スーパーポルシェを冠するカレラGTのクールな走りに注目

スーパーポルシェを冠するカレラGTのクールな走りに注目

CAR / MOTORCYCLE 2018.06.17

販売終了から10年以上経過した現在でも、マニアックな人気を持ち続けているカレラGT。スーパーポルシェともいわれている稀代の名車の魅力とは、いったいどういったところでしょうか?大人の男を魅了するその性能とデザインについて、ひもといていきます。

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カレラGTが評価される理由

フォルクスワーゲンタイプ1を設計した技術者である、フェルディナント・ポルシェにより、1930年に設立された自動車メーカーであるポルシェ社。長く空冷エンジン車を製造していたこだわりあるメーカーです。近年では、セダンやSUV市場にも参入しています。
そのポルシェから販売された「コードナンバー980」。スーパーポルシェといわれたモデルが「カレラGT」。2003年から2006年の間にしか発売されなかった、幻のスーパーカー。製造終了から10年以上たった現在でも、根強い人気を持ち続けており、まさに、大人の男のための車といってもいいでしょう。
大排気量で高出力を誇る、マルチシリンダーエンジン。カーボンファイバーで構成されたボディーや、シャシー。また、レーシングカー並みのエンジンニアリング。レーシーな走行性能とは裏腹な、ラグジュアリーな快適性。クラッシックポルシェとして認知された、稀代の名車「カレラGT」が、今なお評価され続けている理由を説明していきます。

【画像参照ページhttps://www.porsche.com/japan/jp/accessoriesandservice/classic/models/980/】

カレラGTの特徴と性能

ポルシェの中でも最高ランク

2003年に、エンツォフェラーリの対抗車種として、華々しくデビューしたカレラGT。歴代のポルシェの伝統的なスタイリッシュなフォルムを継承。さらに、圧倒的なパフォーマンスで、他者の追随を許さない、孤高の存在感を感じさせました。
エンブレムにあるように、跳ね馬のような躍動感あふれるエンジンフィーリング。極限まで剛性と軽さを追求した、カーボンファイバー製のボディ。当時のポルシェの中でも、価格・質の面で最高ランクでした。
当初は、1500台の限定生産の予定でしたが、結局は1270台しか生産されませんでした。そういった希少価値の高いところも、男心をくすぐるポイントといえます。

動力性能はレーシングカー並

その心臓部であるエンジンは、個性的でドライサンプ潤滑方式のV型10気筒エンジンで、レーシングカー並の性能でした。コース走行を想定してセットされた、5.5Lのエンジンの容量は、標準生産向けに5.7Lまで増量され、凄まじいほどのパワーを宿しています。
最高出力は、8000回転時で612馬力と、まさにレーシングカーそのもの。これほどまでの動力性能を持ちながら、エンジン単体の重量は200kg弱と、驚くような軽さです。さらに、最高時速はなんと330km毎時以上と、モンスター級です。また、加速も非常に攻撃的で、毎時0-100kmまでの到達時間はわずか3.9秒です。
さらに、足まわりはダブルウィッシュボーン式を採用。圧倒的なパワーフィーリングと、ラグジュアリーな乗り心地の両立を可能としました。ハイパワーなエンジンを支えるパワートレインは、堅牢で生み出されたパワーをロスすることなく、路面に伝えます。

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大きなエンジンに軽いボディ

カレラGTのエンジンは、大排気量の5.7L。スーパーカーのセオリーどおりの大きなエンジンを搭載。そのパワーに反して、重量は200kg弱と軽量化に成功。
さらに、ボディパネルには、全てカーボンファイバーを使用し、極限まで軽量化することに成功しました。外部から受ける力は、全てシャシーが受ける構造に設計されているため、屋根が取り外せるタルガトップスタイルを実現。開放感溢れるドライブを可能としています。
大排気量エンジンでありながら、カーボンファイバー製のボディーパネルを採用したため、車体重量はわずか1,380kgです。これは、国産の小型乗用車と、ほぼ同じくらいの重さです。

カレラGTを選ぶメリット

ポルシェ・セラミック・コンポジット・クラッチの実現

大排気量のV型10気筒エンジンは、6速ミッションとマッチングされています。世界初のセラミック素材を使用して形成された、ポルシェ・コンポジット・クラッチを搭載しています。また、構成部品にセラミックを採用することにより、従来のクラッチよりも長寿命化しています。さらに、クラッチディスクの小型化に成功し、大幅な軽量化を実現しています。
その乗り味は、セミオートマチックが採用され、スムーズなエンツォフェラーリと比較すると、テクニカルで扱いづらいといわれています。しかしそれこそが、ハードな車を乗りこなしたいという男心をくすぐる魅力とも、いえるのではないでしょうか。

ブレーキ性能もしっかりとしている

最高峰のパワートレインを制御するのは、クラッチ同様に、セラミック複合素材をブレーキディスクに使用した、ポルシェの最先端技術をもって創り出されたP「CCB・ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ」です。このディスクシステムは、レーシングカーにも採用されている、ハイパフォーマンスなブレーキです。
高剛性の「モノブロック6ポッドキャリパー」を採用することで、強力な制動力を生み出しています。大衆車などでは、通常2ポッドですからその性能の高さは驚きです。また、ブレーキディスクにセラミック素材を使用することで、軽量化に成功。耐熱性も高く、強い耐久性も兼ね備えています。

サスペンションもレーシングカー仕様

跳ね馬のような走行性能を持ったカレラGTに、ラグジュアリーな快適性と、程よいレーシングフィーリングをもたらしてくれるのが、ダブルウィッシュボーン式のサスペンション。
純レーシングカーの構造は、前後ともダブルウィッシュボーン式ですが、カレラGTも同様に、前後ともに採用しています。空力性能を向上させるため、インボードマウントされたショックとサスペンションアームは、プッシュロッドで連結される独自の機構になっています。
レーシングカーと、同じ形式のサスペンションシステムを採用することで、タイヤが路面をしっかりとグリップし、車体を自在にコントロールすることを可能としています。

カレラGTならではの魅力

エンジン音が美しい

フェラーリのピーキーなエンジン音も魅力的ですが、カレラGTのエンジン音は、クリアで軽快なサウンド。シルキーなその音は、搭載しているエンジンのフリクションが、いかに少ないか容易に想像できます。また、エンジンをふかしたときのレスポンスも、非常に鋭いものとなっています。
美しいエンジン音というのは、そのエンジンがいかに高性能であるかを物語っています。エンジンは、さまざまな素材の部品で構成されているため、高温時において、それぞれの熱膨張率は異なります。ゆえに、フリクションが少ないことは非常に重要です。
当時のポルシェが誇る、最高ランクのエンジンは、その荒々しいスペックとは裏腹にフリクションが少なく、非常にスムーズにピストンを上下させます。高温時におけるエンジンの機械的摩擦損失を、徹底的に少なくして美しいエンジン音を奏でます。

軽量ボディに最高のパワーで駆け抜ける

肩を並べる他社のスーパーカーと同様に、大排気量のエンジンを搭載。ミッドシップに搭載されたそのエンジンは、NAながら612馬力。最高時速は、ゆうに330kgを超えます。
スーパーカーの世界で612馬力という数値は、特に驚くものではないかもしれませんが、ノンターボにてこの数値を達成しているところが、ポルシェのこだわりといえます。
軽量なボディに、最高のパワーで駆け抜ける姿は、まさにスーパースポーツカーと呼ぶにふさわしい。ジェットコースター並みの加速に、男なら誰もが痺れるのではないでしょうか?

カーボン製のボディが美しい

歴代のポルシェの、スタイリッシュなフォルムを継承したそのデザインは、非常に美しい曲線美で、多くの人を魅了しています。その独特な存在感は、どこから来るのでしょう。
ボディパネルは、全てカーボンファイバー製で、極限まで軽量化を追求した結果、車体重量はわずか1380kg。また、タルガトップで、オープンカースタイルにすることが可能です。
カレラGTの独特な存在感は、カーボン製のボディが生み出す質感にあるといえるでしょう。その姿はまさに、大人の男のために生まれてきた車といった印象です。

乗りこなせたら玄人の仲間入り

ほかのスーパーカーは、乗りやすさを追求しており、そのハイスペックな性能を扱いやすくすることに、力を注いでいるような印象です。対してカレラGTは、レーシーな操作性で非常にマニアックな印象を受けます。
スポーツカーを運転する場合において、一番難しい部分は、クラッチ操作にあるといえるでしょう。ほとんどのスポーツカーは、クラッチを強化しているため、クラッチペダルは重くシフト操作はソリッドな感覚です。
ご多分に漏れず、カレラGTのポルシェ・セラミック・コンポジット・クラッチも、操作の技術を必要とするレーシーな操作感です。しかし、車を操っているという充実感がたまりません。乗りこなせたら、まさに玄人の仲間入りです。

痺れるほどクールなスピードで視線を集める

たしかに、街中でフェラーリやランボルギーニを見かけると、車好きのマニアックな男は興奮します。しかし、それは非常にわかりやすいもので、デコラティブであるがゆえのものといえます。対して、痺れるほどにクールなスピードで視線を集める…カレラGTこそが、大人の男が乗るべきカッコイイ車ではないでしょうか。

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