ホイール交換でクロスバイクをランクアップ。走行感をより快適にする

ホイール交換でクロスバイクをランクアップ。走行感をより快適にする

CYCLING 2018.03.28

ホイールを交換することでクロスバイクの走行感や見た目は格段に変わります。初めてのホイール交換ではどのホイールを選べばいいかわからないもの。オススメのホイール、ホイール交換をするメリットや構造について知識を身につけていきましょう。

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ホイール交換でこんなに差がでる

自分の持っているクロスバイクのホイールを交換したことはありますか。

完成車に元からついているホイールは、じつは重たいホイールが付いています。よくあるホイールは、前後輪を合わせて2kg程の重さ。俗に「鉄下駄」といわれるくらい重たいホイールが付いているのです。

ホイールを軽いもの、性能がいいものに変えることで、クロスバイクの走行感は全く違うものに変わります。快適な走行を手に入れるため、愛車をよりカッコよくするためにどんなホイールがいいのか学んでいきましょう。

実感できる効果

ホイールを交換して主に変わることは、「空気抵抗」「漕ぎだし」「スピード」の点です。それぞれどんな特徴があるのでしょうか。

空気抵抗がなくなる

クロスバイクを漕いでいて、「向かい風がキツくて前に全然進まなかった」などの経験はありませんか。漕ぐ力が空気抵抗に負けている状態のため、速度があがらず前になかなか進まないと感じるのです。

空気抵抗は速度の二乗に比例しています。向かい風でなくても、クロスバイクが高速域に入ると強くなるのが空気抵抗。速度をあげても空気抵抗に負けることなく、すいすいと気持ちよく漕ぐためには空気抵抗の減少を図る必要があります。

空気抵抗のなかの約10%を占めているといわれるのがホイール。ホイールを交換することで、空気抵抗を減少させることができます。

漕ぎだしが軽くなる

次に、クロスバイクの漕ぎだしが軽くなるという効果があります。漕ぎだしが軽いと、始めからペダルをすいすいと回せるのでスピードに乗りやすくなります。

平地で漕ぐ場合は、漕ぎだしが多少重くても頑張ればすぐにスピードを出せます。しかし、登り坂から漕ぎだす場合はそうはいきません。登り坂で漕ぎだしが重いとふらついてしまったり、うまくペダルを回せずにすぐ足を止めてしまいます。

結果、ホイールを軽いものに変えると登り坂が楽に登れるようになるのです。

スピードアップ

ホイールを交換して一番の大きい効果は、スピードアップを図れるということです。

スポーツ車に乗るからには、スピードを求めたくなるというもの。当然ながら、重たいクロスバイクよりも軽いクロスバイクのほうがスピードが出ます。とくにホイールを軽量化すると、数百グラムの違いでもとても変化があります。

たとえば重りをクロスバイクに付けるとして、ホイールに重りを取り付けたらペダルが重くなり、スピードが遅くなることは想像に難くないでしょう。

スピードアップのためには、ホイールの軽量化がとても重要です。最高速度をあげることはもちろん、平均巡航速度をあげるためにも、ホイールの軽量化は必要です。

ホイールの構成

では「新しいホイールを購入しよう」となっても、ホイール各部の名称や役割を理解していないと、選ぶのは難しいものです。次にホイールの構成を詳しく理解しておきましょう。

車輪の中央部にあるハブ

ホイールの中心部分、回転軸がハブです。ラージフランジハブ、ワイドフランジハブなど太さや長さに種類があります。

ラージフランジハブは横から見た円の大きさがラージサイズのもの。ハブが大きくなることでスポークが短くなり、ホイールが歪みづらくなります。

ワイドフランジハブは、クロスバイクを正面から見たときの横幅が長いものをいいます。横幅が長くなることで横剛性が強くなり、コーナリングが安定します。

ハブとリムを繋ぐスポーク

ハブから放射状に伸びている細い棒状のものがスポークです。スポークの本数や張る力を変えることで、走行時の快適性やホイールの歪みを防止できます。

走行時、スポークは溝や段差でクロスバイクが受ける衝撃を吸収しています。スポークが歪むことで、衝撃を逃しているのです。

スポークの本数を増やせば1本当たりの負荷を減らせますが、代わりに増えてしまうのが重量。

またスポークを張る力を強くすると、溝や段差の衝撃がダイレクトに伝わります。走行中に体が跳ねてしまう代わりに、ホイールの歪みを少なくできます。

ホイールの外周にあるリム

ホイールの外周、リング状になっている部品がリムです。リム幅を変えることで、乗り心地を変えることができます。

一般的に、幅が狭いリムのほうが振動吸収性に優れ、安定感があるといわれています。逆に幅が広いリムは、転がり抵抗が低くなり、走行感が軽くなります。

スポークをリムに繋ぎ止めるニップル

スポークをリムに繋ぎ止める役割の、いわゆるネジがニップルです。ニップルを回転させることで、スポークのテンション(張り具合)7を調整できます。

リムが少し歪んでいる場合や、ホイールが振れる場合などに、ニップルを調整する必要がでてきます。

シマノ製オススメ5選

初めてのホイール選びは、なにがいいかわからず迷ってしまうものです。信頼性抜群のシマノ製のなかから、初めてでも手を出しやすいオススメのホイールがあります。

WH-R9170-C60-TU-F12

このホイールはチューブラーという構造になっています。

チューブラータイプのホイールは、タイヤのなかにチューブが縫い込まれている形になり、タイヤ断面はほぼ真円。タイヤを引っ掛けるための溝が不必要なため、その分ホイールが軽くなる特徴もあります。

レース用タイヤに使われていたこともあり、高速に強く、リムの強度もあげやすいものになっています。

WH-R9100-C40-TU-F

超軽量フルカーボンのホイールです。

アルミホイールに比べて、重さが段違いに軽くなるのがカーボン。このホイールに変えたら、ペダルの軽さに驚くはずです。

フルカーボンなので黒一色の男らしい見た目。クロスバイクが一気に引き締まるので、カッコよさを求める場合にもオススメです。

WH-R9100-C24-CL

ワイドフランジハブ、オフセットリムという特徴を持つホイールです。

幅が広くなると横剛性が高くなります。フレームが「ぐにゃり」とすることなく、コーナリングが安定します。

ワイドフランジハブの場合にでてくる問題がスポークテンションの左右差。これを解消するために採用されているのがオフセットリムです。フリー側のスポークを小さい角度にでき、スポークテンションの左右差を解消できます。

WH-RS770-C30

こちらのホイールはカーボンラミネートアルミリムになっています。

アルミリムの上にカーボンをラミネートした構造で、強さがありつつも軽さも求められたバランスのいいホイールです。

またチューブレスになっていることで、パンクのリスクも減っています。

WH-RS500

ハブはスチールが使われていますが、それ以外はほぼアルミニウム素材でできており、とても軽いホイールになっています。

安価で軽いホイールとして評判の高いモデルのため、信頼性抜群。素直な乗り心地で、ホイールをステップアップさせるのに適しています。

ホイールの重要性を理解し自分なりにカスタムしよう

いかがでしょうか。完成車からホイールを自分好みに変えていくことで、世界に一つだけのクロスバイクへと変化していきます。

こだわればこだわるほど面白いホイール。どんな走りをしたいのかを考えながらカスタムアップしていくと、クロスバイクへの愛着も強くなります。ホイールを変えるとクロスバイクの見た目もガラリと変わるため、追求する楽しさもあります。

ホイール交換をして、自慢のクロスバイクで楽しくライドしましょう。

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