ロードバイクのフレーム素材について|カーボンとアルミで迷ったら

ロードバイクのフレーム素材について|カーボンとアルミで迷ったら

CYCLING 2018.08.28

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カーボンフレームとアルミフレームで迷う

ロードバイクを選ぶとき、特にこれから始めるという初心者は、カーボンフレームにすべきかアルミフレームにするのかで迷っている人が多いと思います。すごくよいと評判だけど高価なカーボン、最近は性能もいいらしく購入しやすい価格のアルミ。カーボンフレームとアルミフレームの違いやメリット・デメリットなどを比較・検討してみましょう。
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カーボンフレームのメリットとデメリットについて

よい評判ばかり聞くことの多いカーボンですが、メリット・デメリットを整理してみましょう。

カーボンフレームのメリットは10年以上持つ寿命

カーボンフレームのメリットとして一番に思いつかれるのは、「軽さ」と「衝撃吸収力」でしょう。カーボンは他の素材に比べてその軽さと、しなりによる衝撃吸収力で自転車だけでなく、スポーツ用品や自動車や飛行機など、さまざまなものに使用されています。

そしてカーボンフレームは、丁寧に扱えば10年以上、走行距離なら3万km〜4万kmほども使用できるといわれています。もちろん、悪路走行が多いなど使用状況や雨や風による劣化など環境によって変わってはきますが、カーボンフレームの寿命が長いことは確かです。

カーボンフレームのデメリットは破損しやすいところ

カーボンフレームは、衝撃吸収力や耐久年数がすぐれている反面、破損しやすいという面も持っています。カーボンは硬度は高いですが靭性に乏しい素材で、許容範囲以上の力が加わったり、意図しない方向からの力を受けると簡単に破損してしまいます。

カーボンフレームは軽いので持ち運びが楽ですが、そのために扱いが雑になり、ぶつけてしまったりしないよう注意が必要です。
また、カーボン素材は高価なことも知られています。カーボン素材は他の素材に比較しても加工が難しく、そのためにどうしても価格が上がってしまうのです。また、カーボンは上位モデルに使用されていることも多いのでその価格は上へ上へとキリがないほどです。
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高価格と低価格のカーボンフレームはどう違うのか

ひとことでカーボン、といっても全てが同じではないようです。カーボンには、引っ張り強度ともいえる硬度を示す「ヤング率」というものがあり、それによって違いがでてきます。一般的にヤング率が高いカーボンほど高価格のようです。

高価格のカーボンフレームは加速性がよい

高価格のカーボンフレームは、ヤング率が高いです。つまり、力が加わったときに「しなり」が少ない、衝撃吸収力が低く剛性が高いということです。そのため、高価格のカーボンフレームでペダルを踏み込んだとき、フレームのしなりは少なく、加わった力はそのまま推進力になります。踏み込んだ力が伝わりやすいので、加速性がよいといえるでしょう。

ただし、高価格のカーボンフレームは部分的にカーボンの厚みを変えるなどして、「しなり」つまり衝撃吸収力も高めていることがあるので、加速性と衝撃吸収力の両立を成していることもあります。

低価格のカーボンフレームは衝撃吸収力が良い

低下価格のカーボンフレームは、ヤング率が低く衝撃吸収力がよいです。ペダルを踏み込んだときにフレームがしなり、力をフレームが吸収してから進むようになるので、加速性はありません。ですが、衝撃吸収力が高いということは、路面から伝わる衝撃が少ないので乗りごこちがよいのが特徴です。

もう一点、低価格のカーボンフレームを選ぶときに注意したいのは重さです。カーボン素材=軽い、と思われがちですが、低価格のカーボンフレームは強度を増すために厚みを持たせています。そうすると、カーボン素材でも決して軽いといえなくなってきます。軽量性を求める場合には、低価格のカーボンフレームは重量に注意しましょう。
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アルミフレームとの違いは何だろう

カーボンフレームとアルミフレームを項目別に比較してみました。

価格の違い

近年、カーボン素材もだいぶ価格が抑えられてきたとはいえ、アルミに比較するとやはり高価です。同等のものでアルミフレームなら14〜15万円くらいのものが、フルカーボンフレームになると20万円前後になります。

快適性の違い

快適性については、実際に乗り比べてみると実はそんなに大差ないということが分かってきています。というのも、乗りごこちに関しては、フレーム以外のタイヤの影響のほうが大きいともいわれています。ただし、カーボンフレームの衝撃吸収力はアルミよりもよいので、そういった面ではカーボンフレームの方が少し快適といえるかも知れません。

硬さの違い

フレームの硬さというのは、反応のよさやコーナリングでのブレなどに違いが出てきます。一般的には高価格のカーボンフレームは反応がよいといわれています。

重さの違い

同じかたち、同じサイズのフレームであれば、やはりアルミに比較してカーボン素材の方が軽いです。やはり車体は軽い方が走りやすくヒルクライムなどの上りも楽に走れるでしょう。ただ、タイムを競うレーサーなどではない限り、カーボンとアルミの重さでの速さの差は感じられないようです。

見た目の違い

フレームの見た目に関しては、ほぼ差はありません。アルミ素材でもつなぎ目などはシームレスなものが多いし、カーボンだからカッコいい、アルミだからださい、なんてことはありません。見た目は、そのモデルのフレームのデザインが好みかどうかというだけでしょう。

予算30万円以下のロードバイクおすすめメーカー

ロードバイクは決して安いものではありません。予算を決めて購入しましょう。予算別におすすめのメーカーをみていきましょう。

予算10万円の場合

前提条件として知っておいて欲しいのは、10万円はロードバイクの予算としては最低限のラインです。自転車に10万円なんて高いと思われる方もおられるかもしれませんが、安全性などを考慮してもこのくらいは必要です。

低予算で選ぶなら、おすすめはTREK(トレック)です。初心者にやさしいメーカーともいえます。しかしこれは、安価の価格帯のものがあるというだけではありません。というのも、日本で取り扱っている店舗が多いためです。つまり購入しやすく、購入後の点検やメンテナンスも頼みやすいということです。ロードバイクは、基本的に購入店でのメンテナンスが一般的なので、取り扱っている店舗が多いというのは大きなメリットです。

予算15万円の場合

予算15万円は、最安の価格帯のワンランク上なのである程度の安心感はあります。ただし、やはりこの価格帯であるとメーカーによっての特徴が強く出ているモデルまではいきません。ですので、デザインなど見た目で選ぶという方法もあります。

ただし、予算が15万円ほどになってくると、パーツにはグレードの高いものを搭載しているものもあります。なかでもGIANT(ジャイアント)は低価格帯でもうまくパーツを採用しているため、パーツ性能を考慮するならおすすめです。

しかしながら、ロードバイクで一番重視したいのはやはりフレームです。パーツは後からカスタムすることは可能ですがフレームはそういうわけにはいかないからです。フレームの性能面を重視して選ぶなら、おすすめのメーカーは軽量アルミフレームのあるGIANT、TREKです。

予算20万円の場合

この価格帯からフルカーボンの車体を選ぶことができるようになってきます。ただし、カーボンフレームとしてはまだ安価な位置にあるので、この価格帯でフルカーボンの車体を選ぶのであれば、大手メーカーにしておきましょう。
世界4大メーカーは、TREK、GIANT、Cannondale(キャノンデール)、SPECIALIZED(スペシャライズド)です。この他に、日本のメーカーのブリジストン・ANCHOR(アンカー)が入手しやすくおすすめです。
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実際にお店へ行って自分に合うロードバイクを選びましょう

ロードバイクのカーボンフレームとアルミフレームには特徴があり、ロードバイクを選ぶ際には自分がロードバイクをどのように乗るつもりなのか考えて、自分に合ったスペック、素材、価格などを考慮しながら、実際にお店に行って実物をみることも大切です。
ロードバイクは自分の身体に合ったものであることも重要なので、お店の人にアドバイスをもらったり、実際のロードバイクをみることで、自分にぴったりのロードバイクを発見できるかもしれません。素材やその特性を知っておくことは大切ですが、自分に合った愛車を選んで下さい。

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