「上海モーターショーで分析」今後の車メーカーのコンセプトを知ろう

「上海モーターショーで分析」今後の車メーカーのコンセプトを知ろう

CAR / MOTORCYCLE 2018.06.22

上海モーターショーは、2017年に開催され、世界の最新技術が搭載された車が展示されました。今後の車メーカーのコンセプトを知ることができ、車好きにとって、気になる情報が凝縮されています。毎年行われるイベントなので、情報をチェックしましょう。

Share :

モーターショーは今後発売されるであろう車のコンセプトを知ることができる

モーターショーに参加することで、車のコンセプトの最先端情報が得られます。今人気の車だけではなく、これから先の未来の車情報を得られるのです。「こんな車があったらいいな」という、ユーザーの気持ちに応えてくれるような車が、登場するかもしれません。
車が大好きな人や、情報を一早く得たいという人にとって、欠かせないイベントです。革命的な車のデザインや、日本だけではなく海外の車の技術などに関する情報も得られます。自分のイメージも膨らませて、新時代のモーターショーに参加しましょう。
 

2017年上海モーターショーが開催

上海モーターショーは1年おきに行われています。出場メーカーと特徴を把握して、車の魅力を堪能しましょう。

開催時期と出場メーカー

2017年、上海モーターショーの開催期間は4月19日〜28日で、その中でも一般公開は21日〜28日までの8日間でした。モーターショーでは、初日2日間は、メディア向けのプレスデーになっています。欧州メーカー、日本メーカー、中国メーカー、そのほかアジアのメーカーもあり、搬入される車は、シートやキャビネットで全体を覆い、車両の搬入が行われます。上海モーターショーは、2年に一度の開催になり、北京モーターショーと交互に行われています。
来場者数は約93万人と、東京モーターショー圧倒的に超える人数が訪れました。欧米や地元の中国、そして世界中から集まった、各メーカーのモーターショーがスタートしました。約1000社が113車種、1400台以上を出展しています。世界18の国や地域から1000社が出展するという、とても大きなイベントです。

上海モーターショーの特徴

上海モーターショーでは、市販化に向けた開発が進められ、2020年を目途に、市場に投入する見込みとされる車が多数見られ、近未来を予感させるもので、機能性、デザインも注目されました。環境によいとされる電気自動車の普及も進み、ニューエネルギー車の展示が際立ちました。ショーのテーマは、最先端の技術、新製品、トレンドを取り上げ、自動車の発展に伴う高品質なライフスタイルを提案するというものです。
特に注目を集めたのは、電気自動車やハイブリッド車などの、いわゆるNEV(ニューエネルギーヴィークル)です。中国はもちろんのこと、海外の各メーカーでNEVに注目を置いた車になりました。これから先の車のスタイルや機能性も、環境を考えたものに変わっていくことを予感させます。新技術を支える上で欠かせない、部品関連の展示も同時に行われました。

海外メーカーの展示

海外メーカーのデザインや機能など、新時代を感じさせる車を見ていきましょう。

ボルボの展示と今後の展望

次世代ボルボXC40は、小型車専用コンパクトモジュラーアーキテクチャ「CMA」です。BMWX1、AUDIQ3などに対応したコンパクトのSUV。安全装備とパワフルさを感じさせるボディが、ライバル社にはない魅力です。日本では、2018年1月26日より、予約注文の受付を開始しており、価格帯は300〜500万円後半とされています。
大きく乗れてコンパクトに動くことができ、車内の空間もエレガント。くつろげる空間も演出でき、足を伸ばせるほど広く利用することも可能です。5ドアハッチバックスタイルSUVは、日本車にはない、欧米車の独特な雰囲気を持っています。燃費もよく軽油で走るので、自動車維持費が大幅に軽減させられるという特徴もあります。

VWの展示と今後の展望

VWのI.D. CROZZは、次世代EVとして2020年に量産化する予定とされています。SUVとクーペのデザインを併せ持った車です。完全自動運転モードができる機能があり、運転手の負担やストレスを開放してくます。1回の充電で、最大500km走行が可能。モードを切り替えれば、バッテリーの容量の80%を、わずか30分で充電可能になります。
環境にやさしい電気自動車、そして、完全自動運転モード機能のある車として、市販化されることを待ち遠しく感じている人は多いです。さらに改良が進み、無人自動車としての機能も充実することが予測されます。私生活においても仕事においても、活用メリットが広がる車として今後も注目です。

メルセデスベンツの展示と今後の展望

ドイツの高級車として、メルセデスベンツのコンセプトAセダンは、新たなボディタイプのコンパクトカーとして登場しました。コンパクトカーには、Aクラス、Bクラス、CLA、CLAシューティングブレーク、GLAがあります。コンセプトAセダンは、第5のモデルに位置付けられます。
ボディは、クーペのような華麗なボディラインが特徴。エレガントで高級感を感じさせるデザインは、次世代車の魅力を引き立たせています。シンプルですが、流れるようなやわらかい印象を与える外観です。

レクサスの展示と今後の展望

レクサスの改良新型したNXは、プリクラッシュセーフティをコンセプトに、都会を機敏に駆け抜けるレベルの高い走行性能と、SUVの力強さを感じさせる車です。予防安全パッケージのレーンディパーチャーアラートは、車線から逸れる事故予防に貢献する機能として、取り入れられています。
また、前の車両のテールランプをカメラで検知し、部分的に自動遮光して、対向車の眩惑を防げるアダプティブハイビームシステムを採用しています。そのほかにも、予防安全パッケージがあり、標準設定でも安全運転支援の強化に力を入れている車です。

ポルシェ

ポルシェは、上海モーターショー2017で、新車種5台を発表しました。注目すべきは、パナメーラスポーツツーリスモ。個性的なワゴンボディが特徴で、実用性が高められています。同じパナメーラシリーズからは、2台出展されています。長距離運転でも、高性能でゆったりとしたスペースで搭乗者を満足させます。
パナメーラターボの4リッターV8エンジンと、電気モーターの組み合わせで消費燃費が軽減され、お財布にも環境にもよく、車を維持できます。標準装備でも、十分魅力的機能が備わっており、カスタマイズでもさらに自分仕様の車に近づけられます。長いボディですが、車内はゆったりとくつろげる空間になっています。

BMWの展示と今後の展望

ドイツの高級車として、BMWは日本でも人気のあるメーカーです。モーターショーでは、「M4 CS」を出展。同車となる、BMW4シリーズクーペの高性能モデルと、M4クーペをモデルにして、さらなる改良とパフォーマンスを追求したモデルになっています。通常の道だけではなく、サーキット走行も視野に入れてチューニングをしています。
さらに、軽量化も追及しており、車両重量は1580kgに抑えられています。460馬力の軽量仕様で、より燃費がよくなり、長距離でも安定した走行を実現できます。トランスミッションは7速のデュアルクラッチで、最高速は280km/hの優れた性能の車です。今後も運転手や搭乗者を満足させ、進化が止まらない車として注目です。

Audiの展示と今後の展望

アウディのe-tronスポーツバックは、市販予定のEVを示唆したコンセプトカーです。高級感溢れるボディラインと、エレガントな車内は、運転手や搭乗者を魅了させてくれます。最新のLEDテクノロジーも導入し、エモーショナルでパワフルなクーペデザインを採用しています。
バッテリーは二次電池で、蓄電容量は95kWhと大容量な点も魅力。1回の充電で、最大500km走行できます。存在感のある、スポーティなデザインで高級車として注目されています。中国では、高級官僚の公用車にアウディを採用しており、今後も憧れの車として注目されています。

国内メーカーの展示

国内メーカの展示車も、詳しく見ていきましょう。日本も世界に通用する高機能の車が揃っています。

ホンダの展示と今後の展望

ホンダは、新型CR-Vのハイブリッドパワートレインを、世界初公開しました。NeuVを中国初公開したほかに、AIの人工知能搭載したEVコミューターのコンセプト、感情エンジンHANAも搭載しており、ドライバーの感情や声の調子からストレス状況を把握して、安全運転をサポートする機能があります。所有者が使用しない時間は、自動運転で移動してライドシェアを行うなど、新たなビジネスも提案しています。
ホンダは、電動化技術の開発をさらに高め、2030年を目標に、四輪車の販売台数を電動車両に置き換えることを、視野に入れています。電動化や知能化という新技術を積極的に盛り込み、新しい未来へ導入していくことを目標としています。日本のさらなる新技術に、世界も注目しています。

日産の展示と今後の展望

日産のキックスは、フレッシュで若々しいデザインが特徴。コンパクトに見えて、広々とした快適さと走行を実現できます。車内のインテリアもモダンな作りで、落ち着きのある空間を演出しています。中国市場向けの生産を予定するナバラは、パワフルさを感じさせるボディが特徴。
「Vmotion 2.0」は、デトロイトショーで世界初公開され、日産のセダンデザイン、日産インテリジェットモビリティの将来の方向性を示唆するというコンセプト。そして、今後、約150カ国で販売予定となっている新型エクストレイルは、さらにエレガントさを強調したデザインで、機能も進化した車になっています。

三菱の展示と今後の展望

三菱は、「ミツビシGT-PHEV コンセプト」と「ミツビシ eX コンセプト」を中国初披露しました。三菱独自のトリプルモーター方式を採用しており、次世代EVシステムと四輪制御技術で、力強い走りを実現するとしています。快適なロングドライブを可能にし、天候や路面、道路状況の情報をもとに、消費エネルギーマネージメントを行い、性能と機能を最大限に引き出せます。
また、優れた操縦性と安定性を発揮して、予防安全技術や、自動運転技術も搭載しています。ドライバーを快適な運転へと導き、搭乗者も満足できる車内空間へと導ける車として、今後も多くのユーザーに親しまれる車として成長していきます。

スズキの展示と今後の展望

スズキは、イグニスとSX4Sクロスを出展しました。コンパクトクロスオーバー車のイグニスは、スズキの相良工場で生産し、その後、スズキ中国社が輸入販売を行うとされています。コンパクトで若々しいデザインが特徴です。SX4Sクロスは、フロント周りのデザインがシックな感じで、ネイビーの落ち着いた外観が特徴です。
このニつのモデルは、2017年内に中国国内に順次投入する計画がされており、既に愛用している人も。コンパクトカーですが、車内空間を広々と確保できます。燃費もよく、街乗りなどにも最適です。燃費もよいので、長距離運転の機能も進化しています。実用性のある車として、利用者はこれからも増える見込みとしています。

マツダの展示と今後の展望

マツダは、マツダの中でもっともコンパクトなSUVである「CX-3とMX-5 RF」(日本名でロードスター RF)を出展しています。中国市場に導入すると発表しています。電動で気軽に開閉でき、機能性もデザイン性の質もよく、美しいシルエットのハードルーフを備えた車として、注目されています。
コンパクトな車ですが、長距離でも安定した操縦性があり、安全性機能も充実しています。便利さと実用性の高さも兼ね備え、今後も魅力あふれる車として進化し続けていきます。オープンカーは、一般市民には馴染みのないものですが、オープンカーの楽しさを、身近なものにすることを目標にしています。ドライブをさらに楽しめる車としても、魅力の車としてこれからも注目です。

現地中国メーカーの展示

現地の中国メーカーの車も気になります。どのような車が出展されているのか、詳しく見ていきましょう。

中国メーカーは高級志向とコピー

現地で開催される中国メーカーの車も気になります。中国メーカーは、高級志向があり、品質向上やデザイン性の向上もあるのですが、他社のメーカーのパクリという声も多いです。外観に特に重点を置いており、インパクトを与える印象があります。しかし、ある車に激似とされる車がありました。
また、見た目も社名もそっくりというものも。機能性を見てみると、電気自動車ではなく、ガソリンエンジンである車や、見た目はパワフルなのに最高速度が170km/hとパワーが控えめという車も。中国はパクリ商品が多いと注目されていますが、「ここまでパクるのか?」というほど似ている車があることに、会場も驚きの声が多いようでした。

ZOTYEの展示

ポルシェマカンにそっくりの「ZOTYE SR9」も類似車として注目されています。2台とも、内装はスポーティーでエレガントな雰囲気です。しかし、マカンのほうがシンプルですが、安っぽさを感じさせるようなシンプルさではありません。パクリメーカーとして定着感のある中国ZOTYEは、車の生産を始めています。
外観のデザインやボディラインも、ほとんど大きな差はありませんが、マカンよりも少し小さいボディです。搭載されるエンジンは、全ての車両に三菱製のターボエンジンが使用されています。SR9だけではなく、マツダCX-3に似たコンパクトSUVも出展されており、パクリメーカーという印象を強めています。

九竜自動車の展示

中国製のワンボックスは、どれもハイエース、グランビア、アルファードのように見えます。九龍自動車が出展した全ての車は、トヨタ車に激似という声が多く、日本車を類似して作っているように感じられます。トヨタのハイエースと似ていますが、ハイエースに比べると、少し平べったい印象を受けます。
世界のEVは、半数近くが中国製です。九龍自動車のEW4は電気自動車。ハイエース似のモデルで、広々とした車内になっているため、救急車などの架装モデルも多く存在しています。

2018年以降のモーターショー開催予定

今後、開催予定のモーターショーを把握して、最新の情報を手に入れましょう。開催地は1カ所だけではないので、開催時期と予定地をチェックしましょう。

2018年上半期に開催されるモーターショー

2018年の上半期に行われるモーターショーの開催は、すでに決まっています。2018年1月にはデトロイトモーターショー。2月にはナダ国際モーターショーとSEMAショーがあります。3月にはジュネーブモーターショー。4月末〜5月にかけて、ニューヨークモーターショーと北京モーターショーが行われます。
そして、同じく5月にロンドンモーターショーが行われ、上半期だけで7カ国で行われる予定です。世界中から集まるので、どの開催地でもたくさんの人でにぎわい、新たな車のスタイルや可能性が見られます。世界5大モーターショーに入る開催地もあり、車好きにとって嬉しい期間になりそうです。

2018年下半期に開催されるモーターショー

2018年の下半期に開催されるモーターショーの開催地も、すでに決まっています。10月にはパリモーターショーがあります。パリモーターショーは、1898年から始まりおよそ120年の歴史を持つ、世界最古のモーターショーとされています。そして、世界5大モーターショーのうちの一つと呼ばれています。
11月末から12月にかけて、ロサンゼルスモーターショーが行われます。毎年、アメリカ合衆国、ロサンゼルスのコンベンションセンターで開催されている国際自動車展示会です。デトロイトで開催される北米国際オートショーと時期が重なるため、開催時期を12月に変更しています。日本では、「ロサンゼルスモーターショー」という名称で、多くの人に知られているイベントです。

2019年以降に予定されているモーターショー

2019年以降に、予定されているモーターショーもあります。上海国際モーターショーは、北京モーターショーと交代に行われています。2019年4月頃の開催予定です。フランクフルトモーターショーは、ドイツフランクフルトで2年に一度開催される、世界最大のモーターショーとして有名です。ドイツの自動車工業会が主催しており、奇数の年に開催しています。2018年は偶数のため、次回の開催は2019年が開催予定ということです。
東京モーターショーは、国内外の主要メーカーが参加する国際モーターショーです。世界5大モーターショーとされる、ドイツ、フランス、スイス、アメリカ、に肩を並べられるほど、レベルや質の高いモーターショーとして注目されています。隔年開催のため、次回の開催は2019年の秋頃を予定しています。

今後各地で開催されるモーターショーから目が離せない

モーターショーは、世界の自動車メーカーが新作を発表するイベントでもあり、新技術や新デザインなど、近未来を感じさせてくれるイベントで、車が好きな人は目が離せなくなりそうです。開催期間が近づくと、一度でもよいので参加してみたいという気持ちが強くなります。予定を調整して、世界のモーターショーを実際に自分の目で見に行きましょう。

category

記事カテゴリー