比較で知るETF|投資で資産とステータスの運用を図る

比較で知るETF|投資で資産とステータスの運用を図る

BUSINESS 2018.07.03

昨今、投資は個人の資産運用として一般的な手段となりつつあります。今後は、嗜みとしても経験を問われる場面が出てくるかもしれません。かと言って何から検討したら良いのか悩んでいるという方に、『ETF』をご紹介します。

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ETFは投資信託と違う

投資信託とは、資金をプロの投資家に預け、そのプロの判断で取引されます。それとは違い、ETFは、株式などと同じように個人投資家が自分の判断で取引します。ETFなら「預けている」ではなく「取引している」と言い切れるのです。
投資を経験するからには自分自身で運用してみた方が、より知識・技術そして自信がつき、また投資以外にも通用する感性が発見できるかもしれません。

ETFの基礎知識

数ある金融商品の1つ、ETFとは何なのか。

日本語で上場投資信託

ETF(Exchange Traded Fund)は、日本語では上場投資信託といいます。名前から分かるように、ETFは投資信託の上場企業バージョンです。

インデックス型の投資信託を株のように個人で売買できる

先述したように投資信託を上場企業でということは、市場平均の指数に連動する安定したインデックス型の投資法をそのまま、東証一部上場の企業で行えるということです。また株と同じ東京証券取引所などで扱われているので、株のようにリアルタイムで指数の動きを確認でき、取引所の営業時間内ならいつでも個人で取引できます。

ETFのしくみ

ETFはインデックス型です。株式は特定の会社に投資し、その会社の株価に連動して価値が上下します。そして、その会社が倒産すれば株は一気に紙切れです。
一方でETFの価格は日経平均やTOPIX(東証株価指数)に連動します。TOPIXのETFを1口買った場合、東証一部に上場している約2,000銘柄をまとめて買う、言い換えれば分散投資するような形になります。1つの会社が株価暴落や倒産したところで、極端な価格変動を起こすことが少ないのです。
投資する企業に悩む必要がないので、初心者でも投資しやすいですね。さらに、日経平均やTOPIXの指数はどんな経済ニュースでもほぼ確実に扱われているので、確認ツールに困ることもないでしょう。

ETFと投資信託の比較によるETFのメリット

なぜ良いのか。投資信託と比べるとよく分かります。

信託報酬が割安になっている

投資をすると基本的に保有コストがかかります。ETFと投資信託も信託報酬という保有コストを支払わなければいけません。ただ投資信託は販売会社・受託会社・運用会社の3社に信託報酬を支払うのに対して、ETFは販売会社には信託報酬を支払う必要がなく、その分投資信託より保有コストが少ないというメリットがあります。

値動きをリアルタイムで確認できる

証券取引所に上場しているETFは、株式と同じく証券コードが付与された銘柄です。ですから株式と同じように価格が取引所の営業時間中公開されており、値動きがリアルタイムで確認できます。
投資信託は非上場で未公開株も含まれるため、基準価額で取引されます。基準価額はその日の取引終了後に1日1回決められて公表されるだけです。買付注文をする時点ではまだ基準価額が決まっていません。自分で大体の額を計算するか、前日までの値動きで予想して注文を入れます。

相場の動きを見ながら売買もリアルタイムでできる

株式と同じということは、もちろんETFの売買も値動きの確認と一緒にリアルタイムで可能です。営業時間中に変動する価格に合わせて、何度も売ったり買ったりを繰り返すことができます。しかし投資信託は、1日1回算出される基準価額だけの取引なので、売買も1日1回です。

ETFと投資信託の比較によるETFのデメリット

必須項目。できる人ほど知っている。

自動積み立てができない

投資信託はプロの投資家に買付注文をして、代わりに運用をしてもらう仕組みです。金額だけ自分で設定し、定期的に自動で買付けて積み立てることもできます。
ETFの場合は自動積立ができません。これまでに出た通りリアルタイムで動く価格に対して、自分自身でタイミングを見て購入し、自分自身の判断で売却します。完全に自力です。そうなると個人ごとのメンタルな部分もかなり結果に反映されます。投資が続くかどうかは、コスト云々よりもこういった面のほうが影響があるかもしれません。また単純に面倒というのもあります。

適切な価格で買えないこともある

実はETFの取引はとても偏った状況です。ETF市場で1日の平均売買代金が100億を超えているのは数%のみで、半数以上は1,000万にも達していません。流動性が低いと、出来高が悪くなります。金融商品とは、頻繁に売買されることで出来高が上がります。
出来高が悪いETFを売りに出したとしても、こちらが希望する価格で買いたい人がいない状態が起こり得るのです。買いたい時でも同様に、希望価格で売りに出ていないことがあります。売買したい分がその出来高に占める割合が多いとなおさらです。希望する時に希望する価格で売買が成立しない、流動性の低いETFに注意が必要です。
対して投資信託は、運用自体をプロに預けているので、流動性リスクはETFに比べると少ないと言えます。

海外ETFの場合は為替手数料がかかる

ETFは国内だけでなく海外の銘柄も買えます。しかし海外ETFは対象国の通貨で売買するため、円をその国の通貨に替える際に手数料がかかります。海外ETFは為替手数料分のコストを忘れないでください。

ETFのメリットを活用して投資しよう

ETFのような分散投資は資産運用の基本と言われています。数万円から購入でき、そのメリットからもETFで投資を始める方が多いようです。
ただ金融商品の種類に関係なく投資をする上で最も重要なのは、デメリットを理解しておくことです。それでこそ自力で取引している投資家と言えるのかもしれません。
そして色々な金融商品をご自身でも調べてみてください。そのほうが、ETFの良さがもっと見えてくるでしょう。

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