「個人向け国債」のメリットを活かして貯金を有効に利用しよう

「個人向け国債」のメリットを活かして貯金を有効に利用しよう

BUSINESS 2018.07.06

今は手元に資産があっても、運用するのが難しい時代です。株式や不動産、仮想通貨など投資先には事欠きませんが、多いだけにどれがよいか、どれくらいにすべきなのかは難しく簡単には判断できません。そんな中、個人向け国債はその特徴から人気な投資先です。

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自分の貯金を少しだけ活用してみる

30代、40代になると一定の蓄えで暮らしに余裕ができますが、そのまま蓄えが増えていくだけではもったいないと思う人も多いはずです。そんな時いわゆる「投資」を考えても、株式や不動産など投資先は多く、どれにするべきか考え始めると億劫になり、そのまま投資しないでいることになっていませんか。
そんな時の投資先として「個人向け国債」を考えてみるのもよいでしょう。個人向け国債はその安全性や信頼性から今も高い人気があり、特に投資初心者が最初に手がける投資としてよく選ばれています。あなたの貯金のうち幾分かを活用する投資先として具体的に考えてみませんか。

個人向け国債について

今、個人向け国債が人気です。個人向け国債とは一体どのようなものかをみてみましょう。

国が発行している債券

個人向け国債とは、国が発行する個人の方を対象とした債券のことです。債券とは、企業や団体が事業に必要な資金を得るためにお金を借りた時に発行する「借用証書」の一種です。つまり国債を買うということは、国にお金を貸してその証拠に借用証書を受け取るということです。

固定と変動金利がある

個人向け国債は、大きく固定金利型と変動金利型に分けられます。満期年数は3年と5年のものが固定金利型、10年のものが変動金利型です。個人向け国債は基準金利が低くなると適用利率(固定債は利率)が0%やマイナスになるなど著しく低くなる場合がありますが、それでは安心して国債を購入することはできません。そのため、どちらのタイプでも最低でも年0.05%(税引前)の金利が保証されています。

金融機関などで購入

個人向け国債を購入する際は、それぞれの募集期間内に銀行や郵便局といった金融機関などで申し込みます。購入(申し込み)には、購入代金と印鑑、免許証やマイナンバーが記載されているものなどの本人確認書類などが必要です。
国債はペーパーレスで券などは発行されず、口座上の記録として管理されます。初めて国債を購入するためには購入する金融機関で国債の取引をするための口座を開設しなくてはなりません。金融機関によっては口座の維持などに手数料が必要なことがあるので注意が必要です。

個人向け国債のメリット

個人向け国債は、個人投資家向けに販売される、絶対に元本割れしない(額面金額で国が買い取ることを保証している)安全性がある代わりにさまざまな制約が付いています。それぞれのポイントを順を追ってみてみましょう。

少ない額でも購入可能

「国債に投資する」と聞くと、大掛かりなことのように思えるかもしれませんが、国債を一人でも多くの人が購入できるように、通常の国債は購入単位が5万円のところ、個人向け国債は1万円からとなっています。
株式投資など、他の投資なら数十万円単位の資金が必要なことを考えると、ごく少額から可能な投資であることがわかります。

元本割れしない

個人向け国債の最も大きなメリットは、元本と利息の支払いを国が保証しているため、銀行預金よりも安全な投資であることです。個人向け国債は基準金利が低くなると適用利率(固定債は利率)が0%や、場合によってはマイナスになる場合があり、それではリスクが大きく個人で購入することが難しくなってしまいます。
そのため、どちらのタイプでも最低でも年0.05%(税引前)の金利が保証されています。それは固定金利債でも変動金利債でも同じで、どちらも満期まで保有すれば元本は国が補償してくれています。

中途解約できる

個人向け国債は満期を待たずに中途解約できることもメリットの一つです。購入後一年以上が経過している場合にのみ手続き可能で、中途換金したい時は国債を購入した金融機関に解約の旨を申し出て、その後4営業日で購入時の金融機関の口座へ現金が振り込まれます。
ただし、その場合はペナルティとして中途換金調整額が利息から差し引かれます。中途換金調整額とは、個人向け国債の中途解約時に直前二回分の税引き前利子の金額のうち79.685%(税金)を返金しなければならないというルールに基づいています。

購入に手数料がかからない

株式など他の投資では購入時に手数料がかかるものも少なくありませんが、個人向け国債の場合はその手数料は発行体が負担していますから支払う必要はありません。
ただし、その手数料を発行体が負担してくれるのは発行時だけです。投資した国債を途中で換金するときや市場で販売されている国債を購入する場合には手数料が必要で、それは取り次ぎする証券会社によって異なります。

ここんな人に向いている

そんなメリットの高い個人向け国債ですが、具体的にはどんな人にとっての投資として向いているのでしょうか。

特段目的があるわけではない

まず最初にあげられるのは、手元にある資産をただ寝かしておくのはもったいない、でもどう活用すればいいのかわからない、特段目的があるわけではない人ではないでしょうか。
このご時世では、定期預金を含め銀行に預けるだけでは十分に活用できているとはいえません。ただ貯蓄しておくより、定期預金のつもりで個人向け国債を購入するのもよいかもしれません。

安全性の高い投資を始めたい

これから資金を活用した投資を始めたいという人にも個人向け国債は向いています。今までいわゆる「投資」をしたことのない初心者にとって心配なのは元本割れです。最低利率が保証されているので元本割れの危険がなく、しかも得られる金利も比較的高いものです。この安全性と信頼性は他のどんな投資先より確かだといえます。

投資経験が豊富な人

さまざまな投資の経験があり、実績がある人にとっても個人向け国債は有意義です。投資で得た資産を、繰り返し他の投資に回すだけでは一本やりでリスクがありますし、かといって預貯金としてただ寝かせるのももったいないものです。そんな時は元本割れがなく一定の金利の見込める個人向け国債を購入すればしっかり守ることができます。

特徴やメリットを理解して活用してみよう

昔ほど身近な方法で資産を守ることが難しくなっています。株式や不動産に投資するのもよいのですが、付随する手数料もかかりリスクも小さくはありません。そんな時、最も安全と言える投資先の一つとして個人向け国債を選択肢の一つとして考えてみましょう。
金融機関で購入するだけでなく、証券会社が実施する個人向け国債投資のキャンペーンなどよりメリットの大きい場合もあります。個人向け国債に関してその周辺情報にも注意し、特徴を生かしてより大きなリターンを得られるようにしたいものです。

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