伊勢海老が釣れる。揃えておくべき必要な道具やコツを徹底分析

伊勢海老が釣れる。揃えておくべき必要な道具やコツを徹底分析

FISHING 2018.06.19

憧れの高級食材、伊勢海老。それが「海岸に積まれたテトラポッドの隙間で釣れる」というのは意外と知られていない事実です。伊勢海老釣りに必要な釣具や基本的な釣り方、覚えておきたいコツや注意点などポイントはたくさんあります。

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伊勢海老の釣り方は

お店で買うとなるとびっくりするぐらいの値段になる高級な伊勢海老。それをアマチュアの釣り人も釣ることができる、しかも船をだすのではなく海岸で釣れる、と聞かされると多くの人が驚きます。伊勢海老釣りにチャレンジするために、どんな道具や知識が必要なのでしょうか。

伊勢海老釣りにおすすめの仕掛け

伊勢海老釣りというとなにか特別な道具が要りそうに思われがちですが、じつは高い釣具や特殊な仕掛けはほとんど必要ありません。

竿は穂先が柔らかく錆びにくいもの

まずは竿ですが、あまり長くない竿が向いています。1~2mのものがよいでしょう。狙うのがテトラポッドの穴や壁際なため、長すぎる竿は邪魔になります。アタリを見逃さないことが大事で、穂先が柔らかく胴がしっかりした先調子のものが使いやすいです。バス用のロッドを使ってもいいでしょう。
さらにひとつ忘れてはいけないのは、防波堤など、潮風がきつく障害物が多く道具が傷つきやすい環境での釣りになるということ。竿は錆びにくいもの、そして丈夫であまり高価でないものを選びましょう。

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リールは1kgの重さに耐えられるもの

次にリールです。伊勢海老の大物はだいたい1kgぐらいの重さです。そのためその重さに余裕を持って耐えられるリールであることが第一条件です。また、伊勢海老釣りは夜の釣りなため、リールはラインのトラブルに強いものがいいでしょう。
最後に、伊勢海老は引きあげるときとても暴れます。そのため時間をかけてリールを巻いていると逃げられやすいのです。また、狭い穴のなかの釣りであることも忘れてはいけません。そう考えると、多少相手が暴れてもスムーズに一定ペースで巻けるリールが最適、ということになります。
このように条件をだしてみると、スピニングリールはあまり伊勢海老釣りには向きません。遠くまで投げられ操作が簡単なのがメリットですが、その長所が穴釣りだとほぼ死んでしまいます。両軸リール、あるいはベイトリールとよばれるタイプのリールが伊勢海老釣りには向いています。それほど高価で高性能なリールは必要ありません。

感度の良好なライン

ラインに関しては、選ぶ基準が3つあります。まず感度がいいラインであること。夜釣りでありアタリの感触を感じることが大事だからです。2つめは、比較的擦れに強いラインであること。壁やテトラポッドに擦れることが多いためおろそかにできないポイントです。最後に、トラブルが起きにくいこと。手元が見えにくい環境での釣りなため、糸のトラブルは避けたいところです。
条件は厳しそうですが、実際はそれほど特別なラインを使うこともありません。感度と擦れ対策ならフロロカーボンの10Lbぐらい、もう少し手に入りやすい糸だとナイロンの6~10号あたりがいいでしょう。
夜の穴釣りはとにかく根掛かりしやすいので、ラインを切ることも覚悟しておかなくてはいけません。そのためあまり高価なラインだと経済的にバカになりませんし、また切りにくいラインもトラブルを大きくします。そういったことを考え合わせると、人気の高いPE(ポリエチレンを撚り合わせた素材)のラインはあまりおすすめできません。値段がはるうえになかなか切れず、擦れにも比較的弱いからです。

伊勢海老の引っかかりやすい3本~5本針

伊勢海老釣りの道具のなかで、唯一、専用品を用意したほうがいいのが針です。伊勢海老を釣るための専用針が売られていますので、それを釣具店かネットで買うのがいいでしょう。さほど高いものではありません。伊勢海老は歯が強くて中途半端な強度の針は噛みちぎってしまったりしますから、丈夫な専用針が必要なのです。
伊勢海老釣りに限らず狭い水中に針を下ろす穴釣りは、糸を垂らしたあと動かせないぶん、針を複数個つけてアタリのチャンスを増やすのが基本になります。体の大きな伊勢海老だと、1本の餌を食べるとき、ほかの針が体に絡まって引きあげやすくなることもあります。

針を自作するには

作り方は難しくありません。まず針とライン、それにサルカンという、糸と糸を結んでつなぐ小さな金具を買っておきます。糸を適当な長さに切り、端にサルカンを結びます。反対の端に、伊勢海老用の針を1個結びます。
その途中に、2個~4個の針を結んでいけばできあがりです。何個かまとめて作っておき、できた仕掛けは適当なダンボール板かなにかにガムテープで貼りつけて保管しましょう。竿からつなげた糸にサルカンを結べば釣りに使えます。
自作に自信がない人は、複数の針が結ばれた形で売っているものもあるのでそれを買い求めましょう。

エサはアオイソメやオキアミ、魚の切り身

伊勢海老は肉食性です。それも硬い貝でもガツガツとかじりにくる「超」がつくほどの肉食です。そのため餌は赤イソメ、青イソメ、オキアミ、魚の切り身、イカなど、わりと幅広い餌が使えます。どちらかというと、伊勢海老用の餌はどれも汎用性が高すぎて、ほかの魚もガンガン食べにくる、というのが問題になるでしょう。
手に入りやすく食べやすい餌、ということになると、まずはイソメでしょう。伊勢海老にとっても大好物で、第一候補にあがります。また、一部では非常に食いつきがいい、といわれているのがサンマやアジなどの切り身ですが、いい餌すぎてカサゴやソイなどほかの魚が釣れてしまうことが多いともいわれています。

伊勢海老を釣ることができる場所

伊勢海老は温暖でプランクトンの豊富な海に住みます。日本でいうと、太平洋岸沖を流れる黒潮がそれにあたります。そのため伊勢海老が釣れるのは黒潮が近くにある海です。日本海側ではほぼ釣れないと思っていいでしょう。

漁獲量1位の千葉県房総半島

まずは千葉県の房総半島です。じつは、伊勢海老の漁獲ナンバーワンは伊勢がある三重県ではなく、千葉県です。また、釣り人が「伊勢海老を釣るなら房総がいちばん」と口をそろえる場所でもあります。
伊勢海老釣りには解禁期間があり、解禁されるのはだいたいどの地方でも10月です。これは、初夏から初秋までが伊勢海老の産卵期だからです。この時期に獲ってしまうと数の激減につながるため、禁漁期間になっているのです。
ですが例外的に、房総半島では解禁が8月です。房総半島の沖は黒潮と親潮が混じり合うところで、プランクトンが多く非常に豊かな海です。そこで育つ伊勢海老も生育が早く、そのぶん早く解禁できるわけです。
このように伊勢海老釣りには最上の条件をそろえた場所ですが、漁業権の問題はいつも頭に入れておいてください。まずは県の水産課に確認を取りましょう。

漁獲量2位の三重県

江戸時代の漢方の医薬書に「伊勢より多く来る故、伊勢蝦と云ふ」と書かれています。やはり伊勢海老は伊勢で獲れるからそうよばれるのだと昔から思われていたようです。実際に現在も、三重県は伊勢海老の漁獲量二位とその地位を守っています。
ただし三重県の看板ともいえる産物だけに、漁業権にはとても厳しく、漁獲管理も厳密におこなわれています。三重県で伊勢海老が釣れそうな場所をみつけても、禁漁地域ではないか念入りに確認しましょう。

漁獲量3位の静岡県

黒潮が豊富な栄養をもたらしてくれる静岡県の海も、伊勢海老がよく釣れることで知られています。解禁日はほかの地方よりわずかに早い9月15日頃です。
ただし、静岡県もほぼ湾岸全域に漁業権が設定されていて、そのうち多くが伊勢海老を対象種に含んでいます。うかつに釣ると密漁になってしまうことがありますから、その場所が釣っていい場所かどうか確認すべきです。たとえば浜名湖などは伊勢海老の漁業権が設定されていないため合法的に釣ることができます。

沖縄周辺の海域

温かく豊かな海を持つ沖縄では、なんと伊勢海老釣りの解禁が7月のはじめ。千葉と比べても1カ月早いため、夏のうちから伊勢海老釣りにトライできます。
ただし沖縄でもほぼ全域に伊勢海老の漁業権が設定されていて、合法で釣れる場所は離島など一部の地域に限られています。

漁業権の設定がない茨城

東京から行けるエリアに、伊勢海老の漁業権が設定されていない港があります。茨城県の大洗港、日立港、鹿島港などです。ただしこれは漁業権を放棄しているわけではなく、工業港という位置づけなため設定してないのです。
そのため立入禁止区域が多く、伊勢海老釣りができるからと入り込んではいけない場所もあるので気をつけましょう。また、茨城の全域で伊勢海老釣りが許されているわけではありません。

伊勢海老釣りの基本的なポイント

では、伊勢海老釣りに関する基本的な知識を改めて理解しておきましょう。

よく釣れる時期は夏から秋にかけて

伊勢海老は5月か~9月ぐらいまでが産卵期になり、比較的浅いところで活発に動くようになります。そのため本来は竿で釣るなら夏あたりの時期がもっともよく釣れるのですが、産卵期の伊勢海老は保護のため禁漁になっています。
解禁されるのは全国的には10月はじめです。伊勢海老の生育が早い千葉県や沖縄県ではもう少し早くなります。伊勢海老釣りの狙い目は、解禁された直後の時期です。まだ伊勢海老が浅瀬にいる可能性が高いため、湾岸でも釣ることができます。

冬は基本的に沖釣り

伊勢海老は寒くなると身が引き締まりおいしくなるといわれます。しかし、基本的に冬の伊勢海老は沖に移動してしまっています。沖釣りでもできないことはありませんが、竿で釣るのはとても難しいといっていいでしょう。
堤防などで、移動しおくれた伊勢海老がみつかるのに期待して糸を垂らしてもいいですが、結果は期待できません。冬の間は伊勢海老釣りはしないのが無難です。

時間帯は日没後の暗くなってから

伊勢海老は完全に夜行性です。昼間は岩陰などに隠れてじっとしていますから餌にもほとんど食いつきません。伊勢海老が物陰から這いでて食べ物を探しはじめる日没後が、伊勢海老釣りのゴールデンタイムになります。
熟練の釣り人には、昼間でも釣れる、いやむしろ昼間がいい、という人もいますが、それは伊勢海老の集合場所をピンポイントでみつけだす能力があってのこと。伊勢海老は昼間は釣れない、と思っておいたほうがいいでしょう。

場所は防波堤やテトラポッド

伊勢海老が釣れる場所は、防波堤のすぐそばや、海岸沿いに積んであるテトラポッドの隙間です。伊勢海老は春ごろに外海からやってきて、産卵期が近づくと浅瀬で狭い穴のようになっている居心地のいい場所を探して住みつき、卵を産みます。防波堤のすぐ下やテトラポッドの穴は伊勢海老にとっては格好の隠れ家なのです。産卵期を終えた伊勢海老たちが「まだ隠れ家にいる間に釣ってしまう」というのが伊勢海老釣りの基本戦略です。
伊勢海老釣りは夜釣りが基本ですが、真っ暗ななかでテトラポッドの上などをあてもなくうろうろするのは非常に危険ですから避けるべきです。昼のうちに釣れそうな穴を探して記憶しておきましょう。口が大きめに開いていて、水の流れが比較的緩やかな穴がベストです。

伊勢海老の釣り方のコツ

いよいよ、伊勢海老を実際に釣るときのコツを覚えましょう。

テトラポッドの隙間に落とす

堤防で波打ち際に積んであるテトラポッドをみつけたら、その隙間に針を落としていくのが基本になります。穴釣りとか穴打ちとかいわれる方法です。なるべく水深が深い穴の底につくまで針を落とします。そこからほんの少し、数センチぐらいあげて、じっとアタリを待ちます。
伊勢海老釣りに限らず、テトラポッドの穴釣りの際にいちばん問題になるのは根掛かりです。複雑に組まれたポッドの隙間に糸を垂らすのですから、針やオモリが引っ掛かる事故は当然多発します。いったん根掛かりが起きると糸を切らなくてはならず、せっかく作った仕掛けも失い、なにより、その穴自体が釣りに使いづらくなりほかの釣り人に迷惑をかけます。
根掛かりを防ぐために穴釣り愛好者たちはいろいろな工夫をしています。ひとつはオモリを重くして、糸がまっすぐ下りるようにすること。ゆっくり落として揺れを少なくすること。そしていったん下ろしたら、竿を動かさないようにすることです。さらに、穴の選びかたも大きなポイントになります。
伊勢海老は穴の底のほうにいるため、穴は深くまで糸が下ろせる穴がいいのですが、深く下ろせるということは根掛かりもしやすいということなため、そこが穴釣りの悩ましいところです。少しでも根掛かりの可能性をへらすなら、まず、地上部分がわりと広い穴を選ぶこと。さらに、穴の水の流れをよくみて、流れが比較的緩い穴を選ぶことです。水が渦巻いているような穴は糸が揺れるので非常に根掛かりしやすく危険です。

エサは複数ある針の一番下にはつけない

伊勢海老釣りの仕掛けはラインに3本から5本ぐらいの針を直列に結んだものを使います。糸を穴に下ろすと、複数の針がついた糸が水中にまっすぐ下りていく形になるわけですが、このとき一番下の針にはエサをつけないほうが釣れやすくなる、という釣り人の意見もあります。
伊勢海老は非常に丈夫な歯を持っている反面、口が小さいのでエサをがっちり食いこまないことが多く、じつは伊勢海老が釣れるときというのは、身体に針がひっかかって釣れていることが多いのです。そのため「一番下の針は、伊勢海老の身体に引っかかりやすいようにしておくべきだ」という意見です。試してみてはどうでしょうか。
ただし伊勢海老釣りに限らず、釣れる方法は釣り場や環境で違いますから、参考程度にしておきましょう。

釣れないときは徐々に動く

伊勢海老は群れで動きます。そのため、同じテトラポッドの穴の底でも、いる場所にはまとめていますし、いない場所には全くいません。
「いまはいないけれど、やがてはぐれた伊勢海老がやってくる」ということはあまり期待できません。針を落としてしばらく待って、全く釣れる気配がないなら、次の穴に移動するのがいいでしょう。

いろいろな種類のエサを試してみる

伊勢海老は雑食性で小魚から貝までなんでも食べます。肉食を好み、季節や時間にもよりますがガツガツと食いついてきます。ですが忘れてはいけないのは、伊勢海老が好むようなエサはほかの魚も好むことが多いということです。水温が低くないテトラポッドの穴というのはほかの魚にとっても居心地がいい場所ですし、エサによっては伊勢海老を惹きつける前にドンゴやカサゴやウツボなどに食べられてしまいます。
その穴の底で、伊勢海老をいちばんに惹きつけられるエサはなにか、いろいろなエサを使って試してみるのが伊勢海老釣りのコツのひとつです。イソメ類、イカの短冊、魚の切り身など候補はたくさんあります。

引きあげるときは一気にリールを巻く

伊勢海老は食欲旺盛ではありますが、口が小さいという特性からガッチリと針をくわえ込むことは意外に少なく、複数仕掛けた針のどれかが身体に引っかかって釣れるパターンがけっこうあります。そのためアタリがきてからのんびり引きあげようとするのは禁物。逃げられる可能性が高くなります。リールは一気に、なるべくスムーズに巻くのがコツです。
伊勢海老はとても暴れるため、水面近くまできてからが大変です。釣るときは必ずゴム手袋をしておき、いざとなったらガッシリと掴めるよう準備しておきましょう。あと一歩まできた伊勢海老に逃げられると泣くに泣けません。

一度釣れた場所から動かない

伊勢海老は群れで動く性質を持っています。そのため、ある穴で伊勢海老が釣れたなら、そこにはまだ伊勢海老がいることが期待できます。一匹釣れたから用が済んだと移動してしまってはもったいないため、完全にアタリがこなくなるまで、釣れた場所で粘りましょう。
また、伊勢海老が釣れたということは伊勢海老にとって居心地のいい場所だということです。後日またきても釣れる可能性が高い場所ですから、釣れた穴はしっかり記憶しておきましょう。

伊勢海老釣りの注意点

伊勢海老釣りで注意するべきこといくつかあります。なかでも漁業権と禁漁期間については、おろそかにすると賠償を請求されることもありますので、必ず覚えておきましょう。

禁止エリアでは釣らない

伊勢海老は共同漁業権の対象

日本の漁業には漁業権という権利が設定されています。漁業の免許制度といっていいでしょう。これにより、漁業権を持つ人以外が魚を獲ることが制限されています。魚介類を獲って生活している人たちの権利を守ると同時に、水産資源を守るためです。
漁業権のひとつに「共同漁業権」というものがあり、伊勢海老はその対象になっています。共同漁業権は一定の水面エリアを共同で使って漁をするための権利で、漁港や漁村などを中心にした地域ごとに設定されています。つまり、「漁業権を持つ人以外が伊勢海老を獲ってはいけない」というルールが、その場所その場所で存在したりしなかったりするということです。

意図せず釣った伊勢海老は逃がそう

共同漁業権が設定してある場所で、漁業権を持たない人間が伊勢海老を釣るのはルール違反です。漁業法の、親告により20万円以下の罰金に処すとはっきり罰則が書かれていますから、ルール破りをけっして甘くみないようにしましょう。伊勢海老釣りをするなら、必ず、共同漁業権がない場所であることを確認してからにしてください。
なお、共同漁業権がある場所で漁業権の対象ではない魚を釣っても問題はありません。ただし、もしそういうときに、意図せず伊勢海老が釣れてしまった場合は、即座に海に返しましょう。

解禁時期をチェックする

伊勢海老の禁漁期間は産卵期と重なっています。また、それは伊勢海老が沖から岸辺へ移動してくる時期とも重なっています。暖かい地域では3月下旬、全国平均でいうと5月頃に、伊勢海老は卵が産める浅瀬をめざして動きはじめます。そして夏に卵を産み、冬が近づくとまた沖に去っていきます。
伊勢海老釣りの解禁は、伊勢海老が卵を産み終えて少し経ったタイミングに設定されています。全国平均では10月はじめになっていることが多いのですが、伊勢海老の生育が早い房総半島では8月、沖縄でははやくも7月に解禁となります。このように地域によって解禁日が異なるため、釣りに行きたい場所が決まればそのつど調べましょう。

テトラポッドの移動は慎重に

伊勢海老釣りの環境はけっして安全ではありません。夜ですし、足場は角度がついて滑りやすいテトラポッドです。滑り落ちれば糸を垂らすための深い穴が空いています。とにかく怪我がないよう、重々気をつけましょう。とくにテトラポッドの上を移動するときは、慎重のうえにも慎重な動きを心がけてください。
また、丈夫な手袋を必ず用意しましょう。伊勢海老が釣れたら手で掴まなくてはいけませんし、テトラポッドや堤防のコンクリートで手に傷がつくのを防がなくてはならないからです。

海カゴは使用しない

伊勢海老は食欲旺盛なのだから、竿で釣るのではなく、海カゴとよばれるカゴに餌を入れる簡単な仕掛けでも十分釣れるのではないか?と思う人もいるでしょう。ですがおすすめはしません。
伊勢海老がいるようなテトラポッドの穴などには、外道といわれる魚もたくさんいるからです。海カゴを下ろしても、たいていは外道が群がってきてしまいます。伊勢海老を釣るなら竿で釣るのがいちばんです。

小さすぎる個体はリリースする

釣りの基本マナーになりますが、小さな伊勢海老は釣りあげてもリリースしてあげましょう。だいたいの基準ですが、13cm以下であれば海に返したほうがいいでしょう。

釣った伊勢海老は責任を持って食べる

これも釣り人の基本的な心得になりますが、釣れた伊勢海老は、水槽で飼うなど特殊な場合をのぞいては必ず責任を持って食べるべきでしょう。
とはいえ、伊勢海老を釣って食べたくないという人はほぼいないでしょう。新鮮なら刺し身にしてもよし、塩をふって焼いてもよし、味噌汁に入れても鍋に入れてもグラタンにしてもおいしい万能食材です。

コツをおさえて高級食材をゲットしよう

伊勢海老釣りは、できる場所が限られているという意味では敷居が高い釣りですが、特殊な道具もほとんど要りませんし釣り自体も難しくありません。基本的な知識とコツさえ知っていれば、伊勢海老が釣れます。近くに釣れる場所があるなら、釣り人としての当たり前のマナーをしっかり守り、トライしてみてはいかがでしょうか。

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