NISA投資をはじめる際の基礎知識集。選ぶコツと注意点にも迫る

NISA投資をはじめる際の基礎知識集。選ぶコツと注意点にも迫る

BUSINESS 2018.07.02

近年日本でも、株や投資信託を利用することで、利益を得る人が増えてきました。そこで、さらに多くの人が活用できるようにNISA「少額投資非課税制度」がつくられました。この制度を活用して、手ごろな掛け金で投資をおこなう方法を解説していきます。

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NISAをはじめてみよう

日本においても、少額投資のNISAをを活用して投資を始める人が年々増えてきています。その中のNISAは、少額投資非課税制度です。分かりやすくいうと、少額の投資で得た利益に税金がかからない投資のことです。NISAを利用すると、株や投資信託の購入の1年間の投資元本が最大120万円まで、向こう5年間は利益が非課税です。
つまり、投資額が120万円以内であれば、1,000万円や5,000万円の利益が出たとしても税金がかからないという仕組みなのです。

NISAの基礎知識

ここではNISAの仕組みについてと、種類にはどのようなものがあるかをみていきます。種類の違いを理解して、非課税投資をはじめてみましょう。

少額投資非課税制度の仕組み

NISAは、株や投資信託(投信)などの運用益や配当金を、一定額非課税にする制度です。2016年の1月から毎年120万円までが非課税投資枠として設定されました。2014年から制度がはじまり、2023年の10年間毎年120万円の非課税枠が設定されます。この120万円の枠は翌年に繰り越しできないので注意が必要です。
非課税の期間は、最大5年間となっています。途中で売却した場合には、非課税枠の再利用をすることはできません。非課税枠を利用したとみなされるためです。さらに、投資総額は600万円までとされています。それ以上の金額は、非課税の対象外です。

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NISAの種類

NISAには種類があります。一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAに分けられます。ジュニアNISAは、対象が0歳から19歳です。口座の管理は親などになります。途中引き出しはなく、18歳まで払い出し制限があります。
ジュニアNISAは、子供の教育資金の積立などに向いています。また、祖父母からの贈与資産の移転管理にも使えます。贈与税の非課税枠は年間110万円です。ジュニアNISAの年間投資枠は年間80万円です。この非課税枠を活用することをおすすめします。

一般NISAとつみたてNISAの違い

一般NISAとつみたてNISAには違いがあります。対象者はどちらも日本在住の20歳以上の人です。(ただし、一般NISAかつみたてNISAのどちらかを選ばなくてはなりません。非課税対象になる人は、一般NISAにおいては株や投資信託からの配当金や譲渡益です。一方のつみたてNISAは、一定の投資信託から得られる分配金や譲渡益です。

  • 非課税投資枠:一般NISAは、新規投資額で毎年120万円までです。(最大600万円)つみたてNISAは、新規投資額で最大40万円までです。(20年間で最大800万円)
  • 非課税期間:一般NISAは、最長5年間です。つみたてNISAは、最長20年間です。
  • 投資可能期間:一般NISAは、2014年~2023年の10年間です。つみたてNISAは、2018年~2037年の20年 間です。大まかにこういった違いがあります。期間や投資上限額など自分にあったNISAを利用してください。

NISAの特徴

一般NISAの特徴は、一度にまとめて投資したい人、株主優待狙いや個別株式の値上がり期待など株式に投資したい人向けです。対象商品が多いので、それぞれの金融商品に少しずつ投資ができます。
一方つみたてNISAは、何千とある商品の中から選ぶのが難しい人、コツコツと将来のためにじっくり投資したい人向けです。対象商品は、金融庁が承認した投資信託などしか購入できません。選ぶ数が少ないので初心者向きです。

NISAの注意点

一般NISA、つみたてNISAともに注意したい点があります。今後安心して運用するために、しっかり押えておきましょう。

NISA口座は一人1口座だけ

NISA口座の開設は、一人1口座だけと決められています。複数の金融機関に何個も開設手続きをすると、大幅に口座開設に時間がかかります。希望の金融機関を選ぶことができなくなることがあります。

取引後の金融機関変更はできない

NISA枠を使用した場合、取引から翌年まで取引金融機関を変更できません。また、一般NISAかつみたてNISAを選び取引した場合、翌年まで区分変更ができません。区分変更とは、一般NISA→つみたてNISAまたは、つみたてNISA→一般NISAに変えることを指します。これらに注意して始めてください。

他の口座への移管はできない

口座開設した金融機関ではなく、他の金融金融機関で買い付けた商品の場合、買い付けをおこなったNISA口座で引き続き保有します。先に口座開設をおこなった金融機関には移管できないので、注意しましょう。また、一般NISAで保有していた商品を「つみたてNISA」へ、つみたてNISAで保有していた商品を「一般NISA」へ移管もできませんので、併せて覚えておきましょう。

他の口座と損益通算はできない

NISA口座(一般NISA/つみたてNISA)内で発生した利益または損益と、他の口座(特定/一般)で発生した利益または損益は損益通算できません。損失の繰越控除もできません。口座が複数ある場合は、注意が必要です。 

非課税枠の再利用と繰り越しはできない

株や投資信託を購入した年と同じ年に売却したときに空き枠が生じます。この空き枠は再利用できません。非課税枠を利用したことになるので気を付けましょう。また、未使用の枠を翌年に持ち越すこともできません。非課税枠は、最長5年間ですので上手に利用しましょう。

貯蓄から投資へ踏み出すNISA

このように、NISAを上手く活用することで、投資で出た利益を一定額まで非課税で貯めることができます。一般的に銀行などの貯金の場合は、長期間かけても少ししか貯蓄額が増えないことがほとんどという現状です。しかしNISAの場合は、少額での投資が可能となっているので、気軽にはじめることができる仕組みなのです。
「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」と種類がある中から、自分に一番あった投資を見極めて、早速スタートしてみませんか。

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