ホンダシビックタイプRというスポーツカーの魅力を存分に楽しむ

ホンダシビックタイプRというスポーツカーの魅力を存分に楽しむ

CAR / MOTORCYCLE 2018.04.28

ホンダの世界戦略車であるシビック。初代シビックの販売は1972年。当時世界基準の厳しい排ガス規制をクリアしたシビックは世界的な大ヒット車となりました。そのシビックのバリエーションのひとつがスポーティーモデルのタイプR。そのタイプRの魅力を見ていきましょう。

Share :

シビックタイプRの性能は

FF車最速を目指してホンダの技術陣が総力を挙げて生み出したシビックタイプR。その性能はスポーツカーと呼ぶにふさわしいパワフルなパワーユニットをもっています。しかしながら、パワーだけではありません。目指したのはドライバーと車が一体となった走りを存分に楽しむことができる、高い操縦性能。高速走行での安定性を高めるとともに、日常的な街乗りでもしっかりとスポーティーなドライブを楽しむことができる。そんな高性能モデルがシビックタイプRなのです。

新型シビックタイプRのスペック

2リッターVTECターボエンジンを搭載し、最大出力は320PSに達します。前モデルよりボディサイズ・タイヤサイズを拡大し、走行安定性を高めています。

2リッターVTECターボエンジン搭載

シビックタイプRは2リッターのVTECターボエンジンを搭載しています。VTEC(ブイテック、Variable valve Timing and lift Electronic Control system)エンジンはホンダの技術陣が誇る「日常の使い勝手」と「スポーツ性」を両立させた世界ではじめてのエンジンです。VTEC以前のエンジンは低速時にパワーを求めると高速のパワーが無く、逆に高速時にパワーを求めると低速時にパワーが無いというジレンマがありました。
VTECエンジンは低回転域と高回転域それぞれにおいて、バルブタイミングおよびリフト量が最適化され、低回転域のトルクと高回転域のパワーを両立させることが可能となったのです。さらにVTEC技術と直噴ターボによる出力向上で排気量のダウンサイジングを実現するVTECターボを開発。ターボエンジンといえば、「パワーはあるが、燃費が悪い」というのが常識でした。しかし、VTECターボは、燃費のよさと走る楽しさを両立させる、新しい時代のターボエンジンです。
燃費と走る楽しさを両立する1.5リッターVTECターボに対し、よりパワーを重視したのが2リッターVTECターボです。2リッター直列4気筒エンジンの燃費性能を備えながら、大排気量6気筒エンジンに匹敵する320PSの高出力を手に入れたのです。

DODA

最大出力は320ps

シビックタイプRはVTECターボエンジンを搭載し、その最大出力は320PS、最大トルク400N・m[40.8kgf・m]を達成しています。先代は310PSであり、それを上回りこれまでの歴代シビックタイプRの中で最もパワフルなパワーユニットを搭載してます。
車両重量を最高出力で割った数値をパワーウエイトレシオといいますが、これは1馬力あたりが担う重量のことを指し、数値が小さいほど加速性能に優れているとされます。シビックタイプRは1.4トン弱の車重であり、パワーウエイトレシオは4.3kg/PSと圧倒的なパワーを持ちます。それゆえ、アクセルを踏んだ瞬間、シートに背中を押しつけられるような加速Gが立ち上がり、低回転からピークまで胸のすく吹き上がりが続きます。0-100km/h加速は5.7秒、最高速度は272km/hに達します。

6速マニュアルのトランスミッション

エンジンのポテンシャルを余すことなく活かし切るために、専用クロスレシオを設定した6速マニュアルトランスミッションを採用。ファイナルギア比をローレシオ化し、全域で圧倒的な加速性能を引き出しています。また、シングルマス・フライホイール(円盤一枚もののシンプルなフライホイール(はずみ車))を採用し、抜群のアクセルレスポンスを獲得しています。シフトストロークは40mmとし、シフトチェンジが小気味よく決まる滑らかな操作感を実現しています。

先代を凌ぐボディサイズ

ボディサイズを先代の2015年モデルと比べると、全長は+170mmの4,560mm、全幅は-5mmの1,875mm、全高は-25mmの1,435mmとなっています。また、ホイールベース(前輪軸と後輪軸との距離)を延長し、+100mmの2,700mmです。
トレッド(左右の車輪の中心間距離)は、フロントが-5mmでリアが+65mm。ホイールベースを延長し、トレッドを拡大させることで走行安定性が図られました。

タイヤサイズの拡大

タイヤサイズは先代の19インチ(235/35ZR19)から20インチ(245/30ZR20)へと拡大していることも、安定性の向上に寄与しています。大径化・低扁平化した20インチタイヤと軽量・高剛性アルミホイールを採用。路面に食いつくようなグリップ性能とダイレクトな操縦性能を発揮する専用開発の高剛性ハイパフォーマンスタイヤは、内側と外側のトレッドパターンにより、ドライ・ウェットいずれのシーンでも最適な接地性能を実現しています。

【参照画像URL:http://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/】

新型シビックタイプRの魅力

スポーツカーらしい速くて安定感のある高い走行性能とともに、デザインもスポーティーさを演出したものに。その人気により北米カー・オブ・ザ・イヤーを獲得しています。

路面に吸いつくような安定感

ホンダは、一切の妥協をせず、こだわり抜き、鍛え上げたシビックを目指しました。開発当初からスポーツモデルであるタイプRの運動性能を想定しプラットフォームを刷新しました。タイプRを核としてハッチバック、セダンを同時に開発したのです。ドイツの速度無制限高速道路であるアウトバーンや、世界有数のテストコースであるニュルブルクリンクを徹底的に走りこんで開発した結果、路面に吸い付くような安定感のある走りを実現できたのです。なお、ニュルブルクリンクの北コースで7分43秒80をたたき出したその性能はFF車で最速となっています。

スポーツカーらしい走行性能

高剛性、軽量、かつ低重心、低慣性なボディにより、ベースの性能を向上させるとともに、スポーツ車に求められる限界性能を高めています。コーナーを抜けると、ハイグリップタイヤと優れたハンドリング、車体が大きい割に素晴らしいボディコントロール、LSD(駆動輪の片方が空転した際に、もう一方に駆動力を伝えるための機構を備えた差動装置)が組み合わさることで、穏やかな挙動を生み、急激なテールの角度変化には至らず「攻めていける車」に仕上がっています。
アクセルペダルを踏みこむと、3500rpmから回転に勢いがつき、5000rpmから7000rpmにかけてその勢いは加速していきます。間違いなくとてつもなく速く、まさにスポーツカーらしい走行性能を実現しているのです。

赤を効かせたエネルギッシュな内装

乗り込んだ瞬間に心昂る、赤を効かせたエネルギッシュな空間は、走りに没頭するオーナーを高揚感で包み込むために設計されました。強力なコーナリングGやブレーキGまでドライバーの操縦姿勢をしっかり保持するTYPE R専用シート。操舵感にこだわったDカットタイプの本革巻ステアリングホイール。ストップウォッチやレブインジケーターなど独自のコンテンツを盛り込んだ専用メーター。カーボン調パネルとメタリックな赤の輝きも、コクピットをスポーティーに演出しています。

北米で人気が強い

シビックは北米市場で非常に人気のある車種です。2015年の北米市場におけるホンダの新車販売台数のおよそ20%がシビックということからも人気と実力の高さがうかがえます。さらに、「2016 North American Car of the Year」(2016年 北米カー・オブ・ザ・イヤー)の発表会において、シビック がマツダ・ロードスターとGMのシボレー・マリブを抑えて、北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

市街地でも乗りやすい

今回のシビック タイプRには3つのドライブモードが設けられています。コンフォート/ノーマル/+Rで、先代に対してコンフォートモードが追加されました。コンフォートモードでは市街地やなどの日常シーンでスポーティーな走りを満喫でき、リラックスして運転できる操縦感覚が味わえます。
また、操る悦びを思う存分堪能するために、フロントシート位置を低く設定し、車両と一体感のあるスポーティーなドライビングポジションを実現。さらにフロントフードを下げ、爽快な視界も確保しています。
快適性、居住性、操作性のよさで市街地でも抜群に楽しく、乗りやすい車となっているのです。

【参照画像URL:http://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/】

シビックタイプRの購入情報

日本での販売価格は消費税込み450万円。納期は4~6カ月と長くなっています。イギリスで製造されており、手に入れるためにはイギリス仕様モデルの逆輸入という方法もあります。

日本での販売価格は450万円

日本での販売価格(全国メーカー希望小売価格)は消費税込みで450万円となっています。また、北米では約376万円で販売されています。

納期は注文してから4~6カ月後

シビックタイプRは人気がありながら、元々の生産枠も少ないのも納期が長い要因となっており、予約時期、予約状況によって異なりますが、現在の納期は約4~6カ月と長くなっています。

中古車の価格は高値をキープしている

シビックタイプRは、1997年にEK9型にて設定されたのが初登場です。その後イギリスからの逆輸入としてEP3型のシビックにもタイプRは採用され、2007年に登場したセダンボディのFD2型のシビックにも採用。シビックタイプRとしては、FD2型をもって生産終了となりました。その後、イギリスからの逆輸入でFN2型のシビックタイプRユーロが限定で販売されました。中古車市場では旧型から現行モデルまで幅広く人気があり、ダブルウィッシュボーンを採用したEK9は特に高値で取引されています。
また、2015年に発売されたFK2型は日本での販売は台数限定だったため、中古車市場でもなかなか見かけないレアなモデルとなっています。それゆえ車体数は少なく、根強い需要を背景に高値をキープしています。

国外モデルは逆輸入できる

シビックタイプRはすべてイギリスのスウィンドン工場で生産され日本へ輸入されています。日本仕様車は自ずと割り当て台数にも制約があり、日本仕様車は今後5年で4,100台、初年度は1,500台が輸入されると言われています。その正規輸入分はタマ不足、納期の長期化といった問題を抱えています。
そこで、イギリスからの逆輸入という考え方もあります。生まれた工場は同じ。ナビ等を除けば、日本仕様車とイギリスの標準仕様車は装備もほぼ同じといえます。これから商談を始めるという方は「生産国イギリスからの逆輸入」も考えてみてはいかがでしょうか。

レンタカーとして予約も可能

購入する前に、どうしても長く試乗してみたい、という方にはレンタカーを借りるという手があります。シビックタイプRはレンタカーとして予約も可能です。是非レンタカー業者を検索してみましょう。

【参照画像URL:http://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/】

シビックタイプRの歴代人気車

シビックタイプRは中古車市場でも人気の車種。初代モデルのEK9をはじめ、限定台数販売されたFK2、ユーロ等年代によって特徴のあるモデルのラインナップがあります。

初代モデルのEK9

1997年に、6代目シビックに追加設定して発売されたのがEK9型です。身近な高性能車として高い評価を得ているシビックをベースに、走りの楽しさと運動性能を徹底追求したホンダ「タイプR」開発の手法をNSX、インテグラに続き投入した3ドア・FFスポーツモデルです。
レーシングスピリットを継承し、人とクルマの一体感ある操作性を目指してクルマを走らせる真の歓びをより多くの方に堪能して頂きたいという願いと情熱をもって開発されたのがこのシビック タイプRなのです。
自然吸気エンジンとして当時世界最高峰の高出力、リッター当たり116馬力を実現した1.6L DOHC VTEC タイプR専用エンジン(最高出力185PS/8,200rpm)を開発し、ドライバーの意志に即応する高出力、高回転域の痛快な伸びと加速感の良さを実現したモデルとなっています。

2015年登場のFK2

FK2型はニュルブルクリンクサーキットにおけるFF車両最速を目標に開発されました。2015年3月、ニュルブルクリンク北コースでタイム測定を行い7分50秒63を記録。当時量産FF車におけるニュルブルクリンク北コースの最速タイムを更新しました。車両は9代目シビックの欧州仕様 (5ドアハッチバック) をベースに最高出力310PSを発揮する2.0L直列4気筒ターボエンジンを初搭載し、最高速度は270km/hに達しています。
さらに、エアロダイナミクス性能を高めたエクステリアデザイン、アダプティブ・ダンパー・システム、6速マニュアルトランスミッション、19インチハイパフォーマンスタイヤにより、“走る・曲がる・止まる”という、クルマの基本性能を研ぎ澄まし、サーキットから一般公道まで高次元の走りを堪能できるドライビングフィールを目指したモデルです。
750台の限定販売とされ、購入は事前にホームページから商談申込をする必要があり、ディーラーでの店頭販売は一切ありませんでした。なお750台という数は、ニュルブルクリンクでのラップタイム7分50秒台に由来しています。

初の4ドアセダンのFD2

2007年に、8代目シビックに設定されて発売されたのがFD2型です。ボディをセダン型としたことにより、今までの3ドアハッチバック型よりも使いやすさが向上しており、これにより世帯持ちユーザーの獲得に成功しています。発売後は1カ月での受注台数が約2,100台となるなど、順調に販売されました。
エンジンは2.0L 直4 DOHC i-VTECであり、吸排気系の見直し、圧縮比の向上などにより、最高出力は当時のインテグラタイプR(DC5)の220PSに対し、5PS向上の225PS/8,000rpmとなり、10PS以上出力が向上しています。
6速マニュアルトランスミッションを採用。軽量化と高剛性化の両立とともに、タイプR専用のサスペンションや18インチタイヤ、制動力を高める17インチの大径ディスクブレーキ(フロント)を採用するなど、高い走行性能を実現。
さらに、低く幅広いフォルムに、空力性能を高める専用エアロパーツの採用など大幅な変更を施し、運転を気持ちよくサポートする専用シートや専用メーターパネルの採用などと相まって、操縦しやすく、タイプRならではの、速さと一体となる走りのよろこびを追求しています。

イギリス仕様のFK8

シビックタイプRの最新型FK8型は日本仕様車とイギリス仕様車は同じ工場で生産されており、エンジン・外観・足回り等のパフォーマンスに関する部分をはじめ、基本的には同じものです。
日本仕様車の4色(チャンピオンシップホワイト、クリスタルブラック・パール、フレームレッド、ブリリアントスポーティーブルー・メタリック)に加え、イギリス仕様ではグレー系2色(ポリッシュドメタル・メタリック、ソニックグレイ・パール)を含めた6色の選択が可能です。
イギリスでは標準車のタイプRと装備が充実したタイプR GTの2つの仕様が存在します。日本仕様車は標準車に近く、タイプR GTはさらに上級の装備が標準になります。タイプR GTになると日本仕様車の装備は網羅され、デュアルゾーンエアコン、11スピーカーの高級オーディオ、スマホのワイヤレス充電機能が標準になるなど、正にタイプRの最上級仕様となります。
日本仕様車とイギリス仕様車ではカーナビゲーションシステムの仕様が異なりますが、基本的に日本仕様車に標準装備されるものはイギリスの標準仕様車にもほぼ備わっています。日本仕様車のアドバンテージはフォグランプがLED(イギリス標準仕様車はハロゲン)になっていることぐらいでしょう。逆にイギリスの標準仕様車に装備されている安全装備のレーンキープ機能は日本仕様では装備されておらず、クルーズコントロールの機能も異なります。
その他、日本仕様車のような180km/h(実測値相当)でのスピードリミッター作動はありません。LEDデイライトは標準装備されます。ウインカーレバーは左側です。(左側通行右ハンドルでもイギリス車は左ウィンカーとなり、これに準じます。)ボディカラーはラリーレッドが標準。(他カラーは有償OPとなります。)

2010台限定発売のユーロ

8代目欧州仕様シビック(3代目欧州専売車)をベースとした3ドアのハッチバックであり、2009年11月5日にタイプRユーロの名称で2009年モデルを2,010台限定で日本国内での販売が開始されました。 ちなみに、色別の台数は白1,050台、赤810台、銀150台でした。
エンジンはK20Z型 2.0L 直4 DOHC i-VTECで、最高出力は201PS/7,800rpmとFD2より控えめになっていますが、日常域で扱いやすいパワー特性になっています。
ボディは剛性、特に捩じれ剛性を徹底的に強化し、アンジュレーションでの歪みを抑えてサスペンションを有効に機能させ、安定した挙動としなやかな乗り味を生んでいます。圧倒的かつ洗練されたオンロードパフォーマンス。絶対的な速さとともにある、幅広い領域での卓越したドライバビリティ、大人の感性を満たすクォリティ。それらを、見る者の心を強く揺さぶる独創のデザインに結実させているモデルです。

【参照画像URL:http://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/】

好みのシビックタイプRを見つけよう

その時代時代のホンダ技術陣が渾身の思いを込めたシビックタイプR。FF車最速を目指した最新モデルの性能はまさしくスポーツカーといえます。そして、スピードだけではなく、操る楽しさ、わくわくするドライビングを存分に楽しめる車といえます。最新モデルのレベルの高さはもちろんですが、たとえ中古車を選択したとしてもその走りの楽しさ、快適さは色あせません。是非好みのシビックタイプRを見つけてみましょう。”

category

記事カテゴリー