「スズキのスポーツカーの魅力」小さなボディにスポーツ感が満載

「スズキのスポーツカーの魅力」小さなボディにスポーツ感が満載

CAR / MOTORCYCLE 2018.02.27

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スズキといえば、軽自動車のシェアNo.1をダイハツと常に競うメーカーというイメージが強いかもしれません。しかし一方で、スズキはスポーツカーにも力を注いできたことは、意外と知られていないかもしれません。

そんなスズキが力をいれて開発してきたスポーツカーを、過去のモデルにも触れながら見ていきましょう。

スズキについて

コスト重視のメーカー

スズキは、創業以来、二輪車、四輪車の開発販売を手掛けてきたメーカーです。四輪車事業では、軽自動車をはじめとする小型自動車部門に特化して、こだわり続けてきました。

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それにより、複数車種でのパーツの共用化による製造コストの削減。技術、システムの共用により蓄積されたノウハウを、無駄なく次の車へ活かすなど、無駄を極力少なくすることにより、他社と比較して、コストの大幅な削減に成功しています。

国内軽自動車のシェアナンバーワンを目指す

軽四輪車新車販売台数で、シェア上位を常に争うライバル関係が、スズキとダイハツです。2005年度にスズキが首位になりましたが、以降はダイハツが僅差で勝利している状況が続いています。

車種別でも、ワゴンR対ムーブ、アルト対ミラ、商用車ではエブリイ対ハイゼットなど、各カテゴリーにおいても、常に競い合っている状況です。ダイハツがトヨタの子会社であることを考えれば、単独で勝負しているスズキは、互角といってもよいでしょう。

インド市場での圧倒的なシェア

近年、自動車メーカーのビジネスの対象は、国内よりも海外に大きく依存しています。それは、スズキも例外ではありません。しかし、トヨタやホンダのように、北米をターゲットにしているのではなく、欧州や新興国であるインドをターゲットとしています。

インドの車情勢は、インドメーカーであるタタ、マヒンドラ、韓国のヒュンダイ、同じ日本勢ならトヨタ、ホンダも参戦していますが、スズキのシェアは実に42.2%(2017年11月度)。ほぼ2台に1台がスズキということになります。

ただし、インドのスズキは、インドの国営会社とスズキの合弁会社である「マルチスズキ」であり、車種ラインナップもインド独自の車種や、日本と同名の車でも、まったく別物の場合もあります。

【画像ページhttp://www.suzuki.co.jp/car/swiftsport/】

ハイパワーなスズキ スポーツカー スイフト

http://www.suzuki.co.jp/car/swiftsport/

スポーティーなフォルム

軽自動車メーカーとして有名なスズキですが、そのノウハウを生かして、普通自動車の開発販売も行っています。代表作がコンパクトカーのスイフトです。現在(2017年12月時点)のモデルは4代目。そして、歴代モデルには、そのトップグレードにスポーツモデルが設定されました。通称スイスポです。

ノーマルのスイフトと大きく違うのは、その外観でしょう。スイフト自体が、ほかのコンパクトカーよりもスポーティーなフォルムですが、スイスポは外装パーツを、よりスポーティーなものに換装してあります。

フロントバンパー、リヤバンパーは、空力も考慮に入れた専用デザインの迫力のあるものに。マフラーはノーマルが片側出しなのに対し、左右2出し。アルミホイールも、専用デザインの17インチとなっています。

力強いターボエンジン

4代目で、もっとも変更されたことは、モデル初のターボエンジンが搭載されたことでしょう。1.4L直噴ターボエンジン(ブースタージェットエンジン)を搭載することにより、前モデルより排気量は下がったものの、馬力は140PSとアップして、燃費も16.4km/Lと向上。その力強いターボエンジンにより、歴代にないダッシュ力を得ました。

そして、一番の恩恵として、ダウンサイジング化により、エンジンのコンパクト化、重量減となり、車体重量が1tを切り、より素早い加速を得られるようになりました。

ブレーキングパワーも力強い

チューニングカーにおいて、もう一つ大事な点として、ブレーキの強化があります。せっかくパワーアップした加速も、ブレーキがノーマルのままだと、そのパワーを受け止めきれず、車体が安定しきれません。

スイフトはその点にも対応しており、ブレーキの強化も対応済みです。フロントには、大径16インチベンチレーテッドディスク、リヤにもディスクブレーキを装備。パワーアップされた加速を受け止める、力強いブレーキングパワーで受け止めています。

【画像ページhttp://www.suzuki.co.jp/car/swiftsport/】

マニュアルモードのあるスズキ アルト ワークス

http://www.suzuki.co.jp/car/alto_works/

スポーツ走行を支える高性能タイヤ

スズキの軽自動車のラインナップの中で、最廉価モデルであるアルト。そのアルトを、スズキが徹底的にチューニングしたスポーツモデルカーが、アルトワークスです。現在(2017年12月時点)のアルトは8代目になりますが、6、7代目はワークスモデルは見送られ、8代目は、15年ぶりに復活したワークスモデルです。

アルトのラインナップの中で、唯一マニュアルモードを搭載されていることからもわかるように、アルトワークスのコンセプトは走りに特化し、チューニングされたモデルだということです。

そのチューニングは、エンジンは、WORKS専用チューニングの制御プログラムを採用し、そして、足回りには、さまざまな専用チューニングを施したサスペンションを採用。タイヤには、高い操縦安定性と乗り心地を両立した高性能タイヤ、POTENZAを採用し、アルミホイールもリム幅を広げた、専用ブラックホイールを装着しました。

剛性なボディーシェル

スポーツカーならではの、加速力による負荷、コーナーリングなどのハンドリングによる負荷など、さまざまな負荷がかかる個所がボディです。ボディの剛性が低いと、ボディがねじれてしまい、走行に支障をきたします。根幹となるボディの剛性のアップは、スポーツカーには不可欠なチューニングです。

アルトワークスでは、通常ボディにスポット溶接の増し打ちなどを行い、剛性を高めつつも、軽量化にも努め、強く、軽いボディシェルを実現しています。

キーレスプッシュスタートシステム搭載

徹底的にチューニングを施したアルトワークスですが、最新の車としての快適装備も、しっかりと有しています。キーレスプッシュスタートシステム、フルオートエアコン、ディスチャージヘッドランプ、イモビライザーなど、現在の車として、何も問題のない装備を有しています。

走りは徹底的にスパルタンに仕上げましたが、ボディは5ドアハッチバックで人も乗れて、趣味の車としてだけでなく、実用性も失っていません。

 

本格的な走りのスズキ スポーツカー カプチーノ

http://www.goo-net.com/catalog/SUZUKI/CAPPUCCINO/index.html

スペックと燃費について

2017年初頭において、新型カプチーノの開発が進行中で、2018年に発売されるのではとの噂が流れました。今回は、もう一つのスズキスポーツの象徴であるアルトワークスが、15年ぶりに復活しているという背景もあり、これをベースにするとなれば、話に現実味が帯びてきます。

仮に、アルトワークスをベースにすると考えると、そこから予想されるスペックは、エンジンはR06A型ツインカムターボエンジン(馬力:64ps)をベースに、専用プログラムチューンをされると思われます。燃費は、ボディを先代同様オープンカーとするのであれば、補強の必要が出て重量が増すことが考えられるので、アルトワークスの23.0km/Lよりは下がると思われます。

予想される価格

アルトワークスの価格と、現在(2017年12月)発売している他社の軽スポーツカーから、価格を予想してみると、

・アルトワークス:約150万円~
・ダイハツ コペン:約185万円~
・ホンダ S660:約200万円~

となっています。ベースのアルトワークス以上で、ライバルと同じ価格帯と考えるのが定石でしょう。185万円~200万円で、ベースグレードの価格として設定されると予想されます。

初代モデルのカプチーノ

カプチーノ(Cappuccino)は、スズキが1991年に発売した軽自動車で、FR駆動方式の2シーターオープンスポーツカーのことです。1998年に販売終了しましたが、20年近くたった今でも、カスタムパーツが多種発売されており、今なお人気の車種です。ほぼ同時期に活躍した軽スポーツの、ホンダのビート(Beat)、マツダのAZ-1と合わせてABCトリオと呼ばれていました。

特徴的な、ロングノーズ、ショートデッキ、FR駆動、オープンカーというスポーツカーデザインと、14インチ純正アルミホイール、4輪ディスクブレーキ、軽自動車初の4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションなど、当時の軽自動車としては、豪華な走りの装備となっていました。

 

【画像ページhttp://www.suzuki.co.jp/car/alto_turbo_rs/】

特徴的なボディーカラーのスズキ アルト ターボRS

http://www.suzuki.co.jp/car/alto_turbo_rs/

コンパクトなターボエンジン

スズキの軽自動車、アルトのラインナップのスポーツモデルの頂点は、アルトワークスですが、もうひとつスポーツモデルが存在します。アルトターボRSです。アルトターボRSは、アルトワークスほど過激なスポーツチューンは施していませんが、ターボ搭載と足回りのセッティング、バリエーション豊かなカスタムパーツにより、程よいスポーティー感を演出しています。

アルトターボRSには、ノーマルアルトには設定されていないターボが装着されています。R06A型ターボエンジンを搭載。そのエンジンをより軽量、コンパクトに改良することにより、パワフルで低中速域の扱いに優れたエンジンを実現しました。

アイドリングストップシステムを搭載

スポーツモデルでありながらも、アイドリングストップシステムを搭載し、走りと環境を両立しました。アイドリングストップシステムは、Dレンジで走行中、ブレーキを踏んで停車することで、自動でエンジンを停止し、ブレーキを離せば再始動するシステムです。これにより、余計な燃料消費、排出ガスの抑止、騒音停止といった環境面に配慮するものです。

また、初期のアイドリングストップシステムで問題の多かった、ストップ時にエアコンが送風モードになるといったことも、冷たい風を一定時間キープするエコクール機能を搭載し、対策してあります。

優れた操作性のプラットフォーム

8代目アルトは、プラットフォームも全面刷新され、新たに採用された新型プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」は、足回りも骨格部品の一部として設計されたものであり、基本性能の向上、軽量化を実現しました。

アルトターボRSはこのハーテクトに、さらにボディ、足回りなどにスポーツチューンを施し、スポーツカーに相応しい性能を実現しています。

 

実用的なスポーツカーで快適なカーライフにしましょう

スポーツカーとひとくくりにいっても、大出力の馬力の車のことを指す人もいれば、峠などの連続するコーナーを、滑るように走り抜ける軽量スポーツカーのことを指す人もいて、定義は人によってさまざまです。

では、スズキはと問われれば、後者でしょう。軽自動車メーカーならではの、軽い車体、ダッシュ力、粘り強い足回しをもってコーナーを駆け抜けていくといったシーンを、得意としているイメージです。

スズキをはじめ、さまざまなスポーツカーがあります。どのスポーツカーが最強といった定義はありません。自分のスタイルに合った、実用的なスポーツカーを選択すれば、満足のいく、快適なカーライフを実現してくれることでしょう。

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