フェラーリ599XXとは。市販モデル開発のために作られた走行車

フェラーリ599XXとは。市販モデル開発のために作られた走行車

CAR / MOTORCYCLE 2018.05.19

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599XXはどういう車か知りたい

599XXは、イタリアのフェラーリが2009年に599GTBをベースにして開発した車です。毎年春におこなわれる世界5大モーターショーのひとつである、スイス・ジュネーヴで開催されたモーターショーで紹介されました。日本では、富士スピードウェイでおこなわれた「フェラーリ・フェスティバル・ジャパン2009」の会場に作られた専用のテントで、「FXX」のオーナーなど、限られたオーナーのみに公開されました。

599Xという車について

サーキット走行専用車である

599XXは、イタリアのフェラーリが、599GTBフィオラノをベースに開発したサーキット走行専用車です。XXプログラムというフェラーリでレースをおこなうオーナーのために開発をおこなう部門、コルセ・クリエンティにより作られました。
レースへの参加や公道走行はできませんが、フェラーリの将来の市販モデルの開発をおこなうための、技術実験車としての役割を果たしてたのです。

特徴と機構

ボディの基本構成は、アルミニウム製スペースフレームを使い、軽量化と剛性の確保のために、カーボン素材が使われました。カスタムパーツとして、フォーミュラカー1などでも使用されている、スラストスポイラーともよばれるカナードを装着。フロントノーズ部の前面から側面にかけての曲線部に装着されたのです。
走行中、車体に生じる空気抵抗の変化に応じて、不安定になる姿勢を安定させるために、本来テールランプ部分に2個のファンを付けることで、車体の下を通過した気流を、強制的に排出するための、筒状の空気排出口を付けたのです。
また、ディユーザー(車体の下に入る気流を車体のうしろ上部に押し出す)を装着させることで、ダウンフォース(地面に車体を押し付けられる力)を得る、ACTIFLOW(アクティフロー)というシステムを導入しました。
これにより、常に適切なステアリングを実現させたのです。この仕掛けは599XXに初めて搭載されたのです。エンジンは、ベースとなった599GTBフィオラノの排気量をそのままに、構成部分を改装することにより、700PS/9,000rpmという高回転で高出力を生み出します。総排気量5,999ccの65度V型12気筒DOHCエンジンを搭載。
タイヤはミシュラン製のレーシング仕様タイヤを装着し、ラジアル構造フロントとリアのサイズをリム径19インチでした。しかし、幅がフロント11J×19+29mm、リア11J×19+31mm、厚さ偏平率フロント67%、リア71%と異なるものを使用していたのです。

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サーキットタイムはどれくらいか

フェラーリがホームコースに使用してる、フィオラノサーキット(イタリアエミリア=ロマーニャ州モデナ県フィオラーノ・モデネーゼにある)を使用し計測されました。
ラップタイムは1分17秒、これは先代のFXXのラップタイムより1秒早いタイムだったのです。

1億5,000万円で売られていたことがある

もともと、公道では走行できない車であった599XXですが、人の心をひきつける漆黒の599XXが売りにだされていたことがあったのです。
中古車であるとはいえ、フェラーリの技術を結集させた車は、世界に30台しか存在しない希少な車ということもあり、1台なんと1億5,000万円で販売されていたのです。

公道を走れる599XXがある

599GTOというモデル

フェラーリが、599XXをベースに公道走行が可能な車として、中国の北京で開催されたモーターショーで公開されました。
フィオラノサーキットにおいて、エンツォ・フェラーリよりも1秒速い1分24秒のラップタイムをたたきだし、当時フェラーリ史上最速のロードカーとされ、公式発表で最高速度335km/h、0-100km/h加速3.35秒の性能を誇る車になったのです。なぜかこの当時は、335という数値にこだわる傾向があったようです。

特徴と機構

フェラーリのGTOの名が付くのは、250GTO、288GTOに次いで3台目でした。エンジンは、599XXベースに、公道仕様に構成部分を改装することになりましたが、670PS/8,250rpmとスペックダウンして生産されたものの、総排気量5,999ccや65度V型12気筒DOHCエンジンを599XXの同じ総排気量の構造エンジンが搭載されました。
ブレーキは、前後ともカーボン・セラミックで、トラクション&スタビリティコントロールや、磁性流体制御サスペンション「SCM2」が搭載。
ラジアル構造フロントとリアのサイズが20インチでしたが、幅がフロント285mm、リア315mm、厚さ偏平率フロント30%、リア35%を公道仕様として、安定する物に変更されたのです。

599台のみ販売のため中古でしか買えない

599GTOは、名前の数値に合わせて、599台限定で予約販売され、当然ではありますが一瞬で完売されました。そのため、新車での購入はできませんが、現在の所有者から譲り受けるか、中古車での購入のみ可能です。
台数限定だったこともあり、なかなか中古車でも購入は難しいようで、中古車で売りだされると、車業界ではニュースになるそうです。

手軽に手に入る599XXがある

タミヤの1/10RCフェラーリ599XX

本物の559XXを購入するのは難しいことから、電動ラジオコントローラーなら手軽に手にできるのです。サーキット専用に仕上げられた599XXを再現した、電動ラジオコントロールカーは、組み立てキットです。
ルーバーなどは実際と異なり、彫刻されたボンネットとなります。伸びやかでグラマラスなロングノーズ、ショートデッキはフォルムシールでポリカーボネートの外観を再現。リヤエンドのディフューザー形状も立体がある仕上がりで、ライトケースはポリカーボネートで実物に近い質感を再現しました。
また、Cピラー外側にさらに装着されたピラー、そのピラーに装着されるフィン、リヤスポイラーもポリカーボネート製別パーツの装着が可能です。独特なカスタム処理が施されたボディは、電動ラジオコントロールカーでも高い空力特性が期待でそうです。ラジコンではありますが、実物と同じものを自分で作り、手にできるのです。

基本スペックについて

基本スペックは次の通りです。電動ラジオコントローラーといっても、侮れない高スペックを持っているので驚かされます。本体価格27,000円。

  • 全長448mm、全幅190mm、全高121mm
  • ホイールベース 257mm
  • トレッド 前後とも165mm
  • フレーム=モノコックタイプ
  • 駆動方式=フロント・2ベルト&リヤ・ギヤダウンによる4WD
  • デフギヤ=前後ともギヤデフ
  • ステアリング=3分割タイロッド式
  • サスペンション=4輪ダブルウィッシュボーン
  • ダンパー=CVAオイルダンパー
  • ギヤ比=6.41:1(キット標準の68Tスパー、23Tピニオン時)
  • 駆動系はフルベアリング仕様

 
注意として、上記はあくまでもボディだけで、電動ラジオコントローラーの本体のみです。操作するためには、別売りで次の物があり、購入が必要です。

  • エクスペックGT-I 2.4G(電動RCカー用セット)
  • 送信機用単3形電池4本
  • 走行用バッテリー&充電器
  • モーター別売
  • スピードコントローラー=ESC仕様(別売)

特徴について

シャーシは、電動ラジオコントロールカーシリーズのベルトとギヤのデュアルドライブで、4WDのTA06を採用。ブラシレスモーターやリフレッシュバッテリーなどのモーターの変化に対応し、重量バランス調整もでき、自分の操作に合わせ最適化するために、センター縦置きバッテリーレイアウトのモノコックフレームを採用しているのが大きな特徴です。
さらに、4WDの駆動系は、リヤにモーターを搭載し、後輪はギヤで、前輪は2本のベルトで駆動力を伝達します。4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションは、フロントがダンパーを水平縦置きとしたIFSによって、車体の低い599XXボディを装着が可能です。

599XXについてもっと詳しくなろう

現在は、2014年12月に、UAEのアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催されました。フィナーリ・モンディアーリのパドックエリア内において、パドックパスを保有している顧客と報道関係者に対してFXX Kが正式に発表された。599XXからも引き継がれた技術が、後継車のFXX Kにも使われており、フェラーリの将来、市販モデルの開発のために、技術実験車としてサーキット内を走行しているのです。このような開発用のプロトタイプ車があるからこそ、公道仕様車の安定と安全が保障されているのです。

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