気に緩むのでケガに注意

交換時に一番ケガをしやすい工程は、やはりペダルが緩んだ反動での負傷です。作業をするときは徐々に力を加えて、緩んだ瞬間すぐに力を抜けるように十分意識しておきます。服装なども、長袖を着用するなど肌の露出をできるだけ抑えるなどの工夫をしておくとより安心ですね。

工具を使う時は正しい方向に使う

スパナなどの工具を使う場合には、力を上手く伝える・入れやすい角度を探して作業しましょう。また、力を入れる方向が決まっていますので注意しましょう。逆にしてしまうとネジやボルトの頭をつぶしてしまい、ペダルのネジ角をなめてしまうことも。そうなってしまうと、締めたり緩めたりしたくても、すべってしまい回せなくなってしまいます。

新品装着前にクランク周辺を綺麗にして痛み防止

新品を付ける前に、クランク周辺を綺麗にしておきます。見落としがちなのがクランクとBB(ボトムブラケット)の間に入ってしまった砂で、このままにしておくと傷みにつながってしまうことも。毛の長い金ブラシをスプロケットに押し当て、ペダルを逆回転させて削り取ると簡単に落とすことができます。

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ペダル交換はケガに細心の注意を払うことが大切

いかがでしたか?ペダル交換が初めての方も自己流でしていた方も、安全にサイクリングを楽しむために正しい知識を知っておきましょう。また、くれぐれもケガには細心の注意を払うことが大切です。

負傷してしまうと、ロードバイクに乗ることも先延ばしになってしまいます。手順通りに行えば交換自体は簡単にできますので、ぜひ自分でチャレンジして快適なライドを楽しみましょう。

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