キャンプを焚き火でもっと楽しく。厳守すべきルールとギアの選び方

キャンプを焚き火でもっと楽しく。厳守すべきルールとギアの選び方

CAMP 2018.02.23

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キャンプの夜を、より洗練された時間に。焚き火の魅力と実践のために必要な知識を紹介するとともに、ぜひ用意しておきたい道具をピックアップ。自分に合ったギアを探すところから楽しんで、カッコイイ大人の男ならではのキャンプナイトに挑戦しましょう。

キャンプでの焚き火の魅力

キャンプの夜、焚き火があるとないとでは、場の雰囲気が全く変わってきます。スマートに火を用意して焚き火を楽しむ時間を過ごせば、女性からも仲間からも、カッコイイ男にカテゴライズされること必至。

焚き火のルールとマナーを知り、自分にとって最適なギアを揃え、大人のキャンプを満喫しましょう。

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焚き火の効果

揺れる炎の癒し

宵闇の中、揺れる炎を見つめて得られるリラックス効果は焚き火の醍醐味です。都会を離れ、自然のそばで、不規則な炎の「ゆらぎ」を感じ安堵する。薪の爆ぜる音も耳に心地よい。じっと見入って、聞き入ってしまいそうな、不思議な力が焚き火にはあります。

どこか非現実的な空間を演出できる、キャンプの焚き火は究極の癒しなのです。

人と火の関係

焚き火のないキャンプは、どこか寂しいもの。日が暮れてもランタンの明かりがあるし、火がなくてもカセットコンロで調理はできるのに、キャンプに焚き火がないと白けてしまいます。寒くもないのに火があるとみんな集まってきますし、小さな焚き火を囲むことで相手との距離が近くなり、自然と会話が弾む効果もあります。

人と火の付き合いの歴史は長く、切っても切れない関係です。焚き火には、実用性だけでなく、人を惹きつけて止まない魅力があります。

焚き火のルール

事前に焚き火の可否をキャンプ場に確認

焚き火におけるルールは、キャンプ場によってさまざま。焚き火は全面禁止、直火のみ禁止、指定エリアのみOKなど、全く違うため事前の確認が必須です。

予約時に電話で直接聞いておくか、予約不要のキャンプ場なら公式サイトの注意事項を熟読しましょう。記載がなかったり、しばらくサイトの更新がされていないようなら、やはり電話確認が確実です。時期によって電話受付がなくメール対応のみのキャンプ場もあるため、返事待ちの可能性も頭に入れ、日数に余裕を持って計画を立て動くのが望ましいです。

最近は、地面の上で直接火を起こす直火を禁止している所が増えていて、そうしたキャンプ場では焚き火台がないと焚き火は不可能。キャンプ場のルールによって持参するべきギアが変わるので、事前確認を怠らないようにしましょう。

燃やしきれる量の焚き火をする

薪でも炭でも、必要な分だけを火に入れます。入れすぎに注意し、キャンプ終了時に全てしっかり燃え尽きるよう、計算しながら焚き火を楽しんでください。燃え残った薪や炭は処理に手間がかかり、後始末が大変になります。

燃やしきるまで待てないからと、焚き火全体にいきなり水をかけて消火するのはNG。水蒸気が飛び散って危険な上、焚き火台が急激な温度変化により劣化します。薪同士を離して火が小さくなるのを待ち、燃え残りひとつひとつを火ばさみで掴んで水をかけましょう。炭なら火消し壺が便利です。

また、火に入れず余った薪は、必ず持ち帰ります。その場に放置したりゴミとして収集所に置いたりしないよう、責任を持って回収しましょう。キャンプ場によっては管理人が引き取ってくれる所もあるので、確認してみてください。

確実に後片付けをする

焚き火の後始末が不十分だと火事の危険があるので、薪や炭は燃やしきったあと、確実に鎮火させてください。そして灰をきちんと片付けるのは、モラルの問題です。キャンプ場が直火を禁止して焚き火台を推奨している背景には、灰の処理におけるマナー違反の多さがあります。灰を放置して地面を汚したまま帰ってしまう無粋なキャンパーがいるのです。

指定の灰捨て場があるならそこへ、なければゴミ袋に入れて持ち帰り、燃えるゴミに出します。もし燃え残ってしまったら、自己判断せず、キャンプ場の管理者に処理について確認するようにします。灰捨て場に捨ててもいい場合と、持って帰ってほしいといわれる場合とがあります。

寝るときは、必ず鎮火を見届けてから就寝しましょう。日が暮れたら寝るまでの時間を計算して、薪を追加しすぎないようにしてください。うっかり薪を入れてしまったら、燃え尽きるまで交代で火の番をやるなどして、決して放置しないようにします。

帰るときは、来たときよりも綺麗に。そして火の取り扱いは慎重に。キャンプにおける当然のマナーなので、確実に実践しましょう。

焚き火台を選ぶポイント

焚き火台を料理でも使用する

道具をしっかりと選べば、焚き火台の上で調理することが可能です。

薪や炭を入れて燃やす台本体のほか、焼き網がセットになっているものと、別売りで用意されているものがあり、用途に合わせて購入できます。網の強度は、食材のみ専用からダッチオーブンを乗せられるほどしっかりしたものまでさまざま。キャンプでの使い方を想定して選んでください。

料理に使用できる焚き火台は「バーベキューコンロ」という名称で売られていることもあります。焚き火台の面は逆ピラミッド型よりもフラットなもののほうが、火と食材の距離が近く、火力の加減がしやすいため、調理に適しています。素材は、耐久性とメンテナンスの面からステンレス製が一押しです。

焚き火を囲みながら語らい、バーベキューを楽しむ。キャンプならでは、焚き火で作るつまみのレシピがいくつかあれば完璧です。焚き火台と焼き網の大きさは、キャンプ仲間の人数に応じて考えましょう。商品には大抵、目安の推奨人数が表記されています。

持ち運びが便利

キャンプ道具はかさばらないのが必須条件。当然ほとんどの焚き火台が、持ち運びやすく折りたためるようになっています。付属品と一緒に収納できる袋が付いているものが主流で、使用後も汚れを気にせず持ち帰ることができるのでおすすめです。

ただ、コンパクトに収納が可能とはいえ、収納や組み立てが複雑だと扱いにくいです。開くだけで設置完了、という焚き火台が人気ですが、そうしたものは台本体の面が逆ピラミッド型になっていることが多く、純粋な焚き火に最適な反面、薪での調理には不向きです。

扱いやすさと目的の用途を秤にかけて、自分に合った道具を探しましょう。

焚き火に必要なその他の道具

何かと出番の多い「火ばさみ」

キャンプの焚き火に欠かせない「火ばさみ」。肉や野菜をつかむものと、薪の調節に使うものを分けて、最低でも2つは用意したいギアです。耐久性を考えるならステンレス製がベスト。「ロングトング」と呼ばれることもあります。

一見どれも大差ないように思えますが、太い薪と細い小枝の両方を掴みやすく工夫されているものや、ダッチオーブンのハンドルを引っかけて持ち上げられる形状など、構造は多種多様。あまりにも安価なものは使いにくい確率が高いです。こだわって選ぶと、意外と奥深いのが火ばさみです。

燃料としてかかせない「薪」

燃焼時間や火力の安定感は炭のほうが優秀ですが、キャンプで焚き火を楽しむなら断然「薪」。あまり火の出ない炭と違って大きな炎が上がるので、焚き火を眺めつつ暖を取るには最適です。

薪のデメリットは、火力の調節が難しいため調理に不向きなこと。炎が出すぎて、食材がすぐに焦げ付いたりしてしまうのです。打開策として、芯まで黒くなって炭化するタイミングで薪同士を離し、少し待って、赤く光る熾火(おきび)の状態にしてから使うと料理しやすいです。火力を弱くするには熾火を減らし、強めたいときは増やします。

薪はキャンプ場で販売されていることもありますが、現地調達は売り切れや店休日などのリスクが高くおすすめできません。事前にホームセンターで購入しておきましょう。束で売られていて、足りないよりは余るほうがいいので、多めに用意します。

火持ちの良し悪しは木の種類や火の大きさ、キャンプの時期で変わってくるので、滞在時間や参加人数を考慮に入れて必要量を準備してください。「一泊で最低でも2束、寒くなるにつれて3~4束あれば安心」というのが、あくまでおおよその目安です。

熱いもの対策に「皮手袋」

火のついた炭を持っても大丈夫な、キャンプに必須の道具「皮手袋」。焚き火で調理するなら素手はもっての外、軍手やタオルを使っても火傷の危険があります。

耐熱性や防火性、撥水性などは商品によってバラつきがあるため、必ず用途を確認してから購入してください。物によってはダッチオーブンを持ち上げるには耐熱温度が足りないこともあります。専門店の店員に用途を伝え、アドバイスをもらえれば確実です。

キャンプの夜を焚き火でもっと魅力的にしよう

焚き火のないキャンプは魅力が半減。逆にいえば、TPOに応じて火を扱えると最高にカッコイイ。

必ずキャンプ場に焚き火の可否を確認し、後始末のマナーを熟知した上で、用途に合わせて道具を揃えます。焚き火台は面がフラットなステンレス製がベスト、焚き火には薪が最適です。

外せないポイントさえ押さえれば、あとは実践あるのみ。キャンプ場に目星を付けたら、仲間に声をかけ、焚き火で過ごす夜の計画を立てていきましょう。

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