オイル交換までの時間はどれくらい?適切なタイミングで交換しよう

オイル交換までの時間はどれくらい?適切なタイミングで交換しよう

CAR / MOTORCYCLE 2018.02.27

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オイル交換の必要性

エンジンオイルの役割は

人間で例えると、ガソリンは食事、つまりエネルギー源であり、エンジンオイルは車の血液のようなものです。人間から血液がなくなるとどうなるでしょうか。カラカラに干からびて、当然死んでしまいます。

それは車でも同じことです。いくらガソリンを入れてもオイルがなかったり、ドロドロで汚れていると、車はどんどん老化していきます。エンジンオイルが劣化するとフィルターが詰まるなど洗浄力が低下し、不純物の除去ができなくなってしまいます。そうなると、加速の低下や燃費の悪化につながってきます。

オイル交換のタイミング

交換時期は車種などによって多少変わってくるので、取扱説明書を確認することが確実ですが、一般的には5000?を走行、または6ヶ月毎に交換するのがよいとされています。オイル交換をしてから5000?を走行したあとか、6ヶ月が経過したら交換時期ということです。

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車の性能を長く維持して走行したい、もしくはこまめに変えないと心配だという方は3000?を走行、または3ヶ月に1回のペースでも問題ありません。日ごろからこのようなことを意識しておかないと予想外の時にエンジントラブルが起こったりするので要注意です。

シビアコンディションて何

シビアコンディションとは、車種ごとに設定されている整備の基準について、一般的よりも厳しい使用条件である場合、特例的に捕捉されるものです。シビアコンディションの場合、オイル交換の時期も早くなります。

たとえば、警察車両などがシビアコンディションに当てはまります。おもに、アイドリングで停車しているのに急なエンジン全開などをするためです。エンジンに大きな負荷がかかるため、そのぶんオイル交換のタイミングが早まるというわけです。

シビアコンディションの例

?運転者が体に衝撃を感じる荒れた路面走行が多い

?石を跳ね上げたり、わだち等で下廻りをぶつけたりする機会が多い場合

?粉塵の多い路面を走行するなど、足回りに負荷がかかる場合

?自家用乗用車で6ヶ月に1万?以上走行する場合

?事業乗用車で1ヶ月に1万?以上走行する場合

?上り下りの走行が多く、ブレーキ使用回数が多くて負荷がかかる場合

?1日のアイドリング累計時間が2時間程度ある場合

走行距離の30%が上記のような条件に当てはまる場合、シビアコンディションといわれます。

走ってる距離よりエンジンは動いてる

エンジンは走行距離のみ動いているのではありません。信号待ちなどでブレーキを踏んで停車している時間、エンジンをつけたまま停車しているアイドリング時間など、車のエンジンをかけた瞬間からエンジンを切るときまでエンジンは動いています。

走行距離=エンジン稼働時間ではありません。つまり、エンジンの負担は走行距離などである程度は分かっても、確実な負担は数字では分かりません。そのようなことも含めて、車の血液の役割をしているオイル交換は定期的に必要なのです。

2回に1回はオイルエレメントも交換

オイル交換をするうちの2回に1回はオイルエレメントも交換するようにします。オイルエレメントとはエンジンオイルの中のごみなどをろ過してくれるフィルターのことです。エンジンオイルの汚れを取り除くはたらきをしています。

オイルエレメントが汚れてしまうと、フィルターの役割を果たしてくれません。そのため、汚れたエンジンオイルがエンジン内を巡回することになります。そして、どんどん汚れがひどくなるという悪循環になってしまいます。2回に1回を目安に、オイルエレメントも交換しましょう。

チョイ乗りは長距離よりもダメージが

乗用車は短距離の街乗り、ちょい乗りを繰り返すとダメージが大きくなります。なぜかというと、街やちょい乗りでは信号で止まったり、エンジンをかけてから消すまでの時間が短かったりします。エンジンはその短時間に活動をしています。

車は通常の使用状況、つまり走行状態を標準の状態として設計されています。止まれば冷却ファンが回り、冷やすようになっています。そのため、一定の速度で走り続け、信号もなく、停止することが少ない高速道路の方が負担が少ないのです。定期的に高速道路を走るのもいいでしょう。

オイル交換をする

スタンドとディーラーと用販店と民間工場の違い

オイル交換は、ガソリンスタンドや、ディーラーやオートバックスなどの用品店、民間工場でしてもらえます。車のことはすべてディーラーに任せているという場合はディーラーにお願いするのがいいでしょう。民間工場は車の状態も理解してくれるため、相談ができるメリットはありますが、休みの日があるというデメリットがあります。

ガソリンスタンドはガソリンを入れるついでにオイル交換も、と気軽にできますが、金額は一番高くなります。用品店が一番安く、エンジンオイルの種類も豊富です。なんでもできる整備士が作業していないところがデメリットです。車を買ったところで整備保障としてオイル交換がついている場合もあります。

交換にかかる時間

ガソリンスタンドやディーラーなど、頼む場所によって多少の誤差はありますが、オイルを抜いて入れるという作業自体は変わりません。なのでどこも約30分でオイル交換は終了します。場所や時間によっては前もって予約が必要な場合があります。

ガソリンスタンドは24時間営業のところも多いので、夜中や緊急の場合はガソリンスタンドでお願いしましょう。夜中は空いているので、予約をせずとも交換をしてくれるところが多いです。しかし夜中に整備工場が閉まるところなどは行ってくれません。

オイルにも種類がある

ガソリンにレギュラーやハイオクなど種類があるように、エンジンオイルにも種類があります。エンジンオイルには品質規格と粘度規格があります。また、使用するオイルは車種によって変わってきます。表記として10W-30などと書かれています。

数字が高ければ高いほど粘度が高いということになります。車種によっては粘度を指定しているものもあるのでよく確認しましょう。最近では省燃費オイルという摩擦抵抗を極限まで抑えた柔らかさで、高温でも安定したエンジン保護性能を両立した高品質オイルがあります。しかしこちらも指定の車種でなければ使用できません。

価格の違いは

エンジンオイルの金額は高いものもあれば安いものもあります。違いは製法と耐久性です。鉱物油は安く、部分合成油は鉱物油よりは高く、化学合成油はさらに高くなっています。それぞれ製法が違い、鉱物油は簡単にとれるので安く、化学合成油は手間がかかるため高くなっています。

粘度の維持力、つまり耐久性もやはり一番高価な化学合成油がトップです。しかしどの車にも合うというわけではありません。街乗り程度であれば過酷な使用状況にはまずならないので、わざわざ高いお金を出さずとも、鉱物油で十分でしょう。

オイル交換を自分でやるときの注意点

エンジンオイルの交換自体はそんなに難しいものではありません。しかし、ジャッキアップポイントを間違えてパネルを破損したり、ジャッキが壊れたりずれたりして車体が倒れるといった危険なことが起こる可能性もあります。

オイルの交換時には、エンジンを切っておく必要があります。ほかにも輪止めなど安全面には細心の注意をはらいましょう。安く済ませたいからと素人や初心者がオイル交換をすることは、危険も伴うため避けたほうが賢明です。

劣化したオイルを使い続けると

パワーダウン

エンジンオイルが古くなり、粘度が低下してくるとエンジンオイルの密閉効果が低くなり、出力低下が起こります。目に見えて弱まったということは、なかなか分かるものではありません。しかしパワーダウンをしていることは確実です。

そうなると、燃費が悪化することにもつながります。しかしそれもわずかな差なので、普段から気にしていなければ分からないことも多いです。パワーダウンからエンジンオイルの交換を判断するのは難しいといえます。

振動や音がうるさくなる

エンジンオイルが古くなると、アイドリング時の振動が増えたり、エンジン音がうるさくなったりします。これらはエンジンオイルの潤滑性能、緩衝性能が落ちてきたことによる症状です。粘度の低下により油膜が薄くなるため、エンジン内で触れ合う金属が音や振動を発生しやすくしているということです。

カタカタ、ガタガタとエンジン音が耳障りになり、振動も大きくなると気分もいいものではありません。また、こういった音や振動は、劣化の判断材料にもなります。振動や音が大きくなったからといってすぐに交換しなければならないというわけではありませんが、交換することで快適になります。

エンジンのかかりが悪くなる

エンジンをかけるときにキュルキュルと音がします。これはセルモーターがエンジンを回す音ですが、エンジンオイルが古くなるとこの音の回数が増えてきます。冬は寒くエンジンが冷えているため、この音の回数が多くなります。

冷えていてさらにエンジンオイルが古くなっていると、抵抗を減らす添加剤が劣化してしまい、抵抗が大きくなってエンジンのかかりが悪くなります。セルモーターを回すとき、バッテリーの電気を使用しているので、エンジンがかかりにくい状態が長く続くとバッテリーにも負担がかかります。

マフラーから白煙が出る

正常な時も水蒸気が出ていますが、水蒸気はにおいもなくすぐに透明になります。水蒸気ではなくにおいがあってなかなか消えないのが白煙です。エンジンオイルが必要以上に蒸発しているときに現れる状態です。ほんの少しの白煙であれば気にする必要はありませんが、大量に出ている場合はエンジンが危険な状態になっていることもあります。

今までのオイルは粘度があり、踏みとどまれていたのに、サラサラになってしまったことによってより多くのエンジンオイルが蒸発してしまいます。先述したようなものはなかなか気が付くことは難しいですが、ここまでくるとさすがに気が付くこともできるでしょう。オイルだけでなくエンジン自体の確認も必要です。

走行中にエンジンが止まることもある

白煙などが出ている状態が続いているのにそのまま走行を続けていると、さらにエンジンの調子が悪くなります。それだけにとどまらず、潤滑不良や冷却不良を起こし、金属同士の摩擦部分が過熱して溶けてしまうことがあります。それが固まってしまい、エンジンがかからなくなることもあります。

そうなるとエンジン自体やエンジンのオーバーホールの交換が必要となってくる場合もあります。数千円で済むオイル交換を怠ったために、数十万円の修理代がかかってくるという可能性もあります。そのようなことを防ぐためにも、定期的にオイル交換をしましょう。

こまめにメンテナスを行うことでエンジントラブルは防げる

一般的にエンジンオイルはガソリンと違い、月に何度も変えるものではありません。そのため、油断して交換を忘れるということも少なくありません。しかしオイル交換を怠ってしまうと、危険な事態になることもあります。

オイルエレメントも車に興味がなければ知らない人も多いですが、オイルをろ過してくれる大切なものです。外装と違い見えないからとメンテナンスを怠っては、エンジントラブルになることもあります。定期的にメンテナンスをして、未然にトラブルを防ぎましょう。

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