シフトノブの自作方法とは?フィット感やオリジナル性で差をつけよう

シフトノブの自作方法とは?フィット感やオリジナル性で差をつけよう

CAR / MOTORCYCLE 2018.03.29

車内をカスタマイズし、自分好みの車にしている人は多いでしょう。最近はシフトノブを自作する人が増えてきました。シフトノブはハンドルの次に多く操作する場所。手にフィットすればとても心地よいものです。自作のシフトノブで周りと差をつけてみませんか?

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シフトノブを自作しよう

シフトノブは意外と目につきやすいもの。その部分をカスタマイズすることにより、車内の雰囲気が一気に変わります。また、シフトノブの交換は非常に簡単にできるため、特別な工具は必要ありません。ただしAT車は少し複雑な仕組みになっているので注意が必要です。

社外品がたくさんあるなか、シフトノブを自作する人が増えています。自作をするメリットとはどのようなものでしょうか?

今回は、シフトノブとはなにか?自作をするのにはどのようにすればよいか?そして、そのメリットを詳しくお伝えしていきます。

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シフトノブの解説

車の駆動伝達経路であるトランスミッションを動かすレバーの先に付いているものが「シフトノブ」。車にとってとても重要なもので、「ノブ」と略してよばれることもあります。

変速用シフトレバーのグリップ部

シフトレバーは人の手によって操作されるものなので、手触りが悪いものはあまり好ましくありません。金属性のものは見た目がよいのですが、車内温度以上の熱が伝わってしまい、不快感を与えてしまいます。

シフトノブの主だった目的は、人間工学インターフェースとしての役割を果たすことです。上記のようなものはその役割を果たしているとはいえません。プラスチックやウレタン樹脂、木材などを、球型やガングリップ型に加工することによって、手触りを考慮しています。

MT車でもAT車でも使われる

トランスミッションを動かすことはMT車でもAT車でも同じです。しかし、シフトレバーと称するのは主にMT車(手動変速)で、AT車(自動変速)とCVT(無段変速)はセレクター(セレクトレバー)と呼ばれています。

どの変速機でも共通してついているのがシフトノブ。いくつかの旧車にはオーバードライブボタンが取り付けられているものもあります。シフトノブの形状は車種によりさまざまですが、純正品は保守的な形が多いのが特徴。また、シフトノブの内側に鉛などを装備することで、ドライバーの操作力を軽減してくれるものもあります。

シフトノブの特長

MT車はシフトノブに触れる時間が長くなります。運転中は常に触れているものなので、機能性が重視されます。シフトノブにはどのような特徴があるのか、みてみましょう。

手触りを考慮したさまざまな材料で製作

スポーツタイプによくみられる金属製のものは、クールでかっこいいイメージを抱く人が多いでしょう。形状もスマートなものが多く、操作性は申し分ありません。しかし、金属は熱伝導がよすぎるため、季節によっては不快感を与えてしまいます。

その不快感を軽減するために、多くの車は熱を保ちにくい素材として樹脂製のものを採用。また、その上から革を張ることにより、より熱を伝えにくくしているものもあります。革張りは高級感を与え、高級車に多く用いられています。ただし、革は劣化する恐れがあるので注意をしてください。

握りやすさを考慮したさまざまな形状

運転時によく触るシフトノブは、手へのフィット感も大切です。そのため、個性的な形状は採用されません。メーカー純正のノブ形状は保守的な傾向にあり、球型やガングリップ型、T字型ノブを採用し、MT車とAT車によって使い分けています。

MT車においては、シフト操作のしやすさも考慮。スポーツタイプではクイックな操作が求められるために、シフトレバーはショートストロークのものが多く、トラックや大型車は重いトランスミッションの操作を軽減するために、テコの原理を用いた長いストロークのものが多く採用されています。

社外品は多種多様

このように、その車に見合ったものを装備している純正品ですが、社外品は保守的なものばかりではありません。操作性よりもデザイン性を重視したものも多く販売されています。

もちろん、人間工学上の合理性を追求したものもあります。しかし、ドライバーによって求めているものが違ううえに、シフトノブは比較的簡単に交換できるため、ドレスアップ用としても使用。社外品は多種多様のものが存在します。

素材別シフトノブの自作方法

シフトノブの特徴を知ったところで、自作に挑戦してみましょう。素材によって作り方が変わるので注意が必要です。

樹脂製シフトノブを作る

軽量で馴染みのよい樹脂製は、温度変化が少ないため、車内温度をダイレクトに伝えることはしません。また、樹脂は加工しやすいことが特徴です。

紙コップ等の中に型をとりたいものをいれ、その上から樹脂を流し込み固まるまで放置します。(紙コップは破くことができるので取り出しやすいです)。固まったら取り出し、やすり等をかけ形を整えましょう。あとは色を付ければ完成です。

透明度が高い「エポキシレジン」という透明樹脂を使うと、水中花シフトノブを作成することが可能。型に入れば中に何をいれてもよいので、自分好みのオリジナル作品を作ることができます。手触りもよくとても綺麗なのですが、レジンの質によっては固まりにくかったり変色してしまうので注意しましょう。

アルミ製シフトノブを作る

アルミは非常に軽いのが特徴。操作のしやすさが抜群でエンジンやトランスミッションの音など、シフトフィーリングがダイレクトに伝わるため、スポーツタイプの車に多くみられます。

アルミでシフトノブを作るには旋盤で削り出しを行わなければいけません。まずはどのような形にしたいかを設計します。設計ができたら削り出しをしましょう。希望の形に削り出しをし、サンダーで馴らしていきます。そのあと、コンパウンドで仕上げると綺麗なつやがでてくるので完成です。

ただ、金属は温度の影響を受けやすいため、夏は高温になり冬はとても冷たくなってしまいます。特に夏場の運転には十分注意しましょう。

木製シフトノブを作る

高級感がある木製シフトノブの多くは高額です。欲しくてもなかなか手が出ないものもあるでしょう。しかし、自作をすればとても安く済み、なによりもフィット感も得ることができるのでおすすめです。

まずは材料を揃え、シャフトが入る穴を開けましょう。そこにシャフトと同じ大きさのナットを埋め込みます。あとは好きなように木材を形成していくだけ。最初はのこぎりやカンナなどを使用するので、扱いにはじゅうぶん注意をしてください。形成ができればやすりをかけ、色を塗って完成です。

「木」は人に温もりを与えてくれます。自分の手に馴染むように成形したものは、何にも代えがたいものになるでしょう。

革巻きシフトノブを作る

純正品やオプションとして、革巻きのシフトノブを採用している車があります。しかし、革は使用していくうちに劣化してしまうのが難点です。革を使って自作するには、裁縫が必要不可欠。まずはレザークラフトの基本と手順を勉強しておきましょう。

元となるシフトノブの革を剥がします。剥がしたものから革の厚みがわかるので、できるだけ同じ厚さを選ぶ方がよいでしょう。そして剥がしたものから型紙を作成し、新しいものを裁断していきます。あとはレザークラフトの手順でいけば完成します。

革巻きのよさはなによりも高級感。しかし劣化するものなので、劣化して高級感を失う前に自作をするのもよいですね。

ドライバーグリップでシフトノブを作る

スナップオンやマックツールなどのドライバーグリップを使用したシフトノブも人気です。工具としても十分よいものなのですが、このドライバーグリップはおしゃれなものが多く、シフトノブだけでなく、キーホルダーとしてDIYされることもしばしば。

まずはドライバーを外しましょう。これは簡単にできるものではありません。スナップオンではグリップやドライバー先だけ交換するといったサービスがあるので、そこに出すのがよいでしょう。外れたあとは穴が開いているので、そのままシャフトにねじ込んで完成です。

ただし、このままだと車検はNGなので注意しましょう。車検を通すには、シフトパターンを表記したものが必要です。このシフトパターンをシールなどで作成し、レジンで固めてから貼り付けるときれいに仕上がるので、おすすめです。

自作して自分好みのシフトノブを手に入れよう

自作のメリットは何といってもオリジナル性。そして、自分好みのフィット感も追及できるのが魅力的です。なかには、空き缶を利用したシフトノブも存在するそう。工夫さえすれば、素材は何をつかってもよいのが、自作の醍醐味といえるでしょう。

純正品には純正品のよさがあります。しかし、手間をかけて作ったシフトノブには愛情があります。自分好みのシフトノブがあることで、愛車をより一層好きになることはいうまでもありません。自作のシフトノブで周りと差をつけましょう。

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