退職理由が鍵だった。転職と円満退社を実現するためのポイント

退職理由が鍵だった。転職と円満退社を実現するためのポイント

BUSINESS 2018.02.27

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転職を進めるにあたって避けて通れないものが「退職理由」です。現在の勤務先や転職先にどう伝えるか悩む方は多いでしょう。マイナスの印象を持たれてしまうと、転職も円満退社も遠のくばかり。退職理由を上手に伝えるポイントをしっかり押さえましょう。

転職活動の面接で退職理由が重要視されるわけ

仕事へのスタンスを判断するため

採用する側としては、どういう経緯で転職するに至ったのか気になるところです。退職理由を聞けば、あなたが不満を感じるポイントや、仕事に何を求めているのかが明確に分かります。面接担当者は退職理由を通して、再び辞める可能性や仕事への向き合い方を探っているのです。仕事ぶりを実際に見ることができない中で、仕事へのスタンスを知るには格好の質問といえます。単に退職理由を並べるだけでなく、自分の仕事観をアピールするチャンスだと捉えましょう。

性格を知るため

退職理由からは人となりが見えてきます。あなたが何を重視しているのか、何に怒りや喜びを感じる人間なのかということが分かります。また、どのような業種や職種であっても、責任感を持ってしっかりと職務を全うし、周りと良好な人間関係を築ける人は重宝されます。

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しかし、退職理由によっては責任感や忍耐力、コミュニケーション力が足りないのではと思われてしまうことも。そうならないためには、客観的に見て退職理由がただの愚痴になっていないことが大切です。

入社後の業務内容を配慮するため

企業にとって、入社後に適正なポジションに配置するためにも退職理由は重要です。すぐにまた退職してしまわないように、何が不満だったのか、転職先には何を求めているのか明確にする必要があります。あなたにとっても転職先にとっても、採用後に「こんなはずではなかった」ということにならないように、自分にとって譲れないポイントは何かを把握して的確に伝えることが大切です。

面接で退職理由を話す際のポイント

ポジティブな話で締める

今の会社に全く不満はないが、自分の可能性を広げるために転職するという人は少数派。転職という大きな決断に至るだけの不満を抱えている人の方が多いでしょう。退職理由をきちんと伝えることは重要ですが、ネガティブなことだけを述べても転職先の企業で働きたいという気持ちは伝わりません。愚痴っぽい人だという印象を持たれる危険性もあります。

面接官が知りたいのは採用後にどような働きをしてくれるのか、という点です。不満だったことだけでなく、その会社に惹かれた理由や転職後に挑戦したいことを明示して、意欲の高さを伝えましょう。

在職中の会社の不満は言わない

福利厚生や給料、労働条件など会社への不満はつきないでしょう。しかし不満を並べるだけではただ悪口と取られかねません。

退職をするからにはそれなりの理由があることは面接官も察しが付いています。しかし面接を通して知りたいのは愚痴ではなく、不満を解消するためにどのような工夫や対策をしたのか、そこから何を学んだのか、ということです。何の工夫や努力もせず、嫌だから他の会社へ移る人を雇いたいとは思わないでしょう。

また、退職する原因をすべて会社や周りのせいにするのもよくありません。あなたにとって納得がいかないことでも会社なりの事情があったはずです。そういった理由を推し量ろうとしない態度は、視野の狭さを疑われるかもしれません。

転職をしたからといって不満がゼロになる可能性は低く、どんな会社でも何かしらの悩みの種はあるものです。壁にぶつかったときにどんな行動を取る人物なのか見られているのです。

面接官の目を見てハキハキ話す

面接でうまく話せないという人は多いもの。今後の人生を左右する面接ならば緊張して当然です。しかし、自信なさげな態度は印象がよくありません。すらすら話せない場合は、特に態度に気をつける必要があります。表情やしぐさ、声の大きささや口調に注意して好印象を与えましょう。

まず、うつむいたり目が泳いだりすると自信がなさそうに見えます。しっかりと面接官の目を見るようにしましょう。自然に顔も上がり、明るい印象になります。

次は話し方です。いつもより少し声のトーンを上げて話しましょう。そうすると声が通りやすくなり、ちょうどいいスピードで話すことができます。

面接では予想外の質問をされることもありますが、志望動機や退職理由は必ず聞かれます。そういった質問は事前に練習しておくことも効果的です。恥ずかしがらず、自宅でリハーサルをしてみましょう。初めから上手に話せる必要はありません。本番までにできるようになればよいのです。

嘘をついたり格好つけすぎない

面接は企業とあなたが互いに信頼できるのか、今後付き合っていくことができるのかを見極めるための場です。よく見せたいからと嘘をついたり、見栄を張ったりしては信頼関係を築くことはできません。

面接官はあなただけではなく多くの転職希望者と接しているプロなので、嘘は見破られてしまうでしょう。本音と建前が違いすぎると信頼は得られません。言いづらいこともあるかもしれませんが、正直に話そうとする姿勢が大切です。嘘をつくのではなく、伝え方を工夫してみましょう。

円満退職のためのポイント

転職活動は内密に

事情はあるにせよ、会社を去るつもりの人が職場にいると周りの士気が下がります。できるだけ周りには見つからないように転職を進めるべきです。面接のために会社を休んで周りに迷惑を掛ければ、職場からの不満が噴出するでしょう。

また、うかつに転職について話をすると、どこでどのように広まってしまうか分かりません。自分なりに考えていた公表のタイミングや退職理由が意図しない形で伝わり、トラブルになる可能性があります。転職時期が見えてきたら、まずは直属の上司に相談という形で伝えることがベストです。

どんなに配慮をしても、退職する際は周りに負担が掛かってしまいます。それを不満に感じる人も、もちろんいるでしょう。残る側の気持ちも考えて、転職活動はできるだけ内密に行ないましょう。

退職理由は前向きなものを

円満に退職したいのならネガティブではなく、ポジティブな理由にしましょう。例えば「今の会社ではできない○○という分野に挑戦したい」などです。会社に残る側にとって、ネガティブな意見を聞くのは面白くないもの。退職するのは今の会社に不満があるからではなく、あくまで自分のやりたいことを実現するため、ということを強調する方がよいでしょう。

退職時期と伝える時期を配慮する

退職を伝える時期は職場の慣習にもよるので、あらかじめリサーチしておくと安心です。一般的には後任を探したり、引き継ぎを行なったりする時間が必要なので、退職1~2カ月前には伝える方がよいでしょう。

また、残された人たちのことを考えると繁忙期も避けるべきです。辞めるから自分には関係ないと思わず、できるだけ迷惑を掛けないようにすることが大切です。ビジネスはどこでつながっているか分かりません。自分の評判を落とさないためにも、配慮を怠らないようにしましょう。

スムーズな引き継ぎの準備をしておく

転職する前に残務処理をきっちりして、仕事内容をまとめてマニュアル化しておきましょう。後任を探すのに時間が掛かると、十分な引き継ぎ期間が取れないことも。引き継ぎが十分でないと、後任やクライアントに迷惑を掛けるだけでなく、退職を引き延ばされる可能性もあります。マニュアルを作り、誰でも業務を引き継げるようにしっかりと準備をしておきましょう。

当たり障りのない退職理由の例

退職理由のポイントはポジティブかつ今の会社では実現できないこと。例えば待遇面の不満を退職理由に挙げると、待遇を改善するから残ってくれ、と引き留められかねません。相手が「それなら仕方ない」と納得できるような理由を提示しましょう。

退職理由の例

・現在の分野でさらに専門性を高めたい

・現在の仕事とは違う分野に挑戦したい

・自分で事業を始めたい

・海外留学をしたい

どれもさらなる発展のための退職理由といえます。今しか挑戦できないことをやりたい、という気持ちを前面に出して伝えてみましょう。

退職理由を話す際は前向きな姿勢を心掛けよう

転職や円満退職のためには退職理由をどのように伝えるかが鍵となります。しかし、退職理由は転職先や元の会社に対してだけでなく、自分自身にとっても重要です。退職理由は何度も考えたり、口にしたりするものです。それがネガティブなものだと、どうしても不満な点ばかりを意識してしまい、嫌なことから逃げるための転職になってしまいます。

何かから逃げるために新しいことを始めても、なかなかうまくいきません。前向きな退職理由を口にしていれば、最初は建前だったとしても気持ちが前向きに変わっていきます。新天地で気持ちいいスタートを切るためにも、前向きな姿勢を心掛けましょう。

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