「タイヤ交換を自分でするには」必要な手順やポイントを習得しよう

「タイヤ交換を自分でするには」必要な手順やポイントを習得しよう

CAR / MOTORCYCLE 2018.02.27

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タイヤ交換を自分でやったことがない人は多いですが、手順やポイントを把握できると、意外にスムーズに行えます。業者に頼むと工賃が発生しますが、自分で行うことで工賃を節約でき、次回もできるようになるので、確実で安全に行える手順を覚えましょう。

タイヤ交換ができる男になろう

タイヤ交換を業者に頼んでいる人は多いです。タイヤ交換は、「やったことはないけど、自分でやってみたい気持ちはある」という人も少なくないですが、プロのような知識がないため、結局依頼しているという人も。しかし、手順や注意するポイントを把握しておけば、自分でもスムーズにできるようになるのです。

自分で行うことで工賃を節約でき、タイヤ交換の混雑時期でも、自分の都合のよい日を選んで交換できるメリットがあります。これを機に、「タイヤ交換ができる男」を目指しませんか。それでは、タイヤ交換をする際のポイントについて紹介していきます。

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タイヤ交換の安全ポイント

危険な場所で作業しない

タイヤ交換を行う際に、最も注意しなければならないポイントは、平地であるかどうかです。角度のある斜面で行うと、途中で車が動き出してしまう可能性や、負荷がかかりすぎでジャッキが破損してしまう可能性があり、自分が怪我をしてしまうおそれも。

理想は、平地でコンクリートなどの固い地面の上で行うことです。足元が柔らかい場所や、砂利などの場所でも、タイヤ交換はうまく行えません。平地でコンクリートのような、平らな場所を確保してから、タイヤ交換を行いましょう。危険な場所での作業は、車にとっても自分にとっても安全に行えないので、注意しましょう。

車が動かないように固定する

平地で真っ平な場所であっても、車が動かないように、サイドブレーキや輪止めで固定しましょう。車をジャッキで持ち上げた際に、車は斜めになってしまいます。車を固定していないと、タイヤ交換の途中で車が動き出してしまう可能性が高くなり、とても危険になります。

タイヤ交換を行う前は、必ずサイドブレーキなど、車をしっかり固定しておくことが大切です。車が動き出してしまうと、誰にも止められなくなり、何かにぶつからないと止まりません。そうなると、ものを破損させてしまい、通行人がいる場合は、人身事故になる可能性も。したがって、安全を確保するためにも、まずは車をしっかりと固定しましょう。

作業前に準備する道具

必要最低限の道具

作業を始める前に、必要最低限の道具を準備しておきましょう。輪止め、ジャッキ、レンチ、ナット、軍手などを準備します。あらかじめ必要な道具を用意しておくことで、作業を効率よく行えます。作業を始めてから道具を準備することになると、「必要な道具がないので、タイヤ交換ができなかった」という状況になりかねません。

タイヤ交換に必要な道具だけを揃えておけばよいので、事前に用意しておくことが大切です。タイヤ交換に必要な道具セットとして、専用のボックスに収納しておくと、次回もスムーズに使用でき、効率性がよくなります。ホームセンターでも手軽に購入できますが、ネットでも購入できるので、価格などもチェックしながら、道具の準備を行いましょう。

あれば時間短縮になる便利な道具

タイヤ交換をスムーズに行うために、あれば時間短縮になる道具もあるので、覚えておきましょう。マイナスドライバー、油圧式ジャッキ、トルクレンチなどがあれば、さらに作業がスムーズになり、短時間でタイヤ交換を済ませられます。

マイナスドライバーは、タイヤカバーを外す際に使用し、トルクレンチは、ナットの締め付け不足や、締めすぎによる破損を防止できる道具で、効率性をアップできます。油圧ジャッキは、人の力を何トンもの力に変換し、一人で車を地面から持ち上げられる道具です。少ない力で持ち上げられるため、タイヤ交換の際に愛用している人は多く、とても助かる道具です。ねじ式のジャッキもありますが、油圧式ジャッキのほうが簡単に行えます。

タイヤ交換の作業手順とコツ

事故防止のために輪止めをする

タイヤ交換を行う際には、事故防止のために輪止めを行います。サイドブレーキでもよいですが、念のため輪止めも置いたほうが、より安全に作業が行えます。輪止めはサイドブレーキをかけてから、交換しているタイヤの反対側の、対角線上のタイヤに置きましょう。置く位置は、前輪をジャッキで上げる場合は、後輪の後ろ側に、後輪をジャッキで上げる場合は、前輪の前側に置きます。

これで車をしっかりと固定でき、動き出す心配がなくなります。車が動き出す心配があると、安心して作業を行えずに、場合によっては大事故につながりかねません。十分に固定しておけば、車体を上げても安定した状態を保っていられるので、スムーズに作業が行えるのです。

ジャッキアップの前にナットを緩める

フルホイールカバーのタイヤは、マイナスドライバーなどで取り外します。ジャッキアップの前に、素手でナットを緩めておくことがポイントです。このとき、緩めるタイヤ側にスペアタイヤをはさんでおくと、ナットを緩めた際に、ボルトに負荷がかかりにくくなります。また、ジャッキアップに失敗しても、タイヤがあるので、車体にかかるダメージを軽減できます。

ナットを緩める際はレンチを使用し、対角線上に反時計回りに緩めます。このとき、全てのナットを抜いてしまうのではなく、1回転ほど回し、ほかのナットも同様に1回転ほど緩めます。緩めすぎるとタイヤが外れてしまい、車体が傾いてしまうので注意しましょう。ほんの少し緩めることがポイントです。

ジャッキで車体を持ち上げる

いよいよジャッキで車体を持ち上げていきます。油圧式のジャッキと、ねじ式のジャッキがありますが、どちらでもよいです。ジャッキで上げる際には、ジャッキアップポイントを把握しておくことが大切です。普通車、軽自動車でジャッキをかけるポイントが異なりますが、車体の下を見てみると、取っ手のような部分が四隅にあり、切り欠きなどの目印があります。見当たらない場合は、説明書で確認しましょう。

適当な部分にジャッキをかけて持ち上げてしまうと、故障につながります。オイルタンク部分にかけてしまい、穴をあけてしまったという人も。適切なポイントにかけてジャッキアップすれば、何も問題はありません。一般的に、ジャッキアップポイントは、タイヤに近い部分にかけられるようになっているので、見つけやすいです。始める前に、車体の下をチェックしましょう。

車体が浮いてからナットを完全に外す

車体が3~5cm浮くまで、ジャッキで持ち上げていきます。完全にタイヤが浮いてから、再びレンチでナットを全て外していきます。ナットとタイヤを外し、接地されていた部分のハブとホイール裏側にある取り付ける面を、布でよくふきましょう。取り外し時と取り付け時には、なるべくタイヤの横を持ちましょう。

タイヤワックススプレーがある人は、交換するタイヤの内側にスプレーしておくとよいです。このとき、接地面のハブや取り付け部分には、吹きかけないように注意しましょう。冬タイヤは、タイヤの向きが決められていませんが、夏タイヤは右側や左側など表示されているので、タイヤの減り方を見ながら組み替えるなどして、取り付けていきましょう。

タイヤを交換してナットを適度に締める

タイヤを交換したら、再びナットで対角線上に締めていきます。一気にナットを締めてしまうのではなく、2~3回に分けて、対角線のナットを順序よく締めます。この際、締めすぎないように注意しましょう。

締めすぎるとナットやボルトを傷め、折れてしまう場合があります。ボルトが折れてしまうと、車を修理に出すことになり、修理代が発生してしまいます。節約のつもりで行っているのに、これでは大損になります。このような事態を防ぐためにも、最初にナットが軽く締まる程度にしてから、少しずつ締めていきます。

軽自動車は4本なので対角に締めていき、普通車は星を線で描くように、対角上に締めていきます。星を描くようにナットを締めるだけなので、順序を忘れずに取り付けられます。

ジャッキで車体を完全に下げる

タイヤを取り付けたら、ジャッキで車体を完全に下ろします。地面にしっかりタイヤが下りて、ジャッキと車体の接地面が確実に離れるまでしっかり下げましょう。そして、ナットの調整を行います。再び対角線でナットの締りを確認し、緩いようであれば締めていきます。締め方が甘いと、走行中に脱輪して大事故につながる可能性も。

レンチで締める際はトルクレンチを使用して、緩すぎや締めすぎを防止しましょう。ナットを締める前に、さび止めスプレーをかける人がいますが、これはナットの締めつけが強くなりやすく、ナットやボルトを傷めやすくするため、使用しないほうがよいとされています。最後に、カバーがあるタイヤはカバーを取り付けます。この工程を4本全てに行い、タイヤ交換が完了します。

自分ではできない作業とその対策

空気圧を調整する

自分でタイヤ交換ができても、自分ではどうしてもできない作業があります。空気圧は、自宅で計測できないという人も多いので、ガソリンスタンドで確かめてもらうようにしましょう。タイヤ交換のシーズンになると、自由に空気圧を確認できるように、スタンド側でも対応してくれているところが多くなります。

スタンドへ行き、自分で行うためにも、やり方を覚えておく必要があります。適正な空気圧については、運転席側のドアを開けると、隠れている部分に貼られているので、自分の車の空気圧をチェックしておきましょう。

ガソリンスタンドにある空気圧の機械は、右側にあるダイヤルを回して数値を合わせます。次に、車のタイヤに空気を入れていきます。チューブの先端を押し当てると、空気が出てくるようになっており、金属音が鳴るまで空気を入れて、4本全て確認していきましょう。最後に、機械のダイヤルを0に戻して、空気圧の計測は完了です。

バランスを調整する

タイヤ交換後は、空気圧だけではなく、バランスの調整も大切になります。バランスも自分では確認できず、専用の機械が必要となるため、カー用品店や整備工場にお願いしましょう。バランスが悪いと、走行中に「ガタガタ」と音がして揺れだすことや、ハンドルがブレることが多くなり、事故の原因につながります。

特に、高速道路でバランスが悪いままだと、大変危険です。遠心力が一転に集中し、ハンドルがきかなくなる場合も。バランスが狂っているとトラブルや事故につながるため、タイヤ交換後には必須作業となります。

バランスを調整していない場合、ハンドルや車体にブレなど違和感を感じる場合も。このような場合は、早めにバランス調整を行うことが大切です。バランス調整は有料になるので、料金を確認してから利用しましょう。

タイヤ交換は自分でできる

タイヤ交換をやったことがない人は、スタンドや業者に頼む人が多いです。しかし、手順やポイントを覚えれば、初めての人でも安全に行えます。

最初は時間がかかってしまいますが、次回も自身で交換できるようになるので、タイヤ交換の工賃の節約にも。また、自分だけではなく、家族や友人の車のタイヤ交換も引き受ければ、頼れる存在になれること間違いなしでしょう。

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