FXで楽に稼げる人になるために必要なものは簡単に手に入るのか

FXで楽に稼げる人になるために必要なものは簡単に手に入るのか

BUSINESS 2018.07.07

TVでもよく特集されるFXは、サラリーマンの副業として、また主婦や大学生が手軽に収入を得られる方法として注目されています。しかし、他の収入と同様FXで稼ぐ方法も決して簡単ではありません。そのために必要なポイントを一つずつ探ってみましょう。

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FXで稼げる側に入るにはルールを守る事

投資の神様といわれているウォーレン・バフェット氏は、そのルールを厳守することで有名です。投資は一度損をするとその損を取り戻そうとさらに失敗を重ねてしまうことがよくあります。氏の第一のルールは「絶対に損をしないこと」、第二のルールは「第一のルールを絶対に忘れないこと」としているといいます。
FXにおいても同様で、主観にとらわれることなく客観的に判断できなければ、稼げる側に入ることはできません。FXで「稼ぐ側」に仲間入りするには一体どのようなルールや考え方が必要なのでしょうか。

FXで稼ぐまで

他の投資と同じく、FXにおいても、知識や経験に基づいて定めた自分のルールを鉄の意志で守ることが「稼ぐ」ためには最も必要だといわれます。

FXで稼ぐためにチャートを理解する

チャートにはローソク足チャート、バーチャート、ラインチャートの三種類があります。仕組みでいうとどのチャートを使っても問題ありませんが、実用を考えるとローソク足チャートがおすすめです。それはわが国で目にするニュースや解説・書籍などで使われるチャートがすべてローソク足チャートだからです。
チャートの縦軸は為替レートを、横軸は時間を表しています。チャートが低いところにある時は買いポジションを持ち、チャートが上昇したらポジションを売る。チャートが高いところにある時に売りポジションを持ち、チャートが下降したらポジションを売る。簡単にいうと、そのようにすれば稼げるということになります。

ファンダメンタルズを理解する

ファンダメンタルズとは、経済活動の状況を示す基礎的な要因のことです。主に経済成長率(GDP)や雇用系指標(失業率や新規雇用者数など)、物価指数・国際収支などからみることができます。それらは全て国家の状態や企業の状態を表すので、ファンダメンタルズは為替や株価を動かす要因と考えられています。
そのため、FXでも為替の動向を予想して取引する人をファンダメンタルズトレーダーと呼びます。ファンダメンタルトレーダーが主に分析するのは、各国で発表されている経済指標やニュースの格差です。それによって今後の為替の動向を予測するのです。

メンタルを鍛える

よく「デモトレードでは勝てるのにリアルトレードとなるとさっぱり」という話しを聞きます。練習ではどんどん口座資金は増えるのに、リアルになればさっぱり。その原因は何でしょうか。その差は「実際のお金かどうか」であり、「お金が増えたり減ったりすることに感情が過剰に反応しているため」だと考えられます。
ゴルフなどのスポーツでも、大舞台になる程メンタルの強さが必要といわれます。FXにおいてメンタルをコントロールするには、精神面、特に感情を自分自身で管理することにつきます。欲や恐怖を抑え、怒ったり熱くなったりせずいつも冷静にトレードすることです。そのためには判断するための知識・情報を十分に持つことと、獲得することができること、そして負けが込んできた時にも損切りできる冷静さを経験から学ぶことです。
それでもメンタルは完全にコントロールできるものではありません。FXでは感情ができるだけ出てこないようにトレーニングするか、感情を受け流すか、感情の出てこないトレードだけをするしかありません。

本当は稼げないFX

一部で「FXは楽して稼げる」といったように受け取られていますが、もしそうならFXで稼いでいる人はもっと多いはずではないでしょうか。FXの実際の取引はどのようなものなのかをみてみましょう。

稼げるトレーダーはほんの一握り

書店ではFXに関して「〇〇億円稼ぐ方法」、「楽して稼げるFX」といったようなタイトルの書籍もあるためFXは楽して稼げると考え、WEBでの検索回数はかなりの数に上ります。その意味するのは「FXに興味を持っている人が多い」ことと、「身近な人でFX取引を実際にしている人が少ない」ということです。
もし誰もがFXで楽に稼げるとしたら、もっとその数は多いはずです。つまりそれは稼げるトレーダーがほんの一握りだけだということを示しているのではないでしょうか。

勝つ人がいるから負ける人がいる

世界の人口70億人の中で、5,000万人のFXトレーダーがいるといわれています。全てではなくその半数でも稼げているなら、この世に貧乏はいなくなるはずです。FXは、誰かの利益が増えれば誰かが損失を背負って泣いている、そんな弱肉強食ともいえる厳しい世界です。
株式の場合は業績が上がれば株価も上がり企業と株主の両方が一度に喜ぶこともできますが、FXの場合は稼いだ分、損が発生するものなのです。負ける人がいるから勝つ人がいる、稼ぎが多いほど損が多いまたは損した人が多い、それがFX取引の現実なのです。

稼げないトレーダーから脱出

稼げないトレーダーは、少額では勝てるが高額では勝てない、自分のトレードやその手法に自信がないと考えています。一方で稼いでいるトレーダーは、金額に関係なく普段通り自分のルールに則って取引できる、自分のトレードや手法に自信があり続ければ勝てると知っているので途中でやめることはありません。
つまり、稼げるトレーダーになるために自分に何が足りないのか、必要なのかを知り尽くし、それらを獲得しなければならないのです。自分なりのルールづくりや、徹底した資金管理がFXトレーダーとして退場せずに済むための条件です。

FXで稼げる時間帯

FX取引では、取引する時間帯が重要です。FX市場は眠ることのない24時間取引が可能ですが、利益を狙うためには取引が活発になり為替が動く時間帯を狙わなければなりません。

稼げる時間は心に余裕がある時

FXは24時間いつでも取引できますから、逆にいうといつチャンスが現れるかわかりません。だからといって24時間チャートをにらんでいても体が持ちませんし、冷静な判断はできなくなるに決まっています。まず前提条件として、FXできっちり稼ぐ時間は心に余裕があり冷静な判断ができる時です。
疲れていたり、感情が乱れている時はきっと冷静な判断はできません。そんな時は、一旦トレードから気持ちの上で距離を置き、冷静さを取り戻すようにしましょう。それは人によって違いますが、スポーツであったりショッピングやテレビゲームかもしれません。自分なりのクールダウンの方法を知ることが重要です。

通貨によって時間帯で動きが違う

FXで取引するのは海外の通過ですから、日本で市場が開いていない時間も活発に取引されている場合がほとんどです。FXでよくいわれる為替が動く時間帯は、1日で4回あります。まず午前8時から9時、ニュージーランドのウェリントン市場、オーストラリアのシドニー市場に続いて東京市場と順に開き経済・マーケットが活発に動き始めます。特に月曜日は、週末に起きた出来事が為替に反映されるので特に注意が必要です。
次は、午前10時半から11時半、最近何かと注目されている中国・上海市場が動き出すのがこの時間帯です。中国はGDPが世界第2位の経済大国でもあることから、為替に大きな影響を及ぼします。そして午後4時がヨーロッパ市場・ロンドン市場が動き出す時間です。ヨーロッパでは特に世界第4位のドイツ経済には注目すべきです。
最後が午後9時半から11時、ニューヨーク市場が開くこの時間が最も為替が動く時間帯です。また国内でもこの時間帯は仕事から帰って、また家事が一段落して取引を眺める人が増える時間帯でもあります。特に毎月第一金曜日に発表される雇用統計は、FX投資家の間でお祭りと呼ばれるほど動きが激しくなります。

FXで稼げるようになるまでの期間

では、初心者が始めたとして、実際に稼げるようになるまではどれくらいかかるものなのでしょうか。経験者談を交えながら考えてみましょう。

勉強した時間だけ勝てるまでが早い

FXで勝てるようになるためにはFXの世界の基本的な知識を押さえておくことは必須です。取引を始めるにあたりFXは為替の動きを利用して稼ぐということは理解していても、例えば為替取引・証拠金取引とは何か、株式投資や不動産投資との違いは何か、為替相場はどのような仕組みで動くのかといった基礎的なことをしっかり知っている人は少ないようです。
FXで稼ぐにはこの基本をしっかり理解しておく必要があります。地盤が弱ければ大きな家が立たないのと同じく、当たり前のことですがしっかり理解していればそれだけ応用できるということ、勝てるようになるのも早いのです。

コンスタントに稼ぐまでは人それぞれ

FXで稼げるようになるには、基礎をしっかり理解しなくてはなりませんが、それにも個人によってかかる時間は違います。ましてやコンスタントに稼げるようになるまでの期間も人それぞれです。それでも少しでも早く稼げるようになるには、自分なりのルールを確立して励行し、勉強を続けるしかありません。

通貨の違いで稼げるのか

FXは通貨間で売買しその差額で稼ぐものです。取り扱えるのは円やドル・ユーロだけではありませんが、選択肢が多ければその分悩むことも増えます。それらをどのように考えるべきなのでしょうか。

どの通貨ペアでも稼ぐ事は可能

FXでは、円やドル・ユーロなどテレビでもよく聞く通貨だけを取り扱うのではありません。取引できる通貨全てに稼ぐチャンスがあるのです。知らないから円とドルだけで、またはユーロだけでと思わず限定してしまいがちですが、より柔軟に全ての通貨の動きに目を配りたいものです。
一つの通貨ペアにこだわれば、それだけチャンスは少なくなり視野を狭めます。全ての通貨ペアにチャンスがあると考え、どんな通貨ペアにも素早く切り替えられることも稼ぐためには大切な能力です。

FXの自動売買

以前のFXのシステムトレードはFX初心者にとって難しいものでしたが、2017年以降FX自動売買が現れ、誰にでも口座に導入して稼げるかどうかを見極めればいいといった簡単な方式がとられるようになりました。自動売買は実際のところ稼ぐ手段として有効なのでしょうか。

自動売買では稼げない

FXの自動売買は、プログラムが勝手に判断してエントリーやエグジットを自動で行うシステムをいいます。システムトレードとも呼ばれ、その最大の魅力は「自動的に取引できる」ことから「精神的に解放される」ことです。しかし、ノーベル経済学賞受賞者が経営に参加したファンドでさえも、結局は莫大な損失を抱え国からの救済融資も虚しく清算されています。
プログラムとは、一定の動作を繰り返すのが基本です。リピートトレードが多いとはいえ、実のところその取引の一つ一つには自覚されていない「微調整」がかけられており、それはプログラムでは再現できないものです。
プログラムだけでなくさまざまな情報も常に更新されます。それらをバランスよく微調整することなど、現在のテクノロジーではできないのかもしれません。現在も自動売買で勝ち続けている人はおそらくいないでしょう。せいぜい販売している企業を儲けさせるだけなのかもしれません。

無くなっても惜しくないお金でFXは始めよう

FXは巷でささやかれるほど、楽に稼げる手段ではありません。稼いでいる人はほんの一握り、その人たちはそれこそ血のにじむような努力とつらい経験から手に入れた能力を使っているのです。もしこれからFXで稼ぎたいと考えているなら、相応の努力とあるいは損失をも覚悟する必要があるのかもしれません。
もしくは、全てなくなったとしても惜しくないお金の範囲で始めるとよいでしょう。それをきっかけとして学び、さらに勉強すれば、楽とはいかないまでも相応の手間暇で稼げるようにはなれるかもしれません。

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